ブックマーク / d.hatena.ne.jp/aureliano (25)

  • 人はなぜ「レッテル」を貼ってしまうのか? - ハックルベリーに会いに行く

    今夜8時、NHK教育テレビの番組「ハートネットTV」に出演するのだけれど、収録では時間がなくて言えなかったことを、ここに書こうと思う。NHK福祉ポータル ハートネット VTRに登場した有馬圭太朗くんは、なかなか面白い子だった。何が面白いかというと、一つには詩がとても上手だということ。もう一つは、公共心があるということだ。圭太朗くんは、明るく気さくな少年で、周囲の人と仲良くするのがとても得意だった。それだけではない。場にとけ込むのがとても上手いのだ。例えば、圭太朗くんはよく両親が経営する美容院に遊びいくらしいのだが、そこへ行った際には、自ら掃除を買って出ていた。また、それが終わるとくだけた調子で「まだ何か他に手伝うことはないの?」と聞いている。そういうふうに、仕事を買って出ることで自分の居場所を上手い具合に作り出しているのである。そのうえで、圭太朗くんは店員さんやお客さんに気さくに話しかけて

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    SasakiTakahiro 2012/07/11
    それは人間の弱さに由来している。
  • 子育てがしんどい人は自分の感覚を疑ってみよう - ハックルベリーに会いに行く

    最近、子育てに「しんどさ」を感じる人がいて、いろいろ問題になっているようだ。参考:しんどいよな|くわばたりえオフィシャルブログ「やせる思い」 by Ameba ところで、子育てに「しんどさ」を感じる人に対してぼくが言えることがあるとすれば、それは「自分の感覚を疑ってみよう」ということだ。「しんどく思う自分自身に、何か問題があるのではないか?」という問い立てをしてみよう――ということだ。こう書くと、とたんに「そういう言説が母親を追い込むんだ!」などと口角泡を飛ばして反論する人がいるけれども、ぼくが言いたいのはそういうことではない。つまり、子育てをしんどく思うことを道徳的にとか常識的に云々したいわけではなくて、まず、しんどく思うその心のメカニズムを考えてみましょうよ、ということなのである。 ここで、しんどく思う心のメカニズムを考えてみる。人間がしんどく思う時って、一体どういう時だろう? 結論か

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    SasakiTakahiro 2012/07/05
    「子育てを、楽しいもの、心からやりたいと思うものと誤解していませんか?」と。
  • 日経新聞を変えた「フィードバック」という化け物 - ハックルベリーに会いに行く

    日経新聞が、電子版の記事で「ソニー、アップルに楽曲配信」と報じているが、これは文を読んでみると、iTunesストアの販売ではなく専用アプリでのダウンロードを開始しただけ、というのが分かる。長い間の懸案となっている「iTunesストアへの無配信」が解消されたわけではないのだ。ソニー、アップルに楽曲配信 販売増へ戦略転換  :日経済新聞日経の釣り記事「ソニー、アップルに楽曲配信 販売増へ戦略転換」まとめ - Togetterつまり、いわゆる一つの釣り記事なのだが、日経新聞はここのところ、こうした釣り記事を連発して評判となっている。特に、任天堂についての記事では、任天堂の社長や広報から何度も名指しでデタラメだと指摘されるなど、問題視されていた。ニュースリリース : 2012年6月5日Twitter / Nintendo: [岩田]ところで、月ところで、なぜ日経新聞がこのような釣り記事を書くよ

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    SasakiTakahiro 2012/07/03
    人はフィードバックを前にすると影響を受けずにはいられないということ。
  • ネットを捨て、街へ出て分かったこと - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくは、作家としてデビューする前にまずネットの世界で有名になった。まだが出る前のこと、たまたま株式会社はてなとは比べものにならないくらい大きくて有名な、某ネット企業の社員の方々と事をする機会があったのだけれど、そこで先方にいたく感激されたことがあった。「あの有名なハックルさんに会えるなんて光栄です」と。それで、「ぼくのことなんて知ってるんですか?」と聞くと、「ネットの会社に勤めてて知らない人はいないんじゃないですかね」と返されて、そういうものかと思った。ところで、当たり前の話だけれど、だからといってぼくが一般的にも有名人だったというわけでは全然ない。ぼくのブログを読んだことのある人は、リアルでは滅多に会う機会がなかった。100人会って1人いればいい方だった。みんな、ぼくのブログを読んだことはもちろんハックルという名前すら聞いたことがなかった。ネット以外のIT企業に勤めている人すらほとん

