疫学批評:マンモグラフィーによる乳がん検診、発見例の３人に１人は過剰診断。
2009年07月10日 マンモグラフィーによる乳がん検診、発見例の３人に１人は過剰診断。 マンモグラフィーによる組織的な検診を公的に行っている５カ国について、検診対象年代の乳がん発生率を検診導入の前と後で比べると、導入後の発生率は、導入前の動向から期待される発生率の1.52倍に上昇しており、検診発見例の３人に１人は本来発見して治療する必要のない過剰診断例と推計された。論文はBritish Medical Journalのサイトに2009年7月9日掲載された。 がん検診の害として、発見や治療をしなくてもその人の死に結びつかないがん（その人の生涯の間に治療が必要な症状を発症することのないがん）を、過剰に診断してしまうことが知られている。過剰診断がまったくなく、検診で発見されるがんの全てが治療しないと死に結びつくものだとすれば、検診導入の前と後でがんの発生率は、他の要因（危険因子や治療法の変化
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