「AIはうちの会社には関係ない」「エンジニアの話でしょ」——そう考えている企業ほど、これから数年で大きな岐路に立たされるかもしれない。生成AIは、一部の先進企業だけが使う尖った技術ではなく、インターネットやスマートフォンのように、気づいたときには“前提”になっているインフラだからだ。本連載第1回では、メルカリで生成AI推進を担ってきたハヤカワ五味氏が、自身の転身と社内での奮闘を起点に、なぜいま日本企業が生成AIと向き合わなければならないのか、その理由を「組織」と「経営」の視点からひも解いていく。 なぜ「うちはAIとか関係ないし」ではないのか はじめまして、ハヤカワ五味と申します。10年ほど起業家をやっていたので、起業家のハヤカワ五味として知ってくださっている方もいるかもしれませんが、2024年夏からメルカリにて生成AI関連の仕事をしています。 私自身、エンジニアのバックグラウンドは皆無なの

