名古屋市議会十一月定例会は二十六日、本会議を再開し、九人が個人質問した。市交通局は、名古屋駅や栄など都心部を巡回する「都心ループバス(栄758系統)」を、大須地区まで延伸させる方針を明らかにした。大須観音や大須商店街など人気スポットに最寄りの停留所を設けることで、観光客誘致につなげる考えだ。 都心ループバスは、一九九八年五月から運行。現在は中村区の名駅に近い「那古野町」停留所と、中区の久屋大通庭園「フラリエ」停留所の間を巡回している。
警察の速度取り締まり機の機能を妨害する特殊な装置を車に取り付けたとして、愛知県警は2日、電波法違反(無線局不法開設)の疑いで、名古屋市名東区の無職男性(43)を書類送検した。 県警によると、装置は「レーダージャマー」と呼ばれ、高出力の電波を出すことから、レーダーを向けても速度が測れなくなる場合がある。インターネットなどを通じて出回り、2万~3万円で販売されているという。レーダージャマーの摘発は、県内では初めて。 送検容疑では、6月23日午後3時15分ごろ、同市名東区の国道302号で、自ら運転する普通乗用車のダッシュボードにレーダージャマーを取り付け、国の許可なく電波を発信したとされる。県警によると、容疑を認めている。(中日新聞)
三重県名張市で1961年、女性5人が毒殺された名張毒ぶどう酒事件で、名古屋高裁(石山容示裁判長)は15日、奥西勝元死刑囚が89歳で今月死亡したことに伴い、第9次再審請求の審理を終了する決定を出した。 再審請求は、妹の岡美代子さん(85)=奈良県山添村=が引き継ぐ方針を固めており、弁護団は同日午後に記者会見を開いて今後の対応を発表する。 一審無罪から逆転で死刑が確定した名張事件の再審請求をめぐっては、2005年、第7次再審請求で名古屋高裁が一度は再審開始を決定したが、名高裁の別の部の審理で取り消された経緯がある。 奥西元死刑囚はその後も再審請求を続け、今年5月には第9次再審請求を申し立てたが、今月4日、収監先の東京・八王子医療刑務所で肺炎のため死亡した。(中日新聞)
健康被害の可能性があり国が交換を促している上水道用の鉛製給水管(鉛管)使用世帯が、香川の37・56%を最高に20府県で10%を超え、撤去が進んでいないことが4日、統計の分析から分かった。厚生労働省は水道事業の現状や見通しを示した2004年の「水道ビジョン」以降、鉛管を「できるだけ早期にゼロにする」との目標を掲げているが、達成にほど遠い現状が浮き彫りになった。 鉛が水道水に溶け出すと人体に悪影響を及ぼす可能性がある。鉛管はかつて広く使用されていたが、国は1989年、新設せず、既設管を塩化ビニールなど別の材質に交換していくよう各事業者に通知している。
血液中のナトリウム濃度が下がった状態が続く「慢性低ナトリウム血症」が記憶や歩行の障害を引き起こすことを名古屋大医学系研究科の椙村益久講師らのグループがラットへの実験で確認した。人間でも同様の障害をきたすと考えられ、認知症や転倒の予防につながる可能性がある。 グループが米腎臓学会科学誌の速報版で発表した。慢性低ナトリウム血症は、心不全や肝不全などを患う高齢者に起きやすいとされる。早期発見や治療の重要性が高まり、今後、研究がいっそう進みそうだ。 慢性低ナトリウム血症は主に、ホルモン分泌の異常で尿が体外に出ず、水がたまって血中のナトリウム濃度が下がることで起きる。椙村講師らがラットをこの症状にして行動を調べた結果、直前に見た図形を覚えていなかったり、歩行中にふらついたりしていることが分かった。
実在しない偽の100万ドル札の購入を持ち掛けて金をだまし取ったとして、名古屋・北署は29日、詐欺の疑いで、名古屋市南区忠次1、会社役員伊与田友道(53)、同市千種区城木町1、会社役員花井博文(62)の両容疑者を逮捕した。 逮捕容疑では2010年4月上旬ごろ、2人は共謀し、同市北区の無職女性(76)に「日本政府がミサイルの軍事技術を提供した見返りに米国からドル約44兆円分が入る。1口150万円で100万ドル札1枚を買えば、1年以内に4500万円が支払われる」などとうそを言い、同4月17日と6月10日に市内のホテルで5枚分の代金として計750万円をだまし取ったとされる。 署によると、紙幣は1ドル札に似たデザインで「1000000」と印字されており、製造や入手の方法を調べている。被害女性は逮捕容疑のほかに11年8~10月にも数百万円をだまし取られた。2人は「本当の話をしただけ。お金は必ず支払われ
