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  • 食べるだけでアルコールを高速分解できるゲル エタノールと一緒に毎日投与されたマウスの内蔵ダメージ減【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)

    スイスのETH Zurich(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)などに所属する研究者らが発表した論文「Single-site iron-anchored amyloid hydrogels as catalytic platforms for alcohol detoxification」は、べるだけで血中アルコール濃度を大幅に低下させる、ゼリー状のハイドロゲルの開発について述べた研究報告である。 ▲血中アルコール濃度を低下させるハイドロゲルの外観 研究チームは、アルコール中毒の予防と治療に効果的な新しいアプローチとして、乳タンパク質由来のハイドロゲル「FeSA@AH」を開発した。ヨーグルトやチーズ製造時には、副産物としてホエータンパク質が発生する。このゲルは、ホエータンパク質のβ-ラクトグロブリンからつくられたナノファイバーと、鉄粒子により構成されている。 また、このゲルはアルコール

    食べるだけでアルコールを高速分解できるゲル エタノールと一緒に毎日投与されたマウスの内蔵ダメージ減【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)
    Seamless
    Seamless 2024/05/16
    アルコールを急激に分解する食べる透明ゼリー。ホエーからスイス研究者が開発。10日間飲んだマウスが食べると血中アルコール濃度が55%以上低下。肝臓や腸の損傷も軽減
  • 炎症反応を脳や体が制御する仕組みを解明、Nature誌に掲載 コロナ後遺症の治療法につながる可能性も【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)

    Nature誌で今回発表された研究によると、脳幹の孤束核にあるDBH(ドーパミンβ水酸化酵素)という物質を作り出す細胞が全身の炎症を監視し、サイトカインを調節することで炎症を抑制する役割を持つことを発見した。この細胞が、体の末端から送られてくる免疫シグナルを感知し、炎症を促進したり抑制したりする指令を送り返しているという。 研究チームは、マウスの腹腔内に細菌の成分(LPS)を注射して炎症反応を引き起こし、脳幹や血中サイトカインを観察した。すると、炎症反応は脳と体をつなぐ迷走神経を通り、孤束核が活性化した。 さらに、薬物を使ってこれらの細胞を活性化させると、マウスの血中の炎症性物質が減少した。一方、これらの細胞の働きを抑制すると、免疫反応が制御不能になり、炎症性物質が通常の約3倍も増加した。 また、迷走神経に、炎症を促進するシグナルに反応する細胞と、炎症を抑制するシグナルに反応する細胞が分か

    炎症反応を脳や体が制御する仕組みを解明、Nature誌に掲載 コロナ後遺症の治療法につながる可能性も【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)
    Seamless
    Seamless 2024/05/08
    免疫システムを適切に調整してた司令官は脳幹の孤束核(内のDBH)と発覚。この細胞を抑制すると免疫システム崩壊で炎症暴走。逆に活性化で炎症が減少。自己免疫疾患に応用へ
  • プログラマーがソースコード内に書いた「アスキーアート」図2000点以上を収集 使われ方を分析しデータベース化【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)

    米カリフォルニア大学サンディエゴ校に所属する研究者らが発表した論文「Taking ASCII Drawings Seriously: How Programmers Diagram Code」は、ソースコード内で使用するアスキーアート(ASCII art)を収集し分析した研究報告である。 ▲ソースコード内で活用されたアスキーアートの一例 keyboard_arrow_down 研究背景 keyboard_arrow_down 研究内容 オープンソースのソフトウェア開発では、プログラマーがコードの中にアスキーアートを使って図を描き、アイデアを視覚的に表現することがよくある。アスキーアートはコードや自然言語では表現しにくい概念を視覚的に明快に説明でき、またコードよりも詳細度は低いものの、コードを理解するうえで「サムネイル」のような役割を果たす。 こうしたアスキーアートは、実際のソフトウェア開発

