北海道沖の太平洋でのサケマス漁は10日が解禁日ですが、日本とロシアの漁業交渉が始まっていないため、出漁できていません。 交渉は11日にも行われる方向で調整されていて、根室市の漁業者からは期待や不安の声が聞かれました。 日本の排他的経済水域で行われるサケマスの流し網漁は、ロシアの川で生まれた魚が多いため、事前に日本とロシアの政府間で交渉を行い操業条件を決めたうえで、例年4月10日に解禁されます。 ことしは19隻が出漁する予定ですが、ロシアの軍事侵攻の影響で交渉が始まっていないため、出漁できない状況になっています。 根室市の歯舞漁港では、例年であれば、解禁日には日付けが変わると同時に出漁する光景が見られますが、漁に出るはずの漁船は陸にあげられたままになっていました。 一方、政府は11日にもロシア側と交渉を行う方向で調整していて、漁業者からは期待や不安の声が聞かれました。 主に沿岸で操業している