佐賀県知事選、負けました。悔いはゼロです。支えてくださった皆さんを始めすべての皆さんに心から感謝申し上げます。 これからの新しい県政を、また、武雄市政を見守りたいと思っています。私自身のこれからの人生は白紙です。考えてみればずっと走り続けた人生を送ってきたので、この辺でしばし充電をしたいと思います。 ブログもFacebookも当分の間お休みします。最後に重ねて感謝いたします。
今日は佐賀市南部を中心に街頭演説しました。きちんとお話するとやはりかなり手応えがあります。こんな話を10箇所くらいでしました。選挙戦で初めて雨が、そして、雹が(汗)。 ● 私自身、武雄の兼業農家の出身。小さい頃から両親が農作業をするのを間近で見て、妹たちといっしょに手伝ってきました。祖父母、両親が一緒にやっていましたが、農作物の栽培には、気が遠くなるような手間がかかります。 せっかく何か月も丹精こめて育てても、台風や雪などの気候で、一日にして努力が水泡に帰すこともあります。しかも、無事に収穫できても、市場に卸す価格は現在、驚くほど安い。 それでも日本の食卓を支える誇りを持って取り組んでおられる農家のみなさんのおかげで、佐賀県には、日本、そして世界に誇る農産品がたくさんあります。 私は、農業をメシの食える魅力的な産業に変えたい。農業は佐賀県の基盤であります。農家のみなさん、お子さん、そしてお
今朝の佐賀新聞には、先の讀売新聞に続き、以下の記事が。 全国的に消防団員数が減少している中、武雄市は33歳以下の男性職員を居住地区の消防団に原則加入させることを決めた。6月中に未加入の職員約20人に口頭で要請する。家庭の事情や体調などで入団できない場合は例外を認めるという。総務省消防庁は「新採職員を研修で2年間入団させることはあるが、年齢で区切っての一律加入は聞いたことがない」としている。 消防団と市が話し合って決めた。市安全安心課は「消防団の必要性を理解してもらった上で加入してもらう。入りたくないから入らないというのは認めない」という姿勢で臨む。市の消防団条例では加入は任意。現在、条例で定める上限(1470人)を若干下回る1422人。33歳以下の市職員約50人のうち約30人は入団している。 若者の流出や一次産業従事者が減り、地域コミュニティーが希薄になってボランティアとしての消防団員の担
5月8日(木)に発売開始。さまざまな方が書評(レビュー)を寄せて頂いてますが、今日はあの藤原和博さん(武雄市特別顧問)から頂きました。これぞ!書評と思わせる中身。彼の人にはまだまだ遠く及ばないというのを実感。ご本人の許可を頂きましたので、ご覧ください。藤原さん、ありがとうございます。 樋渡さま 藤原です。 『沸騰!図書館』は素晴らしい本ですね。 ありがとうございました! 非常に赤裸々な一部の不思議な議員や外部の評論家、誰のために働いているか、おそらく本人も分からなくなっちゃってる図書館関係者たちと戦う姿が描かれていて痛快でした。首長パンチに通じるものがありますね。 うーん、「結婚なんか公募しませんよね。僕なんか、妻にお願いにお願いを重ねましたよ」・・・いいねえ。 160ページ、名指しで「この議員はいつもこの調子」というのも痛快! 163ページ、失われてしまったものの大きさに涙が溢れて止まり
美味しんぼは僕自身、大好きなマンガで、霞が関時代、70冊くらい持っていました。引っ越しに当たって人にあげましたが、今回の問題は甚だ残念。まず、私の見解は、表現の自由を最重要すべき。しかし、当事者として、福島県や大阪府・大阪市がクレームをつけるのは理解できる。震災がれきの受け入れ問題は、私自身、とても苦労したので、ふざけるなという気持ちはあります。その中で、政府高官や閣僚が、批判的な文言を投げ掛けているのはとても違和感。 美味しんぼは、言っちゃあなんだが、「フィクション」。政府はごちゃごちゃ言わずに、賢明なる読者にその判断を委ねればよろし。一読者とすれば、今回の美味しんぼは、とても落胆。しかし、これは単なる感想だし、不買運動を起こそうなんて(僕が言っても説得力ないけど)露ほど思わない。これから売れなくなるだけ、って思います。