愛知県武豊町で先月、新聞配達中の男性(31)が襲われ重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で県警に逮捕された同町長尾山の無職山口泰斗容疑者(28)が、7月に隣接する同県半田市で発生した殺人未遂事件の被害男性(31)とも、かつて同じ職場で勤務していたことが分かった。犯行の手口も似ていることから、県警は両事件とも同容疑者が関与した可能性があるとみて調べている。 捜査関係者によると、山口容疑者は2010年10月から昨年10月ごろまで、武豊事件の被害男性と同じ新聞販売店で働いていた。仕事をやめる前には、勤務態度を注意されて男性と口論になったことがあったという。 一方、12年には掛け持ちで別の会社に2カ月間だけ勤務。当時、半田事件の被害男性もこの会社で働いていたといい、何らかのトラブルがあった可能性がある。 武豊事件が起きるちょうど1カ月前の7月12日夜、半田市雁宿町のマンション入り口付近で帰宅した男性が
愛知県武豊町若宮にある県営住宅の敷地で、同町の新聞配達員の男性(31)が男に刃物で襲われて重傷を負った殺人未遂事件で、男性は犯人の男から最初に右脇腹を切られ、体勢を崩して転倒した後も腹部や背中を執拗(しつよう)に切り付けられていたことが、捜査関係者への取材で分かった。 男性のヘルメットも刃物による傷が残っており、県警は男に強い殺意があったとみて調べている。 捜査関係者によると、男性は12日午前2時45分ごろ、新聞を配ろうとバイクを降り、県営住宅の階段を上ろうとした際に男に鋭利な刃物で襲われた。男性は不意打ちのように右脇腹を切られ、あおむけに転倒。その後もほとんど抵抗できないまま、腹部や背中を切り付けられたという。 大きな切り傷は4カ所に上り、傷口は長さ5~10センチに達した。ほかにも全身に切り傷があり、かぶっていたヘルメットには長さ10センチ程度の傷が残っていた。 県警は住民の目撃情報など
動物よけの電気柵に触れて家族連れらが感電した現場近くの仁科川の支流=19日午後9時、西伊豆町一色で(斉藤明彦撮影) 十九日午後四時半ごろ、西伊豆町一色の仁科川の支流に人が倒れてけがをしていると一一九番通報があった。救急隊員と下田署員が駆け付けると、子ども二人を含む男女五人が河原などに倒れていた。近くの女性二人もけがをしており、計七人を病院に搬送。そのうちの男性二人が死亡した。川の近くに野生動物よけの電気柵があり、下田署は七人とも感電したとみている。 同署と下田消防本部によると、死亡したのは川崎市宮前区東有馬一、尾崎匡友(まさとも)さん(42)と、神奈川県の四十代の男性の二人。四十代男性の妻とみられる女性(42)と、八歳の男児が重傷。尾崎さんの妻とみられる女性(43)と、もう一人の男児(8つ)、救助に向かった西伊豆町一色の山本澄江さん(75)がけがをした。
「全国で最も遅くまで走る地下鉄」として、鳴り物入りで始まった名古屋市営地下鉄・東山線の終電延長が、7月で一年を迎えた。利用者は当初見込みを上回り、乗客サービス向上へ滑り出しは上々。ただ、電車増発の経費を賄えるほどではなく、夜の街のにぎわいにつなげる効果も見えにくい。目標達成への道のりは遠いようで-。 4日午前1時前、東山線栄駅(中区)のホームには、終電を待つ酔客らが100人以上。「今日は会社の飲み会。3次会までゆっくりできてよかった」。愛知県大治町の会社員男性(23)は上機嫌だ。 2カ月に一度ほど、午前1時1分栄発の終電を利用するというこの男性。終点の岩塚駅(中村区)からは歩いて帰宅でき、「この時間まで、電車があるのはありがたい」。 ホームの階段に座っていた別の会社員男性(41)は、なぜかほっとした表情。同僚と杯を交わし、名古屋駅から乗ったが、車内でうたた寝。目覚めた拍子に間違えて栄駅で降
子宮頸(けい)がんを予防するワクチンを接種後に手足の痛みや学力低下などの症状を訴える人が相次いだ問題で、中部九県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀、静岡、石川、富山)で少なくとも百三十五件の副作用が報告されていることが分かった。 国が各県に連絡した医療機関からの報告件数を本紙がまとめた。副作用は、医療機関から国に報告されるほか、ワクチンを製造する製薬会社からも国に報告されており、実際にはさらに膨らむとみられる。 県別では愛知が四十件で最多。岐阜は十三件だったが、岐阜と人口規模がほぼ同じ長野は二十一件で、人口が二倍近い静岡と同数だった。重症者の割合は三割程度が多いが、静岡は重症者が七割を超える十五件に上っている。 厚生労働省が昨年三月末時点でまとめた医療機関と製薬会社からの報告総数は二千四百七十五件。うち医療機関は千五百五十四件で、当時の件数と比較しても中部九県は一割に満たない。九県の人口
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