2010年7月11日の参議院選挙の投票日に、大阪市の萩之茶屋投票所で選挙妨害をしたとして威力業務妨害罪に問われた大谷隆夫(日基教団摂津富田教会牧師)氏ら4人の被告の判決が3月28日、大阪地方裁判所であった。河原俊也裁判長は全員を有罪とし、1人に懲役1年執行猶予3年、1人に懲役8カ月執行猶予3年、大谷氏ともう1人に罰金30万円(ただし未決勾留日数の内1日を5千円に換算し60日分で罰金と相殺)を言い渡した。控訴については4人とも弁護士と相談するとしている。 この事件は2007年3月、あいりん地区(通称釜ヶ崎)の労働者に対し、大阪市が居住実態のない2088人分の住民登録を削除したことに端を発する。10年7月11日の選挙において、選挙権の回復を求めた被告人らが萩之茶屋投票所に押しかけ、拡声器で大声を出したり、体当たりなどをしたために選挙業務が妨害され、威力業務妨害にあたるとして、府警が7人を逮捕