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  • 子どもが真ん中にある街 | yamachanblog

    半年ほど前に、立川市の「ふじようちえん」についての記事を書きました。 (過去記事)ふじようちえんと宮崎駿 その中で、「宮崎駿さんが考える街づくり」について同氏の言葉を紹介しました。 「まず、町のいちばんいい所に子供達のための保育園を!(幼稚園もかねる)」 「大人が手と口を出さなければ子供達はすぐ元気になる!」 「あぶなくしないと子供は育たない」 宮崎アニメが愛され続けるのは、主役はあくまでも子どもであるという宮崎さんの哲学がどの作品にも息づいているからなのだろうと思います。それと同時に、宮崎アニメを観た時にある種のノスタルジーを感じるのは、現代では“それ”がぼくたちの身の回りに存在しない空想の世界になってしまったということを意味しているのかもしれません。“それ”とは何なのかについては後述します。 先日、デンマークで計画されているという驚愕の街づくりについての記事を目にしました。読む度に羨望

    子どもが真ん中にある街 | yamachanblog
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/02/16
    宮崎アニメが持つノスタルジー。現代では身の回りに存在しない空想の世界になってしまった“それ”とは何か。
  • ふわっとした空気としての右傾化 | yamachanblog

    タカ派の姿勢を鮮明に打ち出す安倍さんが政権をとることが決まり、一気にきな臭い感じになりましたね。これから改憲だの国防軍だのいう言葉がメディアを賑わしていくのかと思うと憂です。「きちんとした議論の上で項目によっては変える必要もある」という一般論と、「基的人権を骨抜きにして憲法が憲法である意味を捨てる」という自民党案を、同じ「改憲」の2文字でごっちゃにして、改憲に賛成ですか反対ですかとか言うのだけはくれぐれもやめていただきたいです。 歴史的大勝利に沸く自民党ですが、世間はずっと覚めています。今回の圧勝劇は、有権者が自民党に積極的に期待しているという意思表明ではなく、民主党に鉄槌を下した結果だったということがあちこちで言われています。小泉進次郎氏は当選後「民主党があまりにもひどかった。自民党が支持されているわけではない」とリップサービス。さすが人の心をとらえるフレーズをよく知っています。 2

    ふわっとした空気としての右傾化 | yamachanblog
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/12/20
    空気としての「右傾化」とはつまり、人々が「懲罰的」な選択を指向しているということの表れ。
  • レディオヘッドと同期する | yamachanblog

    このライブ映像がかっこよすぎて、昨日から何度も見てしまっている。 Radiohead - From The Basement 2008 (Youtube) トム・ヨークの変態っぽい感じもすごくいいのだけれども、ぼくがこの映像でいちばん好きなのはドラム。いままでレディオヘッドというと何と言ってもトム・ヨーク、あとはせいぜいギターの人(ジョニー・グリーンウッド)ぐらいしか思い浮かばなくて、ドラムの人(フィル・セルウェイ)がスキンヘッドだということもよく知らなかった。で、こうして映像で見ることで浮き上がってきたのだけれども、このフィルさん、風貌に似合わず繊細なドラミングをする。手数が多くて抑制の利いた演奏スタイルは、ロックバンド的な豪快さとは一線を画しており、まるでジャズのよう。ああこれがレディオヘッドの独特な音楽の屋台骨になっていたんだなと、はじめて気づいた。 実際にトム・ヨークはこう語ってい

    レディオヘッドと同期する | yamachanblog
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/11/15
    同時性を感じながら聴くところに、レディオヘッドを聴く醍醐味がある。
  • 「金曜の東京」から知る小沢健二 | yamachanblog

    小沢健二が日音楽シーンの表舞台から姿を消して、もう何年が経つだろう。ぼくもけっこう好きなアーティストだったので、たまに名前を見かけると反応してしまう。ネットで検索しても、ほとんど情報がヒットしない時期もあったが、どうやら、アメリカに渡り、「うさぎ!」なる連載小説(童話)を書いているらしい、ということを数年前に知った。けれども、当時はそれ以上追いかけることはしなかった。ふーん、くらいの感じで。 2008年に、ふと思い出して『Eclectic』を聴いてみたらハマってしまった、という文章をぼくはこのブログで書いている(小沢健二 / Eclectic)。しかし、そこでも、彼が「いま」何をしているのかということについては言及していない。そこまで追いかけていなかったからだ。今年の春、東京でコンサートを開催というニュースを耳にしたときも、深く調べるには至らなかった。そんな程度のライトなファンだった。

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/07/13
    時代のほうが彼に追いついてきたんだなあ。
  • 再稼働の理由 | yamachanblog

    で、けっきょくのところ、なぜ原発は再稼働したのか。 大飯原発の再稼働はほんとうに夏場の電力不足を補うための暫定的な処置なのか。だとしたら、今夏を乗り切ったならば、止まるのか。今後、他の原発は再稼働されるのか。諸説諸々あって、誰の言ってることがほんとうなのか分からないので推測するしかないのですが、今の日では、たぶん政府の言ってることは信じられないという人のほうが多いんじゃないかとぼくは思ってるんだけれども。ぼくもその肌感覚は正しいと思うし、ぼく自身もそうなんだけど、だからといってただ単に「政府はウソつき」と言ってるだけでは何にもならないわけだし、じゃあ、なんで政府はウソをつくのか、なんのために原発は再稼働するのか、ということをひとりひとりが整理しておく必要があると思います。 「原発再稼動をめぐって」と題された金子勝さん(経済学者/慶應義塾大学経済学部教授)の記事が的確にまとまっていて良記事

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/07/12
    「政財官一体構造」という言葉がすべてを物語っている。
  • 片山さつき議員の言動と、SNSによるつながりと分断 | yamachanblog

