ハネムーンも終わり、いよいよ「鳩山丸」が本格的な航行をスタートさせる。 すでに官邸という「操舵室」での混乱は日に日に深刻さを増している。平野官房長官を筆頭とする内閣官房には、無責任と不作為、そして危機意識の欠如といった空気が蔓延している。 しかし本当の荒波がやってくるのはこれからだ。報道各社の世論調査でも、発足当時70%前後あった内閣支持率は、100日間ですべて50%前後まで下落した。 当コラムでも再三指摘した通り、前3政権、とりわけ安倍内閣のそれと同じような右肩下がりのグラフを示している。その例に従えば、より支持を失うのはこれからだ。 日本人に特有のものなのだろうか、年が替わった途端、それまでの温かな眼差しは一旦リセットされ、政治を見つめる視線が一気に厳しくなる。とくに1月からの通常国会、そこで始まる予算審議など、政権にとっての真の荒波はこれからやってくる。 結党以来、民主党にとっての最