ブックマーク / memo7.sblo.jp (7)

  • 「新しいアイデアに反対しない」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Least Resistance to New Ideas" の日語訳である。 新しいアイデアに反対しない The Least Resistance to New Ideas (1850年頃、米国G.F. Nesbitt & Co., printerによる) 何年も前に、サンフランシスコ・クロニクル紙が次のような短いコラムを掲載した。記者がインドを旅行したとき、ニューデリーで滞在したホテルの従業員に、自分はサンフランシスコ・ベイエリアから来た、と言ったところ、従業員は「おお、世界の中心ですね」と答えた。どうしてそう思うのか、と尋ねると、「世界の中心とは、新しいアイデアに反対しない場所のことだから」と言った。 サンフランシスコと未来志向との特別な関係について、こ

    「新しいアイデアに反対しない」
  • 「本を読んでくれたらお金を払います」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "I'll Pay You to Read My Book" の日語訳である。 を読んでくれたらお金を払います  I'll Pay You to Read My Book 今では誰も、ノンフィクションの大きいを読まなくなった。そんな時間のある人はいないのだ。大いに苦労して、みんなにノンフィクションの大冊を買ってもらったとしても、たいていの人はそのを読まない。家に持って帰ったとたんに、「あとで読む」の棚に置かれるだけだ。あるいは、電子書籍リーダーの「受信箱」にたまっていく。私には、わかっている。購入されたがどれほど読まれていないか、著者である私はよく知っている。みんながを買ってくれるのはありがたいことだが、購入した(または、借りた)が読まれていないとすれば、

    「本を読んでくれたらお金を払います」
    SavingThrow
    SavingThrow 2013/02/05
    みんな得をした気持ちになるモデル、全員が最後まで読まないだろうことを前提としたモデル。
  • 「実用の図書館」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Library of Utility" の日語訳である。 実用の図書館  The Library of Utility どこか遠く離れた山の上にある図書館を私は夢想している。文明に不可欠な実用的知識の再学習に必要な情報を集めた図書館である。この書庫は、そこまで出かけて行った者には誰にでも開放されている。北極圏にある「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」では、世界中の農作物の種子を冷凍保存しているが、文化に関するそれと同等のものだ。収蔵庫にある実用的文書は、文化の種子であって必要に応じて発芽させることができる。それは「実用の図書館」であり、文明のバックアップとなるものである。 現代の大規模な図書館は、広範囲にわたって受け入れることを使命としている。そこには「あらゆるも

    「実用の図書館」
    SavingThrow
    SavingThrow 2011/07/02
    "世界中の農作物種子を冷凍保存してるスヴァールバル世界種子貯蔵庫。文明再起動マニュアル図書館。鉱石を採掘・精製する方法、石油からプラスチックを作る方法、シリコン結晶を成長させて半導体チップを作る方法等"
  • 「満足のパラドックス」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Satisfaction Paradox" の日語訳である。 満足のパラドックス  The Satisfaction Paradox 身の回りにあるのは自分の欲しい物ばかりという世界に住んでいたらどうなるだろう? しかも、それが大量にある。そこにあるもの全部、100パーセントが好きな物ばかりであれば、どうやって選択するのか? 今までに作られた素晴らしい映画音楽がすべて「ただ同然」で、しかも自分や友人の選別のおかげで屑や駄作や退屈なものが排除された世界に住んでいるとしたらどうだろう。そこにある選択肢は、親友が推薦する完璧な最高品質のものばかりだ。さて、次に見たり、読んだり、聞いたりするものは、どれにしようか? 目の前にある作品は、たまたま現れるものも含めて

    「満足のパラドックス」
    SavingThrow
    SavingThrow 2011/06/23
    "Amazon, NetFlix, Spotify, Googleは本や情報を売るのではない(それは実質的に無料)。何を読めばよいかという提案を売るようになる。次は何に注目すべきかという提案・推奨は、個別の本よりも価値のあるものになるだろう。"
  • 「シャーキーの法則」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Shirky Principle" の日語訳である。 シャーキーの法則  The Shirky Principle 「組織は自分自身がその解決策となるべき問題を維持しようとする。」―― クレイ・シャーキー この意見はすばらしいと思う。これを見て、私は明解なピーターの法則を思い出した。それは、組織にいる人間はその人が無能になる段階まで昇進する、というものである。その段階になると、その人は過去の業績のおかげで解雇されることはないが、それ以上昇進できなくなって、その無能な状態で滞留する。 シャーキーの法則が述べるところは、複雑な解決策(たとえば会社、あるいは産業など)は、その解決しようとする問題に専念しているために、気づかないうちにその問題を永続させようとする場合が

    「シャーキーの法則」
    SavingThrow
    SavingThrow 2010/04/12
    "「シャーキーの法則」によれば、複雑な解決策(たとえば会社、あるいは産業など)は、その解決しようとする問題に専念しているために、気づかないうちにその問題を永続させようとする場合が多いということである。"
  • 「ゲーム化する生活」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Game-ified Life" の日語訳である。 ゲーム化する生活  The Game-ified Life ゲームの将来について、ゲームデザイナーのジェシー・シェルが語るこの講演は、ぜひ視聴すべきだと思う。私が長年聞いてきた中でも、意識改革に最も影響のある講演である。多くの新しい考え方が示されていて、しかもとても速く話が進むので、私はその講演映像をすでに2回見たが、できればもう1度見ようと思っている。これはそういった種類の講演だ。 私がシェルのファンになったのは、"The Art of Game Design"(ゲームデザインの技巧) というを発見したときである。それはゲームデザインについての最良のであるだけでなく、複雑なもの全般の設計に関するすばらし

    「ゲーム化する生活」
    SavingThrow
    SavingThrow 2010/03/24
    "想外の人気ゲームにはたいてい「現実の障壁を突破する」という共通要素がある。ある種の注目経済的に、広告に対する注目、その他の活動への注目、あるいは他の人への注目に応じて点数が加算されるゲーム的な将来。"
  • 「グーグル方式の科学」 - 七左衛門のメモ帳

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Google Way of Science" の日語訳である。 グーグル方式の科学  The Google Way of Science ペタバイトレベル以上のきわめて大規模なデータベースができると、人間の学習方法が変わってしまいそうな予感がある。今までの科学の方法では、仮説を構築して観察したデータに合致させる、あるいは新しいデータを集めるということをしていた。そこには数多くの観察がある。どのような理論であれば、今までのデータをうまく説明することができて、そこから次の観察結果を予想できるのか? きわめて大量のデータがあれば、理論の部分は省略して、いきなり観察結果を予想できるかもしれない。グーグルは早くからそのことに気づいていた。たとえば、グーグルのスペルチェッ

    「グーグル方式の科学」 - 七左衛門のメモ帳
    SavingThrow
    SavingThrow 2009/01/05
    "莫大なデータの相関から問題を解決する相関分析法では、十分な相関があれば良い場合があるので、モデルや理論の理解がなくても正しく動き・利用できる。この方法を科学ではData Intensive Scalable Computationと呼ぶ。"
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