九州の自治体や企業のトップが観光や地域活性化について話し合う会議「G1九州・沖縄」が昨日(15日)、福岡市博物館で開催。今日までの日程でしたが、昨日から、参加していました。僕は、 経済効果1000億円ともいわれる熊本のゆるキャラ「くまモン」。TSUTAYAと組み、2013年4月のリニューアルオープン以降、わずか半年で来館者50万人を突破し、同年11月グッドデザイン賞を受賞。九州の新たな観光地となりつつある佐賀県・武雄市図書館。細部への徹底したこだわりを持つデザインは、人の心を捉え、揺さぶり、流れをつくり出す。地域の魅力を再発見し、発信するためにデザインが果たす役割とは何か。新たな世界を提示し続ける仕掛け人たちに聞く。 と題し、あのくまモンの生みの親である水野学さんと私が対談。水野さんは、TBS「情熱大陸」などでも拝見し、ぜひ、対談どころか一度お話を伺いたいと思っていたので、渡りに船。建築家
チームラボの猪子さんが、今日、武雄市図書館へ。単なる見学ではなく、武雄市図書館や私と企画を一緒にしようということで。 「チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展」が来る2月28日から3月22日まで 全10作品、巨大な作品が、たくさん展示されます。国内初展示も多いそうです。この期間に、武雄市図書館でも、チームラボ「緊急」展を開催することに決めました。 猪子さんはなぜか僕を慕ってくれていて、僕は彼を尊敬しているのですが、とても良い関係。その猪子さん、武雄市図書館のことを絶賛してくれています。彼の作品が、武雄市図書館に。また、デジタルの作品を引っさげて、3月の頭に、僕と対談することも決定。詳細が決まり次第、また、報告します。
今日、いろんなところから、新聞のコラムや雑誌に載っているよって。新聞は、毎日新聞一面のコラム。全文はこちらです。武雄市図書館は、来館者の皆さんからは高い評価を頂いていますが、学界や来られていない方の間では、賛否両論。この賛否両論というのは素晴らしいことだと思います。
今日(14日)、武雄杵島森林組合より薪ストーブ(2台)を贈呈して頂き、薪ストーブ火入れ式を武雄市役所にて行いました。武雄市って200平方キロメートルあるんですが、そのうちの約半分は森林です。盆地という地形がそれを物語っているんですが、森林組合では現在、間伐を中心とした木材生産に取り組まれており、その中で木材として搬出できない「育ちが悪い木材」や「曲がった木材」などを利用して薪生産に取り組まれています。 これらが放置されることにより、山林が荒廃するとともに、大雨時には流木として下流域へ災害を発生させる要因にもなっていました。さらに、薪ストーブは代替エネルギーの一つの手段としても期待されています。 思った以上にプレスが集まっていたので、僕から言ったのは、「今あるものを活かす。マイナスの財産をプラスの財産に転化させる。エネルギーの地産地消にもつながる。いのしし対策と同じだ。」。
宝島社から発刊される「いなか暮らしの本」2014年2月号で、武雄市が”住みたい田舎ベストランキングにおいて昨年の5位から3ランクアップの総合第2位に輝きました。交通の便利さと、田舎ならではの自然や文化・人、そして武雄市図書館に代表される新しい魅力を総合的に評価いただいてランクインとなりましたが、これはひとえに、武雄市民の皆さんのおかげです。感謝します。 発売は本日(12/28)から。ぜひお手に取ってご覧ください。 そういえば、今日、武雄市図書館に行ってきましたが、本を物色していたら、30代のファミリーが私に声を掛けてくださいました。「来年、図書館の近くに住もうと思っています。武雄は温泉もあるし、子育てもゆっくりできそうなので、早く引っ越ししたいです。」とのこと。関西の方でした。