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    SasakiTakahiro 2012/07/01
    ネットの世界は、現実の世界の縮図でもなければ代表でもない。むしろ、合わせ鏡になっているケースが多い――つまり、現実とは逆に出るのである。
  • メディアリテラシーとは何か? もしくはメディアリテラシーを身につけるためにはどうするばいいのか? - ハックルベリーに会いに行く

    片岡Kさんという方が、コラージュして作られた女子高生のパンチラ画像をTwitterで多くの人々に流布させた(あるいは閲覧を促した)。そると、それに対して、それはコラージュ画像(コラ)で、当該女子高生を不当に貶め、また辱めているものだから、ネットで流布させてはいけませんよ、とクレームをつける人が現れた。すると片岡Kさんは、これがコラかどうかは見た人が判断するべき問題で、コラだと気づけなかった人は単にリテラシーが低いだけでその人の責任だと言い、またそういうクレームをつけた人に対しては、おれがこの画像をコラージュしたわけじゃないからおれに非はない。非のない人に文句をつけるのはルサンチマンだと言い返して、ちょっとした炎上状態になっている。直近のツイートでは、Twitterで文句を言われるのにちょっと疲れてしまったので、小休止するという旨の宣言されているが、反省や謝罪の弁はまだない。詳細はこちら。「

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    SasakiTakahiro 2012/06/25
    まずはROMる力を鍛えること。
  • 音楽業界はなぜ縮小したか? - ハックルベリーに会いに行く

    音楽業界はなぜ縮小したか? を文系的に考察する。 「生活必需品としての価値の下落」音楽業界が産業として最も大きくなったのは(最も売上が高かったのは)1990年代半ばから後半にかけてとのことで、その当時ぼくは20代の若者だった。その頃のぼくの気分というものを振り返ると、CDを買って聞いていないと、ちょっと人間関係的にヤバいなぁみたいな雰囲気があった。というのも、一つには「つき合いのカラオケ」というのがあった。ぼくは特段カラオケが好きというわけではなかったが、仕事のつき合いでも、あるいはプライベートの合コンなどでも、カラオケに行く機会はよくあった。だから、そこで歌うための歌を仕込んでおく必要があった。そしてそれは、できれば流行りの歌が良かった。最新ヒットチャートを賑わしている歌を歌えば、周囲の評価が高かったからだ。だから、カラオケで歌うためのヒット曲のCDをよく買った。その頃に買ったのは、猿岩

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/06/23
    それはアーティスト自身も含めたビジネスとしての失敗であり、さらに詳しく言えば、イノベーションの失敗――イノベーションのジレンマに陥ったことが最大の要因、と。
  • ぼくは結局、認められないだろう - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくには、いつだって「世間からは認められないだろう」という思いがある。それは今だってある。ドラッカーは「顧客からスタートしろ」と言った。それは分かる。芸術でも何でも、他者に認められて初めて価値がある。しかしながら、こと芸術に限っていえば、そこに一つだけ問題がある。というのは、すぐれた芸術――後世に残るような芸術というのは、えてして「同時代人には認められない」という現象があるのだ。 その例には枚挙にいとまがない。ソクラテス、ゴッホ、カフカ、宮沢賢治。中でも、最も象徴的な例として、セザンヌを挙げることができる。セザンヌは、絵画というものを突き詰めていく中で、やがて「絵の面白さとは写実性にではなく、ある種の心象風景のように、ちょっと歪んだものの中にこそ宿る」と考え、あえて遠近法に則らない描き方で絵を描いた。遠くのものを大きく描き、手前のものを小さく描いたのだ。すると、その評価は散々なものだった。

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    SasakiTakahiro 2012/06/21
    すぐれた芸術――後世に残るような芸術というのは、えてして「同時代人には認められない」。
  • ネット時代のコンテンツの在り方 - ハックルベリーに会いに行く

    最近あらゆるコンテンツ業界がビジネスが立ち行かなくなって悲鳴をあげている(映画テレビ・雑誌・新聞・マンガ・ゲーム)。そんな中で、ネット業界もご多分にもれず苦しんでいるのだけれど、そこで人々は、「ソーシャル」というキーワードに活路を見出そうとしている(あるいはCGMとか)。というのも、流行っているのはだいたいが「ソーシャル」的なものなので、そこに「今のこの窮地を打破できるヒント」があるのではないか――と考えているからだ。しかし、その考えはおそらく正しくない。今の時代、「ソーシャル」だから流行るわけではなく、「ソーシャル」でも廃れるものはたくさんある。というより、ネット上には失敗したソーシャルサービスの残骸だらけで死屍累々だ。だから、「ソーシャル」がネット時代の人々に受けるコンテンツの要諦ではないのだ。要諦は、またもっと別のところにあるのである。 では何が要諦かというと、それはネット以外

