コリン・パウエル氏死去 黒人初の米国務長官―コロナ合併症 2021年10月18日22時44分 パウエル元米国務長官=2014年9月、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】米軍制服組トップとして湾岸戦争を指揮した英雄で、ブッシュ(子)政権では黒人として初となる国務長官を務めたコリン・パウエル氏が18日、新型コロナウイルスの合併症のため死去した。84歳だった。同氏の家族がフェイスブックで明らかにした。 黒人に指導層への道開く 超党派の支持集めたパウエル氏 パウエル氏はワクチンは接種済みだったが、報道によると、骨髄腫の治療を受けて免疫機能が低下していたという。 ニューヨーク生まれ。両親はジャマイカ移民。ニューヨーク市立大を卒業後、1958年に陸軍に入隊。レーガン政権末期に大統領補佐官(国家安全保障担当)を務め、89年、黒人として初めて制服組トップの統合参謀本部議長に就任した。2001~05