以前、藤子・F・不二雄先生のSF短篇『定年退食』について書きました。 nakamorikzs.net これは、藤子・F・不二雄先生のディストピアSF短篇である『定年退食』の社会が、現実の社会の延長線上に来る可能性がある未来にもありえそうでシャレになっていないということを書きました。特に問題は、「老人に対する認識」で、この社会では実は社会的には現代と見た目変わっていないのに老人にだけこのような公的補助がなくなっているということは、「そうできない」のではなく「そうするつもりがない」という点です。つまり、社会的な現行の福祉を削ってまで老人を救うつもりがないというところが、一番怖さを感じるわけです。 しかし、この後さらにいろいろと考えてみました。 いきなりですがここで質問です。この『定年退食』の登場人物の中で、一番悲惨な人、もしくは一番悲惨になる可能性のある人は誰でしょう。まあグループディスカッシ