イラク西部で、国際テロ組織アルカイダとつながりがある武装勢力が複数の警察署を襲撃して町の広い範囲を制圧したため、イラク政府が軍の部隊を派遣して事態の収拾に乗り出しています。 イラク西部の主要都市ファルージャとラマディで、1日、銃で武装した男たちが複数の警察署を襲撃し、武器を奪って建物に火を付けました。 男たちは、掲げている旗などから国際テロ組織アルカイダとつながりがあるイスラム教スンニ派の武装勢力とみられ、町の主要道路に検問所を設けるなど、2つの町の広い範囲を制圧しました。 これに対し、イラク政府は、武装勢力を鎮圧するため軍の部隊を派遣し、このうち、ファルージャでは、2日、イラク軍と武装勢力の間で戦闘が続いていると現地の報道が伝えています。 イラク西部はイスラム教スンニ派の住民が多く、シーア派のマリキ首相が率いる政府への反発が強い地域で、これまでも住民と治安部隊との衝突がたびたび起きていま