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    SasakiTakahiro 2012/06/11
    人々は、「そう簡単には消費し尽くされない物語」を求めている。
  • 障害者への理解が進まない理由を考える - ハックルベリーに会いに行く

    「障害者とは何か?」というのはぼくの生来のテーマである。ぼくは幼少の頃より自分と他者との間にいつも大きな差異を感じ、その隔絶に悩んだり苦しんだりしてきた。「他人と違う」ということに大きな優越感とコンプレックスとを抱き、その両者の間を行ったり来たり、あるいは間に立って引き裂かれそうになったりしてきた。しかしやがて、ビートルズの――というよりジョン・レノンの作った『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』という曲を聞くに至って、その歌詞にあったとあるセンテンスに自分と同種の感慨を見出し、これに大いに慰められたのである。その歌詞とは、以下のものである。「No one I think is in my tree, I mean it must be high or low」 直訳すると、以下のようになる。「ぼくの木には何もとまっていないんだと思う。ぼくが言う意味は、きっと高すぎるか低すぎるというこ

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    SasakiTakahiro 2012/05/04
    だから、まずは「障害者は概ね純粋ではない」「障害者だって劣ってたり優れていたりする」という事実を認める――
  • これからはローカルで勝てる人材こそ求められる - ハックルベリーに会いに行く

    エンジン01で茂木健一郎さんとお話しした時も出た話題なのだけれど、グローバルで勝てる人材というのはどう考えても「いま」のトレンド」なわけであって、いまトレンドだということは、次の世代においてはもはや時代遅れということであり、これから社会人になるという人が目指すには不適切だ思う。これからの時代に必要な人材とは、変化の激しい世の中に柔軟に対応していける人だと思うから、こういう(グーグルで最も出世した日人が吠えた!国籍、人種は無関係。真に戦えるグローバル人材の必要条件はこれだ!  | 知の大国アメリカ?ランド研究所から? | 現代ビジネス [講談社])記事を読んで闇雲に「グロバール企業人」を標榜するようでは、むしろ一等最初に淘汰されてしまうのではないかと考える。 だから、これからの時代に求められる人材は、「これからの時代を読める人物」ということになるのだけれど、それで言うと、まず「ローカルな関

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    SasakiTakahiro 2012/05/02
    半径10メートル以内、人でいうと身の回りの20人とどう良好な関係を築けるかが勝負になる。
  • ネットに広まる新たなステマ - ハックルベリーに会いに行く

    ネットの一部、例えばTwitterや2ちゃんねるやBLOGOSといった匿名性の高いネットメディアを中心に、新たなステマが広まっている。それは「『この世にはステマがはびこっている』というステマ」だ。それによると、「マスコミや広告代理店といった旧来型のメディアはステマの巣窟で、信用できない。彼らは、人々をステマで洗脳することによって利益を得ている。そしてネットユーザーは、それに気づいている。だから、ステマには騙されないし、徹底的に糾弾していくべきだ——」そんな流言飛語に、一部のネットユーザーが洗脳されているのだ。皮肉なことに、彼らは「洗脳されたくない」という思いが強いばかりに、「あなたは洗脳されていませんよ」というステマに飛びついてしまうのである。そしてそれに、逆に洗脳されているのだ。 では、洗脳している側は誰なのか? それはもちろん、「洗脳することによって利益を得ている人々」である。「『この

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    SasakiTakahiro 2012/03/07
    それは「『この世にはステマがはびこっている』というステマ」。
  • 人はなぜ中島知子氏の洗脳騒動に魅了されるのか? - ハックルベリーに会いに行く

    ワイドショーでオセロの中島知子氏の話題を取りあげると、視聴率がかなり上がるらしい。中島氏に限らず、かつて隆盛を誇った人が没落するという話が、人々は大好きだ。先日、なぜこうまで好きなのかという話に、知人となった。 結論から言うと、そこに「カタルシス」があるからだという。「カタルシス」というと誤解している人が多いのだが、物語などで主人公が何かを達成したり、悪役がやられてスカッとする感情のことではない。むしろ、栄光を味わったり高貴な立場にあったりした人間が、ちょっとしたきっかけで落ちぶれたり、罰を受けたりするのを見て、それに深い納得感を覚えたり、そこから教訓を受け取ることを指すのである。 最近で言うと、それは『魔法少女まどかマギカ』に登場する美樹さやかに、視聴者が寄せるような感情を指す。これはアリストテレスが『詩学』の中で述べていることらしいのだが、カタルシスというのは、美樹さやかのソウルジェム