    プログラマーがソースコード内に書いた「アスキーアート」図2000点以上を収集 使われ方を分析しデータベース化【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)
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    Seamless 2024/04/30
    Linux等から実際のアスキーアート2156点を収集,7種に分類,リスト化。作者9人にインタビュし,数ヶ月後の自分自身がコードを思い出す為等描く意味が5つとわかった
  • 「Wikipediaっぽい記事」を自動生成できるAIシステム「STORM」 米スタンフォード大学が開発【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)

    米スタンフォード大学に所属する研究者らが発表した論文「Assisting in Writing Wikipedia-like Articles From Scratch with Large Language Models」は、AIモデルを使い、Wikipedia風の記事を生成するシステムの開発に関する研究報告である。GitHubのリポジトリはこちら。 ▲STORMは、記事にしたいワードから網羅的かつ深い内容の記事を生成することができる。 近年、大規模言語モデル(LLM)は文章生成タスクにおいて目覚ましい性能を示している。しかし、Wikipediaのような網羅的かつ内容の深さを備えた記事を一から生成することは、依然として挑戦的な課題である。記事の生成には、事前の調査やアウトラインの作成など、執筆前の段階における準備が重要な役割を果たすが、従来の研究ではこの点に着目したものは少ない。 この研

    「Wikipediaっぽい記事」を自動生成できるAIシステム「STORM」 米スタンフォード大学が開発【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)
    Seamless
    Seamless 2024/04/25
    書いて欲しいワードに関連する様々な既存Wikipedia記事を収集分析。その専門家と対話し詳細を吟味。収集した情報でアウトライン作成。執筆。すぐ試せるプレビュ等GitHubで公開中。
  • ブラックホール内部の量子状態をもとにエントロピーを計算 ホーキング博士の理論と一致【研究紹介】

    山下 裕毅 先端テクノロジーの研究を論文ベースで記事にするWebメディア「Seamless/シームレス」を運営。最新の研究情報をX(@shiropen2)にて更新中。 米ペンシルベニア大学などに所属する研究者らが発表した論文「Microscopic Origin of the Entropy of Astrophysical Black Holes」は、ブラックホール内部をモデル化し、それらの状態の数を数え上げる式を導き出し、ブラックホールの総エントロピーを計算した研究報告である。 ▲論文のトップページ スティーブン・ホーキング氏とヤコブ・ベッケンシュタイン氏は1970年代に、ブラックホールはエントロピーを持つこと、そしてそのエントロピーがブラックホールのホライズンの面積に比例することを発見した。しかし、統計力学の観点から、このエントロピーがブラックホール内部のどのような微視的状態の数に対

    ブラックホール内部の量子状態をもとにエントロピーを計算 ホーキング博士の理論と一致【研究紹介】
    Seamless
    Seamless 2024/04/09
    ブラックホール内をモデル化,重複を考慮して内部の膨大な数の微視的状態を数え上げる式を導き出し総エントロピーを計算し解釈。結果ホーキング・ベッケンシュタインの理論と一致。
  • 重力を媒介する未発見の粒子「重力子」に似たものが見つかる Nature誌で論文発表、半導体使った実験で【研究紹介】

    TOPコラム海外最新IT事情重力を媒介する未発見の粒子「重力子」に似たものが見つかる Nature誌で論文発表、半導体使った実験で【研究紹介】 中国の南京大学、米コロンビア大学、ドイツのミュンスター大学、米プリンストン大学に所属する研究者らが発表した論文「Evidence for chiral graviton modes in fractional quantum Hall liquids」は、重力を媒介すると考えられている「重力子」に似たものを半導体から発見した研究報告である。 ▲論文のトップページ(スクリーンショット画像) アインシュタインの一般相対性理論によると、重力は時空の歪みによって生じるとされる。一方、量子力学の枠組みでは、力を媒介するのは粒子であり、重力の場合は「重力子」と呼ばれる仮説上存在する粒子が媒介すると考えられてきた。しかし、長年の探索にもかかわらず、宇宙空間で重力

