2021年9月6日のブックマーク (2件)

  • 低コストで2次元トラッキングを実現 使うのはスマートフォンと磁石だけ

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 お茶の水女子大学、独アイントホーフェン工科大学、台湾大学による研究チームが開発した「FieldSweep: A 2D Tracking System With Embedded Magnets and a Smartphone」は、スマートフォン体と安価な永久磁石のみで2次元トラッキングを行う手法だ。 平面上で位置を追跡するためには、静電容量タッチパネルやカメラ、赤外線センサーを主に使ってきたが、これらは高価であり電源を必要とするため、日常生活や公共の場での利用には向かなかった。 今回は容易に実装できるデバイスを目指し、永久磁石(今回はネオジム磁石を使用)とスマートフォンのみで平面上のト

    低コストで2次元トラッキングを実現 使うのはスマートフォンと磁石だけ
    Seamless
    Seamless 2021/09/06
    永久磁石が平面上に作り出した磁場をスマホ内蔵の3軸磁気センサで計測し磁力線の3次元ベクトルから磁石の相対位置を推定。絶対座標も取得可。その他電子部品や電源は不要で磁石上でスマホを動かすだけ。
  • 水滴をロボット化し、磁石で操作 毎秒2mで移動しホコリを掃除

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 香港城市大学と中国科学院の研究チームが開発した「Bioinspired magnetically driven liquid manipulation as microrobot」は、磁石を使って水滴を移動させるシステムだ。水滴の中に置いた小さな鉄のビーズを水滴ごと磁石であらゆる方向に動かせる。 液体の動きを制御する従来の方法としては、疎水性(水と混ざりにくい)の高い表面から、親水性(水に混ざりやすい)の高い表面に流す手法や、熱や光などの外部刺激を利用して液体の動きを誘導する手法などがあるが、移動速度が遅くなりがちで、途中で止めることもできない。 このシステムでは、親水性コーティングした小

    水滴をロボット化し、磁石で操作 毎秒2mで移動しホコリを掃除
    Seamless
    Seamless 2021/09/06
    親水性コーティングした小さな鉄ビーズ(直径1-2mm)を水滴に埋め込む。外部から磁石で鉄のビーズを水滴ごと移動できる。途中の水に接触していきどんどん大きく増やしていける。逆さにしても水は落ちない。