「キャリアデザインマガジン」第72号のために書いた書評を転載します。 不安定雇用という虚像―パート・フリーター・派遣の実像 作者: 小泉静子,佐藤博樹出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/11/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (16件) を見る きわめて刺激的なタイトルの本だが、内容はそれと裏腹に、データの分析を中心としたまことに堅実な研究書という感がある。その手法たるや、共著者のひとりである佐藤博樹氏が心血を注いでいる東京大学社会科学研究所附属日本社会研究情報センターのデータアーカイブ(SSJDA)経由で、リクルートワークス研究所が実施したアンケート調査の個票データを再集計したという地道きわまりないものだ。佐藤氏はこの本の版元である勁草書房のウェブサイトで「著者らの意図は副題にある」と書き、続けて「パート、フリーター、派遣などに代表さ
求む、日銀総裁――フィナンシャル・タイムズ社説 2008年3月21日(金)12:44 どうなる世界経済 金融政策の道具箱、入れ替えどきに(2008年3月17日) ドル下落ペースダウンのために介入を(2008年3月13日) 続・メルトダウンへの12段階 なぜ米政府の救済策でも危機は収束しないか(2008年2月26日) 米経済、前代未聞メルトダウンの危険が(2008年2月19日) マイナス心理のしっくりこないこの感じ(2008年1月25日) 上がったり下がったりの表と裏、揺れる市場が「連動」に直面(2008年1月24日) 金融危機は、暗い部屋にいるゾウのように(2008年1月22日) 米大統領選の最大テーマは経済に(2008年1月 (フィナンシャル・タイムズ 2008年3月19日初出 翻訳gooニュース) 国際的な金融危機というささやかな問題に対応する必要
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Matthew Goldstein (BusinessWeek誌、ヘッジファンド及び金融担当副編集長) 米国時間2008年3月16日更新 「JPMorgan Buys Bear on the Cheap」 かつては名門と謳われた米証券大手ベアー・スターンズ(BSC、本社:米ニューヨーク)は、昔ながらの取り付け騒ぎの犠牲となり、結局、その価値は地下鉄の切符代と同程度まで下がってしまった。 米銀大手JPモルガン・チェース(JPM)は3月14日、ベアー救済を発表。同行が買収に支払う額は1株当たりわずか2ドルだが、つい1年余り前、ベアー株は1株170ドルもの高値で売買されていた。今回の買収合意は、ベアーの破産申請という事態を防ぎ、金融市場の新たな危機
平成20年3月20日以降総裁が任命されるまでの間は、3月20日付けをもって任命される白川副総裁が総裁職務を代行する。 また、白川副総裁の代行する総裁職務については、3月20日付けをもって任命される西村副総裁が代理となる。 以 上
本書がどうして「デイヴィドソン自身によるデイヴィドソン入門書」なのかというと、普通「デイヴィドソン哲学」というと行為論と意味論との二系列からなるものとして理解されているのだが、本書収録の諸論文においては、その両者をより大きな「心の哲学」体系へと統合した「統一理論」が素描されているからである。 その際キーになっているのは「欲求」の概念であり、信念に対する欲求の先行性、根底性が主張されている。その理論構築に際しては、、彼自身もキャリアの初期において共同研究に参加していた意思決定理論のアイディア、ことに期待効用理論が重要な意味を持っている。非常に大雑把に言えば、フォン=ノイマン・モルゲンシュテルン効用関数にしたがっているという意味で合理的な主体が、将来の不確実な事象に対して割り当てる主観確率を、まさに命題的態度としての「信念」と見なすわけである。 もちろん現実の人間を含めた行為主体が、文字通りに
