米国と韓国がFTAを締結することで合意したと報道されている。今まで交渉の難航がしばしば伝えられており、悲観視されていたものが一転合意となったことから話題となっている。コメや自動車が大きな争点として取り上げられていたが、FTAの内容は全体としてどのようなものであるのだろうか。 朝鮮日報の記事が比較的うまくまとめており、概観するには参考になるだろう。(参照1/参照2)かなり広範な要素を含むFTAであることが分かる。韓国には確かに農業問題などの政治的に困難な部分があるだろう。しかし全体としては有利なものであることは間違いない。それでは米国の立場はどのようなものであるのか。 USTRは経済規模の大きなFTAの妥結であることを強調している。(参照3)しかしこのFTAの興味深い点は経済効果だけでなく考え方にあるように思う。PDFでやや詳細に各項目に関して言及しているが、農業分野、製造業分野もさりながら
街角で見かける牛丼を、もっと安く食べられるかもしれない・・・。 牛丼屋の牛丼(並)は、一杯380円程度。何を隠そう、私もこの牛丼に、さらに50円払って生卵をかけて食べるのが、何よりのご馳走、何よりの楽しみだった。その牛丼がもっと安くなる? 07年にはいよいよ「日豪FTA(※1)」の本交渉が始まる。日本のオーストラリアからの輸入品第一位は、石炭(30.6%)。そして、天然ガス(16.6%)、鉄鉱石(13.6%)、アルミ製品(5.3%)と続き、第5位に牛肉(4.2%)が顔を出す(2006年)。米国のBSE問題の影響もあって、日本は牛肉輸入量のほぼ9割をオーストラリアに依存している。牛肉には38.5%の関税が掛けられているが、これが撤廃されたらどうなるだろうか。 国内農業保護者の立場からすれば、農業国オーストラリアとのFTA締結など論外だろう。農林水産省は、日豪FTA締結によって、日本の牛肉生産
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