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    SasakiTakahiro 2012/03/02
    そこに「カタルシス」があるから。
  • 佐藤秀峰さんの本やマンガへの考え方について - ハックルベリーに会いに行く

    マンガ家の佐藤秀峰さんが、最近話題の自炊代行について、ご自身のブログに記事を書かれています。佐藤秀峰 日記 | 漫画 on Webこの中で、佐藤さんは自炊代行を巡る一連の議論を取りあげながら、ご自身の「」や「マンガ」への考え方を述べられています。その、佐藤さんのやマンガへの考え方について、いくつか違和感を覚えたので、ここに書きとめておきます。 ですが、は購入した方の所有物ですから、破こうと捨てようと作家は口出しできる立場にはありません。は、購入した人の所有物ではありません。そもそも、太陽とか土とか水でできた紙を使ってできたを、数百円払ったくらいで「所有」しているという考え方がおこがましい。当たり前ですが、でも何でも、一個人の完全な所有物となるものなんて、この世にはありません。「物」は、言うならばこの世界そのものの「所有物」であり、人間にとってはむしろ「借り物」という方が近いです

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    SasakiTakahiro 2011/12/26
    著作権料は、本来は「作者が本やマンガを描くための環境を整えるためのもの」。作者も読者も、それを基準に考えるのがいい。
  • 圧倒的な天才的内容の本を書いて恍惚とするぼく - ハックルベリーに会いに行く

    こんな記事があった。必要なら嫌われることでもやれるかどうかで運命が分岐する - fromdusktildawnの雑記帳ぼくのがベストセラーになったことと、反比例的にはてなブックマークやツイッターで批判的なコメントが多いことについて論じられているのだが、これを書いたfromdusktildawn氏の論説には、毎度のことながら巧妙に詭弁が織り込まれている。今回もそうだ。それは、冒頭の一文に現れる。2000万人に嫌われ、200万人に熱烈に支持され、1億人に無視されるを書いたら、その作者はミリオンセラーの大ベストセラー作家になる。 あのぅ……さすがに2000万人に嫌われる人は200万人に熱烈に指示されたりしませんけど? 嫌う人が支持者の10倍もいて、まともな商活動などできるわけがありません。同数でも無理です。この数字は逆じゃないと。つまり――20万人に嫌われ、200万人に熱烈に支持され、1億人

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/12/14
    今後の課題となるのは、成功を狙いつつもいかにして失敗をしていくか――ということに。
  • あまりに危険なTwitter - ハックルベリーに会いに行く

    Twitterは使い方を誤ると人生を毀損する。その人の人生を毀損するのはもちろんだが、周囲の人生までをも毀損するから厄介である。 例えば、こういうツイートがある。@S_Nakatsu 中津宗一郎「もしドラが250万部売れてから」(笑)/これをハックルは読んだほうがいい。宝くじに当たった程度だということが理解出来ないだろうが/ココに書けないことが色々有り過ぎて辛い(爆笑)。 / “ロト6で1億あたってから” htn.to/mBYpZGhttp://twitter.com/#!/S_Nakatsu/status/142791078641283072このツイートを簡単に解説すると、まず初めに「ロト6で1億あたってから」というタイトルの記事がはてな匿名ダイアリーにあがった。内容はというと、「ロト6で1億円当たったけど、宝くじに当たって人生を狂わしたという話をよく聞いていたので、ちょっと怖くなった。

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/12/08
    Twitterはツイートした本人はもちろんだけれども、周囲の信用やイメージを著しく毀損する。
  • 教育について - ハックルベリーに会いに行く

    最近ぼくの中で大きなテーマとなっているのが「教育」である。というのもワタナベコメディスクールというお笑い芸人養成所で講師をしたり、NHKの『ようこそ先輩』で子供たちにの読み方を教え、それを『小説の読み方の教科書』というにして出したり、あるいは先日「出版甲子園」というイベントで、学生の出版企画を審査したりするなど、とにかく教育に携わる機会が多いからだ(ちなみに今日は、明治大学でドラッカーさんについての講義をする)。 そんな中で、乙武洋匡さんの教育に関するツイートをまとめたTogetterを見つけ、これを読んだところとても興味深かったので、それについてのぼくの意見を書こうと思った。橋下府知事@t_ishinの教育についてのツイをきっかけに乙武 洋匡さん@h_ototakeが「僕が教員時代に最も頭を悩ませた問題でもあった」とツイート - Togetter ちなみに乙武さんの連続ツイートは、そ

