避難者にカレーを振る舞うスリランカのカランナゴダ駐日大使ら=福島県田村市で2011年4月3日午後0時25分、山下俊輔撮影 「ガンバッテクダサイ」。スリランカのカランナゴダ駐日大使(58)らが3日、福島県田村市の避難所を訪れ、福島第1原発の半径20キロ圏内などから避難してきた人たちに、カレーを振る舞った。 外交官を東京から関西方面へ退避させる国もある中、大使自らの福島入りは異例。海軍出身で救援活動の経験もある大使は「日本は、スマトラ沖大地震の際に駆け付けてくれた真の友人だから」と強調した。 子供や高齢者の好みも考えて、カレーの辛さは控えめ。大熊町から避難してきた今野美香さん(26)は「7歳の長女も、おいしく食べられました」と、こまやかな心遣いに満足した様子だった。【山下俊輔】