個性は本当に獲得するものなのか? あれっ? この人は個性なんかを信じていたのか。そういう風には見えなかったんだが。一種の釣りかな? 引用されているエントリが「世界にひとつだけの花」症候群の事例を紹介して「そもそも君らに個性などない」と断じているのに対して、こっちは「誰かに教わった」「写生メソッド」を知らずに絵を描いたことをもって「個性というのは、やはり人間それぞれがもともと持っているものである」と肯定している。 個性とは、他人から独自のやり方であると認められたものに過ぎない。個性が周囲とは無関係に存在すると思っていること自体が間違っている。Nくん以外の幼稚園児だって、隔離されて育ったのならば其々違った書き方をしたであろうし、それは当たり前のことなのだ(あるいは絵を描くということ自体が出来なかったかもしれない)。才能も同じことであって、周りから認められて初めてそれは才能となる。 それに対して