週明け16日のニューヨーク原油市場は、アメリカで原油の在庫が記録的な水準に積み上がり、この先も値下がりするという見方から先物に売り注文が相次ぎ原油の先物価格は一時、6年ぶりの安値となる1バレル=42ドル台に下落しました。 このため、原油の先物に売り注文が相次ぎ、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は一時、1バレル=42ドル台に下落しました。 これは1月下旬につけた、ことしの最安値を更新し、2009年3月以来6年ぶりの安値水準となります。 市場関係者は「アメリカの生産者は原油価格が高くなるのを待って売ろうと、在庫を積み増してきたが備蓄タンクの空きが少なくなってきた。在庫を抱えきれなくなって放出すれば、さらに値が下がるという観測が広がっている」と話しています。