2011年6月9日のブックマーク (5件)

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  • 評論について - レジデント初期研修用資料

    単なる感想文と、評論とを隔てているものは、「トレードオフの可視化」の有無であって、分野の文理を問わず、評論を名乗る文章を書く人ならば、まずはこれをやってほしいなと思う。 軽量化のジレンマ 大昔、日野自動車がトラックの軽量化とコストカットを目指したモデルチェンジを行った際には、設計者は「シリンダーを減らす」という決断を行ったのだという。当時のエンジンは、伝統的に直列6気筒を採用していて、この形式は振動から見ると理想的な配列だったから、「直列5気筒の配列を採用する」という案は、当初ずいぶん議論が盛り上がったのだと。 軽量化の手段なら、たとえばもっと「ゼロ戦」的なやりかた、あらゆるパーツの配列はそのままに、個々の部品を極限まで肉抜きするような、負担を生産現場にしわ寄せするようなやりかたも考えられただろうけれど、直列5気筒という形式を採用した結果として、エンジン単体の振動はたしかに増したのだけれど

    SavingThrow
    SavingThrow 2011/06/09
    "結果からだけ論じるのは感想。世の中の大部分が成果優先で不正義でまわってるから評論は必要。成果の出た設計にはどんなジレンマがあり、どんな代替案があり、あるべき設計に照らして正しいのか論じるのが評論。"
  • 堅牢さについて - レジデント初期研修用資料

    セキュアなシステムというものは、どこかに歴史を内包している。それぞれの階層は、それぞれの時代で使われた技術で作られていて、技術は階層をまたがないようになっている 乗用車のパワーステアリングは古典的なギア機構だけれど、アシスト貴構は、それを包み込むような構造になっていて、精緻な制御と堅牢さとが同居している。フライバイワイアのシステムは、そのあたりどこか、過去を切り捨てた怖さがある。高性能を目指したシステムと、堅牢さを目指したシステムと、おそらく両立は難しいのだと思う 東京都消防のPCが落ちた際、消防署の職員はビルの屋上に上がって火の監視を行った。現代の通報システムがダウンしたときに役立ったのは、江戸時代の火の見櫓のシステムだった 米軍のミレミアムチャレンジにおいて、敵役を任命された将軍は、「開戦当初に米軍は敵の通信設備を破壊した」という設定に対抗して、サーチライトと手旗による通信を駆使した結

    SavingThrow
    SavingThrow 2011/06/09
    "中心部分には、なるべく原始的な、できれば人力で動かせる制御はラフでも確実な構造を用い、外側から機械や電子を駆使した精密な制御。無駄はあるが、いざというとき「決死隊で何とかなる」状況を生み出せる。"
  • 壊れにくさについて - レジデント初期研修用資料

    新しい携帯電話を買って考えたこと。 Galaxy Sを買った 今まで使っていたHT-03A という携帯電話がさすがに遅くて、Galaxy Sという機種に買い換えた。もうすぐ世代交代の、DoCoMo のスマートホンの中では古いほうだけれど、使っている人はまだまだ多い。仕事に使う携帯電話に無理な設定はできないから、どうすれば快適に使えるのか、何をやったら壊れるのか、「これ」という定番が固まっている機種はありがたかった。 購入した日、とりあえずGalaxy SをPCに接続して、カーネルを入れ替えた。 2ちゃんねるのROM焼き板は今でも活発で、今回使わせていただいた「パパさんカーネル」と呼ばれているものをはじめとして、日人の方がメンテナンスしている高速カーネルがいくつか覇を競っている。今では開発がずいぶん進んで、カスタムカーネルを導入すると、自動的にroot 権限も有効になって、Clockwor

    SavingThrow
    SavingThrow 2011/06/09
    "トラブル発生したらその階層で解決を試み、無理でも一つ下の階層で問題を書き戻せる構造は安全のデザインとして説得力がある。各階層が独立、動作の前提が異なる、下位階層は上位層の前提の何かを書き換えられる。"
  • End of Methodology (日本語訳):An Agile Way:オルタナティブ・ブログ

    アリスターコーバーンの新着記事『方法論の終焉』(End of methodology)の翻訳です。この翻訳は、twitterを使って数名で短時間で人力翻訳する、という実験プロジェクトでやってみました(末尾にその話)。 元記事は、こちら。http://alistair.cockburn.us/The+end+of+methodology アジャイル開発が「方法論」といった体裁からどんどんはなれ、「自分たちで自分たちやリ方を(Reflective=ふりかえり)どんどんよくしていく(Improvement=改善)そんな枠組み(Framework)」になっていったことに、一つの名前を与えようとしている。そんな話です。この名前自体(当然その日語も)まだ良いものではなく、新しい名前がこれにつくことの前兆となる記事だと思っています。 方法論の終焉(End of Methodology)  by Ali

    End of Methodology (日本語訳):An Agile Way:オルタナティブ・ブログ
    SavingThrow
    SavingThrow 2011/06/09
    "従来の重厚長大フルセットの方法論から、自分たちで自分たちやリ方を(Reflective=ふりかえり)どんどんよくしていく(Improvement=改善)そんな枠組み(Framework)への変化について。"