第1号 2006年6月 第2号 2006年7月 第3号 2006年8月 第4号 2006年9月 第5号 2006年10月 第6号 2006年11月 第7号 2006年12月 第8号 2007年1月 第9号 2007年2月 第10号 2007年3月 第11号 2007年4月 ケンブリッジ・ガゼット ハーバード大学政治経済情報 栗原報告 『日本の知識戦略 ―ハーバードでの経験から』 書籍の詳細はこちらから 私たちは、現在、想像を遥かに超えた勢いで進展するグローバリゼーションのなかで生活しています。情報通信技術と運輸交通手段の発展によって、グローバリゼーション自体は、好むと好まざるとにかかわらず、また、良かれ悪しかれ進展している現象です。 このため、私たちは、物理的にはもちろん、心理的にも「鎖国状態」でいることはできません。私たちに必要なのは、むしろ積極的に世界に飛び出し、多くの優れた人々と交流
山形浩生 訳(hiyori13@alum.mit.edu) 今日のNew York Times の石油に関するコラムで、ぼくは経済の専門家がオイルショックを理解する努力を驚いたことにしようとしないことについて、批判をした。オイルショックは、確かにずいぶん昔のできごとではあるけれど、当時はすごくだいじなできごとだったし、下手をすると将来の危機のモデルになるかもしれないんだ。この文で、ぼくはコラムでの論点をいくつか発展させてみたいと思う。 オイルショックの謎 これは見当だけれど、もし適当に経済学者をつかまえて、1970 年代に何が起きたのかきいてみたら、答えはたぶんカルテルの興亡のお話ですよ、ということになると思う。でも、あの当時ですら OPEC が言われていたほど核心的な存在だったのかは疑問視されていたし、その疑問はいまでも十分に有効だ。 このカルテル話の基本的な問題はいろんな人が指摘したけ
倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。 (The Economist Vol 381, No. 8507 (2006/12/09), "Good Food?" p. 10) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 賢いお買い物で世界がよくなると思ったら大間違い。かえって悪くするかもしれませんぞ。 「政府が動くのを待つ必要はありません……フェアトレードがすばらしいのは、買い物できるということです!」とフェアトレード運動の代表者が今年、イギリスの新聞で語っていた。同じように、ニューヨーク大学の栄養学者マリオン・ネッスルは「有機食品を選ぶということは、農薬の少ない、土壌の豊かな、水のきれいな地球に投票すると言うことなのです」と論じている。 買い物こそが新しい政治だという発想は、確かに魅力的だ。投票箱なんかどうでもいい。買い物かごで投票しようというわけだ。選挙はあまり頻繁に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く