ネット上で自分を過剰に演出し、一見すごそうな人物に見えるが、実は中身がまるで追いついていない──いわゆる「意識高い系」と呼ばれる人々がいる。そんな、ネット上ではもっぱら揶揄される存在である「意識高い系」。その精神構造と来歴を分析し、『「意識高い系」の研究』(文春新書)としてまとめた古谷経衡(ふるや・つねひら)さんに話を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部 小野寺暁子) ──なぜ、今回、「意識高い系」の人を取り上げようと思ったのですか。 セミナーやパーティーに参加した自撮り写真、高級ホテルでの食事や、新幹線のグリーン車での移動、スタバでノートパソコンを出して仕事している様子など自分の瀟洒な生活ぶりをSNSでひけらかす──。「最近、そんな気持ち悪いヤツ増えているよね」というのが、共通認識になってきました。 ネット社会になって久しいですが、ボタン一つでSNSなどに写真をアップで
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