昨日に引き続き、文藝春秋のクルーグマンのインタビュー記事から、気になったところを抜粋してみる。今日は日本に関する箇所。 日本は96年が財政出動のピークだと思います。その時日本経済は3パーセントの成長を見ました。財政出動が経済を刺激するのは確かです。効果がなかったと言われるのは、巨額のお金を使ったのに、経済が持続的回復をしないからです。しかしもし日本が財政出動をしていなかったら、大恐慌レベルのスランプになっていたかもしれません。 (日銀が0.1%の政策金利をゼロにすべきだと考えないか、という質問に対し)日銀がゼロ金利にしても、事態はあまり変わりません。それほど大きな問題ではありません。ゼロにするとさらに身動きできなくなる。マイナス金利が可能なら効果はあるかもしれませんが、それはできない。 (定額給付金について)それはまさに、「うまく行かない税制改革」と同じであるように聞こえますね。その中の少