米商務省は20日、ファーウェイ対する制裁措置を保守などに限定して3カ月間、一部緩和することを発表している(写真はインフィニオン製チップのイメージ=ブルームバーグ) 中国最大のテクノロジー企業、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)への製品供給を事実上禁止する米政府の措置が世界的に波紋を広げる中で、欧州の半導体メーカーは華為への供給を引き続き継続すると明らかにした。 トランプ米政権は17日、華為が中国政府のスパイ行為に加担しているとし、米国製ソフトウエアや半導体の製品利用を事実上禁じる「エンティティー・リスト」に掲載した。 これに対し欧州最大級の半導体メーカー、ドイツのインフィニオン・テクノロジー広報は、華為向けに供給している製品の過半数は米政府の制限の対象ではないとし、「当社の国際サプライチェーンの中で適応可能だ」と付け加えた。オーストリアのamsも華為への供給を止めてはいないと言明した