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    SasakiTakahiro 2011/12/01
    人の振りみて我が振り直せ。
  • 投影する人々 - ハックルベリーに会いに行く

    増田さんが親切にもぼくのことを悪く言っている人を教えてくれた。いつもおもうけど、この人絶対ハックルさんのこと嫌いだろwhttp://d.hatena.ne.jp/fujipon/20111114#p1それにしても、これだけ「小説の読み方」にこだわっている人でも、自分が書き手になると、類型的なキャラクターが意外性のない行動をとるだけの小説を書いてしまうということには、愕然としてしまいます。http://anond.hatelabo.jp/20111115162629 id:fujipon氏が前からぼくを悪く言っていることは知っていた。ただ、彼は必ずしもぼくを「嫌」っているわけではない。ことは、もう少し複雑なのだ。彼は、ぼくの中に彼自身の姿を見出しているのである。だから、好きと嫌いとがない交ぜになった、近親憎悪のような感情をぼくに抱いている。少々専門的になるが、これを心理学では「投影」と言う。

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/11/18
    ぼくのことを「面白い」と評価している人は、あなた自身が自分のことを面白いと自己評価してはいませんか?
  • 一発屋はなぜ生まれるのか? - ハックルベリーに会いに行く

    はじめに「一発屋」という現象について、長年研究を続けている。ここ数年、特にお笑いの世界に次から次へと一発屋が生まれており、これはお笑い学校の講師としては、見逃せない事態だからだ。一発屋の興味深い事例に、「T&T」(実名だと悪いのでイニシャル)がいる。T&Tは「NNDDRU」という強烈な大ヒットフレーズを引っさげて、2002年、世間の耳目をかっさらう。テレビを初めとして数々のメディアに出演、その締めくくりとして、年末には『M-1グランプリ』に出場(6位)、さらには『めちゃイケ』で恒例となっていた「フジTV警察24時」という企画にも出演する。「フジTV警察24時」の主な助っ人ちなみに、この「フジTV警察24時」というコーナーに助っ人として出ると、その後一発屋になってしまうというジンクスがあり、芸人たちからは怖れられていた。西暦芸人2002年T&T、三瓶2003年はなわ2004年波田陽区2005

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/10/28
    人間は、なかなか過去を捨てることができない。
  • Twitterで議論をするのは『風の谷のナウシカ』で巨神兵を蘇らせるようなものだ - ハックルベリーに会いに行く

    こういう記事を読んだ。烏賀陽弘道氏と葛田徳之氏のツイートのまとめ - Togetterこれを読んでつくづく思うのだが、やはり人はTwitterをするべきではない。なぜかというと、ちっとも生産的でないからだ。デール・カーネギーの『人を動かす』の中に、「議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける」というのが記されているが、これをぼくも座右の銘としている。ぼくもこれまでの人生の中でさんざんに(むしろ人より多いくらいに)議論を重ねてきたが、それで何か生産的だったためしがない。だからぼくは、37歳の時に人と議論することをやめた。それで言うと、このTogetterでつぶやいている人たちは全て負けだ。議論に負けているのではなく、議論をすることそのものが負けなのである(もちろん、口ゲンカや当のケンカも、議論よりもましかも知れないが、負けであることに変わりはない)。 ところで、このTogetterの中で吉田豪

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    SasakiTakahiro 2011/10/17
    『千と千尋の神隠し』で両親が神々の食べ物を食べてしまうようなこと。やはり人はTwitterをするべきではない。
  • 結局ブログなんて根性だという話 - ハックルベリーに会いに行く

    ブログで自著を紹介した記事がブクマを集めるとそれなりにアクセスがあって自著の売上げも伸びるので、何とかみんなに読んでもらえる記事を書こうと思うだけれど、しかしそうはなかなか問屋が卸さなくて、みんなに読んでもらえるような記事というのがなかなか書けなかったりする。しかしブログの(というかインターネットの)良いところは、良くも悪くも書き続けていると過去の記事が流れていくので、失敗しても何度でも挑戦できるということだ。そして、何度でも挑戦していると、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるじゃないけれども、いつかは多くの人に読んでもらえる記事も書けるようになる。結局ブログは根性がものをいうんだよな。根性というのは書く労力のことを指しもするけど、それ以前に一生懸命書いた記事がみんなに読まれなくても、それにへこたれない精神力のことを指しもする。そこで重要なのは、「そもそもブログ(インターネット)を線(サイト単位)で

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    SasakiTakahiro 2011/10/14
    どれだけ読まれない記事を書いていても、一つ読まれる記事を書いたら一発逆転ができる。