※夢小説が苦手な方はブラウザバックでお戻りください。 人生に希望ない。いくら勉強してもハーマイオニーにはなれないし、テニスの大会にでても越前リョーマと並べない。特別な一族の元に生まれたわけでもないし、復讐したい相手もいない。巫女ですらない。冴えたヒロインになれない絶望は深かった。入学したばかりの中学校にもすぐ通えなくなって、親が出かけた頃を見計らい、パソコンで夢を探すのが日課だった。 ゾルディック家のメイドさんになったり、幻影旅団に入ってフェイタンから拷問を習ったり、東洋の魔女として優秀な死喰人になり純血主義について悩んだりしながら、わたし本当は何になりたいんだろう、どんなヒロインになれたら幸せなんだろうな、って考えていた。 WJ系、螺旋、鋼、HP、桜ホス、雑多なジャンルを読み漁り、よろずサイトを運営していた頃、自分の全部を捧げるならこのひとがいい、と思えた相手が夜神月だ。 最初は顔、学歴