トリポリ西郊の漁港で避難生活を送るアフリカ移民のソフィアさん(手前)=2011年8月30日、和田浩明撮影 【トリポリ和田浩明】最高指導者カダフィ大佐の政権が崩壊したリビアの首都トリポリで、リビア人がアフリカからの黒人移民に暴行したり金品を奪うケースが目立っている。身の危険を感じた移民の中には避難民生活を送る人も出始めた。カダフィ派がアフリカから呼び寄せたとされる雇い兵に対する報復と見られるが、アフリカ連合は「罪の無い普通の移民まで巻き込まれている」と反発を強めている。 トリポリから車で西に約20分。反カダフィ派が警備を固める漁港には、アフリカ移民約800人が暮らす避難民キャンプがある。漁船の陰などに毛布を張っただけの「住居」に身を寄せる人々。多くがナイジェリアやガーナ、マリなどからの移民だ。水や食料が不足し、住民たちは「早くここから脱出したい」と口をそろえた。 反カダフィ派がトリポリに迫り
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