先月、札幌市の警察官舎でカセットこんろ用のボンベが爆発した事件で、逮捕された女の弁護士が記者会見し「犯人だと裏付ける証拠はない」と述べて起訴しないよう検察に求めました。 札幌市北区の無職、名須川早苗容疑者(51)は先月3日、札幌市北区の警察官舎でカセットこんろ用のボンベを爆発させたとして激発物破裂の疑いで逮捕されました。警察によりますと、調べに対し一貫して容疑を否認しているということです。 21日の勾留期限を前に、20日弁護士が札幌市内で記者会見を開きました。 この中で中村憲昭弁護士は起訴しないよう求める意見書を札幌地方検察庁に提出したことを明らかにしたうえで、「名須川容疑者に破裂物を作る能力や知識はなく、犯人だと裏付けるような証拠はない」と述べました。 また、容疑者の自宅から事件が起きた日付や場所などが書かれたメモが押収されたことについては、「新聞やテレビで知ることができる情報だ」として