中国製冷凍ギョーザから殺虫剤が検出され、会見に臨む厚労省医薬食品局の藤崎清道・食品安全部長(右)=1月30日(共同) 中国製ギョーザ中毒事件に関し何人かの香港人に同じことを聞かれた。「日本は中国製品を執拗に調べては『毒入り』と発表する。中国を貶めるのが狙いか」――。 香港なら直ちに輸入禁止 こう言われた日本人は「とんでもない」と答えたうえ「やはり香港人も中国人。身贔屓だな」と内心思う。だが、話を進めるうちに身贔屓どころか香港人の中国に対する厳しい見方と処し方、さらには自らの稚拙さに気がついていく。 では、香港で中国製の危ない食品が発見されたら香港人はどう対応するのか。香港政府は直ちに中国からの輸入を禁止する。中国側が状況を改善したと判断できた後に輸入を再開する。しかし、検査の手は緩めない。ただし、中国現地での原因究明――犯人探し――にはさほどこだわらない。 輸入禁止措置をとらず、ま
巷のいわゆる人気ブロガーや人気エコノミストさん達の中には、「教科書レベルの経済学」について少々ご執心が過ぎるのではないか?と思わずにはいられないような方々もいらっしゃいますが、、「マーケット・デザイン」のようにまだ教科書には載っていない経済学の最先端の話も是非もっと積極的にご紹介して頂けたら、と思います。もちろん私自身、教科書レベルの知識が重要・有用であることに異論は全くありませんが、こういったタイムリーで(研究者にとっても)エキサイティングな話題の方が 「需給の考え方で○○が分かる」 「金融引き締めや緩和が・・・」 といった古典的な話題よりも、より効果的に経済学の面白さや有用性が伝わる場合も多いような気がします。 (中略) そんなことを考えていたら、今の(日本の)経済論議で本当に必要なのは、経済学に関する「教科書レベルの知識」ではなくて「教科書では扱われていない新しい成果」なのかもしれな
先日の"Targeting rather than discretion"について「理論的な基礎は何か」というご質問をいただいたので、少しだけ補足をさせていただきます(しかし、矢野のようなダメダメ三流研究者に聞くのは間違っていると思いますが・・・*1)。 「理論的基礎」といっても動学マクロ経済学ではよく知られた話だと思うので、教科書の該当箇所を列挙しますので、それをご参照ください。 少し前の教科書(2003年刊)だとWalsh, (2003), Monetary Theory and Policy, MIT PressのChapter 11, "Policy Analysis in New Keynesian Models"が「裁量的政策か、ルールによる政策か」についてそれぞれの比較をもとに議論されています。矢野の知識ははっきり言ってこの章で学んだことから一歩も出ていません。 Moneta
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
今年1月、経済産業省の北畑隆生事務次官が講演した時、自分の発言がこれだけ物議を醸すとは想像できなかったはずだ。彼は日本企業が世界経済の大きな変化に対応する必要性について語っていたのだが、企業は株主を選べるべきで、投資家は「強欲で浮気で無責任だ」とした発言が日本の保護主義の高まりに対する懸念を呼んだ。 北畑発言は、多くの人が既に抱いていた「日本は外国人投資家を歓迎していない」という懸念を強固なものにした。「彼の発言を受け、外国人投資家は日本にとどまるべきかどうか自問した」とある欧州ヘッジファンド幹部は言う。 日本は過去に何度も保護主義を批判されてきた。17世紀には鎖国。鎖国を解いたのは1853年に黒船が来航してからのことだ。1955年には関税と貿易に関する一般協定に署名したが、90年代まで頻繁に貿易相手国と対立した。 だが、東京証券取引所の上場企業の外国人保有比率が28%まで高まった今、政治
2008年03月19日 インフレではなくデフレ (8) カテゴリ:投資 よく見かけるこの絵、 利下げで、ドルを刷りまくって、インフレを煽っているというモノ、 現実はドーか、再度確認で、 まずロイターから、 米経済の最大の脅威、インフレではなくデフレ=PIMCO 2008/03/19 6:58 【ニューヨーク 18日 ロイター】 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)の最高投資責任者(CIO)ビル・グロース氏は18日、住宅市場が低迷が米経済にもたらす最大の脅威はデフレーションであるとの見方を示した。 同氏はCNBCテレビで「現在懸念するのはデフレーションであり、インフレではない」と指摘し、政府機関発行の30年物モーゲージ担保証券(MBS)を選好していると話した。 US国債では短期債に買いが集中している、(金融不安で直近ものに逃避、下記チャート参
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く