広島への原爆投下から30年となった1975年8月、オーストラリア・メルボルン郊外の反核デモに参加するラフ(横断幕の中央)。彼はこの頃から反核に傾斜していった(同氏提供) 放射能被害への懸念が沈静化しない福島第1原発事故。文部科学省が福島県の小中学校などでの屋外活動を制限する放射線量を「屋外で毎時3・8マイクロシーベルト」と決めた直後の今年4月末、一本の評論記事がインターネット上を駆け巡った。 「福島の子供を守れ」と題した記事は、乳幼児が大人に比べ、放射線に対するがんのリスクが圧倒的に高いと指摘。「3・8マイクロシーベルト」を一概に適用する文科省を批判し、こう警鐘を鳴らしている。 親として、また医師として福島の子供たちに、このような有害なレベルの放射線被ばくをさせることを許す決定は、われわれの子供と将来の世代を守る責任の放棄であり、受け入れられない—。 筆者はオーストラリア・メルボルン
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