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哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン [著]マーク・ローランズ[掲載]2010年6月6日[評者]石川直樹(写真家・作家)■11年間、共に暮らして学んだこと 著者のマーク・ローランズは、SF映画を題材にした『哲学の冒険』という作品を日本で上梓(じょうし)している。そのときから彼の主題になっていたのは「他者との遭遇」であった。ロボットやモンスターなどといった異質なものとの出会いを通して自分自身を見つめること、そうした哲学への姿勢は、本書ではオオカミとの生活というより具体的なストーリーによって深化している。 著者は生後6週間のオオカミを買い取ってブレニンと名付け、その後11年間にわたって共に暮らした。彼は本当にブレニンをどこへ行くにも一緒に連れていった。愛犬家のそれのような主従関係とは異なり、時にはブレニンが弟になり兄にもなるような不思議な間柄である。 著者の語り口は努めて冷静で、陰
→紀伊國屋書店で購入 「貨幣の正義」 マルクスからは「マンモンの神」と呼ばれて嫌われた貨幣であるが、これが物物交換の不便さを解消する文明の工夫の一つであることは間違いない。しかしレヴィナスが指摘するように、貨幣の経済学や社会学は多いとしても、「貨幣の形而上学」はほとんど存在しない。この書物はレヴィナスの貨幣論をまとめたものであり、彼の思考の粘着力をよく示している。ほとんど同じテーマから離れずに、どこまでも螺旋状に広がりながら思考をつづける能力は、見習いたいものである。 レヴィナスの定義では、貨幣は「所有の所有」(p.66)である。これは経済学では購買力と呼ぶ概念なのだが、それが所有という語に言い換えられることで、概念的に膨らみがでてくる。貨幣は他者の所有しているものを入手することができる能力であり、貨幣を所有していることは、他者の所有を所有することである。 しかし人々はこの貨幣を所有するた
ライアル・ワトソン(Lyall Watson)氏が亡くなったのは2008年6月25日。一週間後、追悼記事がテレグラフに載っていた(参照)。69歳だった。私は一時期彼の著作をよく読んだ。集大成と言えるのは「生命潮流―来たるべきものの予感」(参照)だろうが、今アマゾン読者評でも偽科学といった糾弾が目に付く。今となってはそう見られてもしかたがないものだが、当時は最先端の科学とイマジネーションで書かれた話題の書でもあった。今では珍妙な主張のように見えないこともない。転居を繰り返した私の書架には、ワトソン氏の本はこの一冊しか残っていない。彼がその書籍で主張したcontingent systemについてときおり考えることがあるからだ。テレグラフの記事ではワトソン氏について、ニューエージ運動と併せて冒険家の側面を語っていたが、加えるなら、詩人とも呼べるだろう。生命潮流をテーマにNHKの連続番組があったが
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