今朝(11月24日)の読売新聞(佐賀版)に、発足4年の「いのしし課」が掲載されています。全国的に見ても、そして、武雄市だけで見ても過去10年で最も少ない被害額となるなど、効果が上がっています。 記事の内容は以下のとおりです。 田畑を荒らすイノシシの被害防止に向け、武雄市に「いのしし課」が誕生して4年。農林水産省の統計によると、イノシシによる農作物被害は全国で60億円を突破し、各地で被害が深刻化するなか、同市の昨年の被害額は、過去10年で最も少ない310万円まで減り、成果を上げている。(原聖悟) 2008年、同市での捕獲頭数は2000頭を超え、農作物の被害額は1440万円に上っていた。市内ではイノシシが市街地周辺にまで出没し、住民に不安が広がった。警察や猟友会など相談窓口が分かりづらいとの声も相次ぎ、09年4月、市は専門部署を設置。「いのしし課」という名称の明快さから、今では出没情報や被害な
この記事は何度も横尾章記者から取材を受けましたが、この記事は、佐賀新聞の大型企画「学力の情景」のトリとなります。はっきり言って、教育は全く人気取りの人気、すなわち、政治にとって票になりません。これは5年前の市民病院の民間委譲でも全くそう。 では、なぜ、私が踏み込むのか。それは、この記事にも書いてありますが、「自立した魅力的な大人、メシが食える人間」を作り上げたいということ。今、そんな大人がどんどん減っているような気がするのは気のせいでしょうか。20代、30代の人間と話をすると、明らかにどこに属さずとも食える人間は、アジアなど海外に多い。たくましいんですね。それは、暗記偏重で与えられた選択肢の中から正解を選ぶような教育ではダメで、むしろ正解を創造する人間をつくらないと。 今の公教育では、特に小学校の教諭は、全科目を受け持ち、しかも、英語までやらされ、事務まで抱え、膨大なペーパーを教育委員会に
まだ半年強しか経っていない武雄市図書館が、グッドデザイン、しかも、ベスト100に選出されたことは望外な喜びだったんですが、今日(7日)、武雄市図書館が、グッドデザイン大賞(今年は該当無し)に次ぐ、金賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。 これは、指定管理者であるCCC図書館プロジェクトと武雄市教育委員会スタッフから成る「図書館チーム」の弛まぬ努力はもちろん、来館者の皆さん、武雄市民の皆さん、そして、議決機関である武雄市議会のおかげです。 現時点で、受賞理由は分かりませんが、僕らがやってきたこと、そう、モノそのものではなく、モノづくりという物語、官とか民とかつまらない仕切り訳では無く、良いものを作らんとする官と民との融合、そして、この融合した「アリーナ」に市民の皆さんがこころよく参加する、すなわち、これこそが新しい公共だというストーリーが評価されたのだと思います。 しかし、これはまだ出発点。こ
どうしてこんなに働かされ続けるのか? なぜ給料が上がらないのか? 自分は何になりたいのか?――人生どん底の著者を田舎に導いたのは、天然菌とマルクスだった。講談社+ミシマ社三島邦弘コラボレーションによる、とても不思議なビジネス書ここに刊行。「この世に存在するものはすべて腐り土に帰る。なのにお金だけは腐らないのはなぜ?」--150年前、カール・マルクスが「資本論」であきらかにした資本主義の病理は、その後なんら改善されないどころかいまや終わりの始まりが。リーマン・ショック以降、世界経済の不全は、ヨーロッパや日本ほか新興国など地球上を覆い尽くした。「この世界のあらたな仕組み」を、岡山駅から2時間以上、蒜山高原の麓の古い街道筋の美しい集落の勝山で、築百年超の古民家に棲む天然酵母と自然栽培の小麦でパンを作るパン職人・渡邉格が実践している。パンを武器に日本の辺境から静かな革命「腐る経済」が始まっている。