    片山さつき議員のツイッターが酷いことになっています。6月6日のこのツイートとかすごいですね。 ミヤネ屋で河梶原を必死に擁護の弁護士が朝鮮学校の弁護士! http://gsoku.com/archives/8100266.html 普門大輔弁護士の外国人参政権著作、過去の弁護案件、あくまで客観的にツイートします(笑)しかもこの日のいつもの弁護士コメンテーターではない?面白い!BPOでガンガンやりましょう! これに対して、以下の記事にて冷静な見解が掲載されています。同感です。 片山さつき議員による弁護士活動の自由に対する挑戦 - la_causette いやしかし最近の片山さんの言動は、ちょっと常軌を逸しているように感じます。生活保護の問題をダシにした個人攻撃。テレビに出演し、2ちゃんをソースにしたデマを涙ながらに訴えるとか(これについてはカンニングの竹山さんが抗議されています)。ツイートも

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/06/09
    分断っていうのはもともと日本社会の至るところに存在していた。SNSは、もともと存在していた分断を“可視化”したにすぎない。
  • ふじようちえんと宮崎駿 | yamachanblog

    一昨日たまたま目にしたNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』がとてもよかった。建築家の手塚貴晴・手塚由比夫の回。建築についてはど素人なのでこの方たちのこともはじめて知りましたが、建築家ってすごいなと、プロだなと感心。 いわゆる売らんかなのマーケティングからは離れた分野での設計が多いようですが、建築とは何か、設計とは何かということを常に考え、そしてそれをカタチにするための、クライアントとの対峙の仕方が素晴らしいなあと。「料理をしない人はキッチンの設計はできない」とか至言ですね。構造設計による制約の中で、その空間で暮らす人にとって何がいちばん大切なのかをぎりぎりまで探る。なんかですね、手塚さんがわくわくした表情でいることで施主さんも表情がわくわくしてくるんですね。 ぼくは番組の中でも特に、代表作のひとつとして取りあげられていた幼稚園に目が釘付けになりました。 円形の園舎の屋根がそのままぐる

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/06/07
    建築というものは、設計思想とは、深いところでぼくたちの生活とつながっている。
  • 入学式で考えた ぼくには「常識」がない? 高橋源一郎(朝日新聞 論壇時評) | yamachanblog

    これは書かずにいられない。今朝の朝日新聞に掲載された高橋源一郎さんの「教育」についての記事。ちょうど一昨日ブログに書いたこととかぶるし、大事なことがたくさん書いてある。転載せずにはいられない(著作権云々で怒られたら消します)。 入学式で考えた ぼくには「常識」がない? 高橋源一郎 朝日新聞 平成24年4月26日朝刊 論壇時評より 1年前、長男のれんちゃんが小学生になった時のことだ。最初に、校長先生が、舞台中央の演壇に向かって深くお辞儀をした。でも、演壇にはなにもない。「はて?」と思って、よく見ると、左奥に日の丸の旗がある。誰に向かって、何のためにお辞儀をしているんだろう。まるでわからない。ぼくには常識がないからなのかな。しばらくして、「国家斉唱」の番になった。そしたら、ぼくは、なんだか憂になった。誰がこんなやり方を決めたんだろう。半月前の保育園の卒園式には、あんなに感動したのに。 で、突

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/04/27
    子を持つ親として、「常識」がない大人として、まったくもって共感します。
  • 安心と信頼、おたがいさまの経済 | yamachanblog

    ワタミのブラック会社ぶりが暴露され、ワタミでべないという不買運動みたいなのも広がっているような感じの昨今。ワタミのブラックぶりを検証するのは他の人にまかせるとして、社会を変えるには消費活動を伴う市民運動が必要ということについて少し考えたい。いや、活動とか運動っていうと大げさに聞こえるが、要は少しだけ立ち止まって自分の消費行動を省みようということである。 そもそも、ぼくらが消費者としてモノを選ぶときの基準って何なんだろうか。もちろん人によってそれぞれの基準があって然るべきなのだが、ほんとうに自分は自分のものさしを持って選んでいるんだろうか。広告や世間の喧噪に煽られて、自分のものさしがバカになっていないか。いったん手を休めて振り返ってみるのは悪いことじゃない。 消費が先か生産が先か 1年前の3月11日。地震の影響で、山形に暮らすぼくは1日半ほどの停電を経験した。当日はの実家に家族で避難し、

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/02/26
    贈与からはじまるビジネスモデルっていうのが、これからのひとつの鍵になるかもしれない。
  • 日本語2.0 政治言語のアップデート | yamachanblog

    ここ数日の記事で考えている、論理的思考と感性的直感とのことに関連して。 朝日新聞の「天声人語」を読んで、茂木さんが朝から憤慨していた。曰く、このコラム欄は季節の移り変わりなどのエッセイとしては秀逸だけれども、政治のネタになるとひどいと。「緻密なロジックと世界観で語るべきことを、花鳥風月でごまかすから、読むべき見識が一つもない」との指摘に、なるほどなあと思った。 茂木健一郎連続ツイート「天声人語はいっそのこと、紅旗征戒わが事にあらずを貫いてはどうか」 - Togetterより 日における「随筆」という言葉は、たとえば吉田兼好や清少納言のそれを思い起こさせるのであろう。感性に根ざして、簡潔に自然の動きや心のゆれを表現する。短い文章の中で世界観を示すわざは、日語の一つの「精華」であって、末永く受け継いでいかなければならない。 英語のessayを、吉田兼好的な随筆と、狭くとってしまっているとこ

    日本語2.0 政治言語のアップデート | yamachanblog
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/02/24
    そもそも「政治」って言葉を聞いたときにまずはじめに受けるネガティブなイメージをなんとかしたいよね。
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