公共サービスは所詮このレベルである、という常識をひっくり返す事例が生まれた。それが佐賀県武雄市とカルチュア・コンビニエンス・クラブの連携で実現した「武雄市図書館」である。図書館という伝統的で保守的な領域において、本の面白さを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用しやすさを官民連携で徹底的に追及している。その結果、2013年4月1日のリニューアルオープン以来、来館者数は前年比4倍増、図書貸出冊数も倍増という成果をあげている。本離れが進んでいる現代において、地域の文化度を高める大切な役割を担っており、公共と民間の連携に大きな可能性を感じさせる。 担当審査委員| 中谷 日出 (ユニット長) 池村 明生 林 千晶 吉田 順一 ● さすがに嬉しい。プレスからの求めに応じて、今日、武雄市図書館のリニューアルオープン後半年を受けた記者会見を開きましたが、グッドデザインベスト100に武雄
宝島社が発行する『いなか暮らしの本』はこのほど、全国125の「日本温泉地域資産」の中から、温泉があって住みやすい61市町村を選び、「住みたい温泉地」ベストランキングを発表。 1位は長野県松本市、鹿児島県霧島市と並んで、武雄市が。これもまた嬉しい。詳細の記事はこちらです。ちょうど、今日、事務方との打合せで、移住促進のプロジェクトチームを作ろうよっていう話をしていたので、この記事は、弾みになります。 今、武雄市はおかげさまで、新武雄病院、武雄市図書館が、セットとなって、移住が始まっています。今日、図書館で、「武雄は縁もゆかりもなかったのですが、移住してきました。私ら夫婦(30代)、農業とネットやりたいと思ってます。」と声をかけられました。 明日もまた、今日に続いて、武雄市で2知事7市長が集まったG1首長ネットワーク合宿です。発信力のある個性派首長の集まり。いろんな分野で激論となっていますが、楽
商店街再生の罠:売りたいモノから、顧客がしたいコトへ 久繁 哲之介さんの新刊本。 「大型店に客を奪われた」というのは、幻想である。商店街衰退の本当の理由は、「成功例」を模倣する公務員と、意欲の低い商店主にあった。レトロ商店街、キャラクター商店街、B級グルメ商店街、シェア起業、スローフード、民間図書館など数々の事例から、商店街衰退を引き起こす「罠」を見つけ出し、再生へのヒントを提示する。 てな本。不肖私のことも少しだけ出てきます。基本的には、前書の地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書) とセットになるんだけど、こっちには、武雄市の取組が大々的に書かれていました。 が、僕は、今回の本が面白い。明るい毒舌がたまらん。この手の本は、事例を並べて、可もなく不可もなくてな感じが多いんだけど、久繁さん、巷間成功例と言われている豊後高田市のレトロ商店街、日田市の豆田町商店街、B
この週末は、瀬戸内国際芸術祭にいました。いろんな方々が、この芸術祭は行ったほうが良い、原研哉さんからもお薦めのアプローチ。幸い、ベネッセ関係者の皆さんからのお誘いもあり、行きました。行く前は、この手の芸術祭は苦手科目で、しかも、暑いときていたので、二の足を踏んでいたのですが、行ってみて大正解。 僕は、ニューヨーク近代美術館が大好きで、学生時代、そこに住むように(うまく言えないけど)、行きましたが、その時の感動を遙かに超すことに。犬島、直島、小豆島に行きましたが、特に、犬島は、足が震えるほど感動。これは行ってみないと分かりません。 都合2日間で、ベネッセの皆さんの御協力で駆け足行軍となりましたが、次回はのんびり参ろうと思っています。 福武会長の「過疎地をアートの力で復活させる」。まさにその通り。高松でタクシーの運転手さんが、この芸術祭で、観光客の入れ込み数が2倍以上となり、こんなに嬉しいこと
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