    重力を媒介する未発見の粒子「重力子」に似たものが見つかる Nature誌で論文発表、半導体使った実験で【研究紹介】
    Seamless
    Seamless 2024/03/29
    未発見だが量子力学では重力を伝えるための粒子(重力子)があるはずと仮定している。今回半導体の実験から重力子に特有なスピン2を持つ集団励起モードが発見された。
  • OSSプロジェクト「Devika」登場 全自動でゲームもつくれる完全自律型AIエンジニア「Devin」超え目指す【技術紹介】

    AIソフトウェアエンジニアを提供するオープンソースのプロジェクト「Devika」がGitHubで公開された。これはAIベンチャー「Cognition」が開発し2024年3月12日に公開した、ソフトウェア開発のための自律型AIエンジニア「Devin」をモデルに、オープンソース版の提供を目指すプロジェクトだ。 Devinは、従来の大規模言語モデル(LLM)やコーディング特化型モデルが実行可能。テキストからのコード生成やバグの特定などの作業支援だけではなく、ゲームなどのソフトウェア開発が全自動でできるとの特徴を持つ。 keyboard_arrow_down プロジェクト背景 keyboard_arrow_down プロジェクト内容 Devinは、独自のコマンドライン、コードエディター、ブラウザを持ち、APIドキュメントを参照しながら、開発プロジェクトを自律的に構築する。エラーが発生した場合は、デ

    OSSプロジェクト「Devika」登場 全自動でゲームもつくれる完全自律型AIエンジニア「Devin」超え目指す【技術紹介】
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    Seamless 2024/03/26
    コード生成,デバック,デプロイなど全自動でソフトウェアが作れる自律生成AIエンジニア「Devin」のオープンソース版「Devika」GitHubに登場。
  • 科学論文の査読にLLMが使われている?誤字修正目的の範囲を超えての使用も スタンフォード大など調査【研究紹介】

    研究者らはLLMが使用されているかを調査するために、AIによって生成または修正されたコンテンツを効率的に調査するための新たなフレームワークを開発した。個々のテキストがAIによるものか人間によるものかを判定する従来のAIテキスト検出手法とは異なり、このフレームワークでは、テキスト全体(コーパス)の中でAIによるものがどのくらいの割合を占めているかを推定することに焦点を当てている。 具体的には、人間の専門家が書いた査読(以下、人間レビュー)とLLM(ここではGPT-4を使用)が生成した査読(以下、AIレビュー)を参照データとして使い、それらのデータから推定された単語の出現分布を比較することで、実際の査読コーパスにおけるLLMの使用割合を推定する。 ▲提案フレームワークの概要 実験では、2018年から2024年までのICLR、NeurIPS、EMNLP、CoRLなどのAI関連のトップカンファレン

    科学論文の査読にLLMが使われている?誤字修正目的の範囲を超えての使用も スタンフォード大など調査【研究紹介】
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    Seamless 2024/03/21
    AI系会議複数ではChatGPT公開の2022年から生成AIが好きな形容詞が査読で多用(最大16,9%上昇)されるようになった。Nature誌だけは上昇なし。査読に自信がないや締切間近かで使われる傾向が高い。
  • 「1日1万歩で健康」説はやっぱり本当? 歩数や座位時間と死亡率の関係を調査、7万人を対象に【研究紹介】

    オーストラリアのシドニー大学などに所属する研究者らが発表した論文「Do the associations of daily steps with mortality and incident cardiovascular disease differ by sedentary time levels? A device-based cohort study」は、1日の歩数と、全死因死亡率およびCVD(心血管疾患)発症率の関連性を調査した研究報告である。 この研究は、UKバイオバンク(英国)の参加者を対象に実施。対象となった参加者7万2,174人(平均年齢61.1、女性57.9%)は、24時間7日間にわたって加速度計を装着し、1日の歩数と座位時間の測定を受けた。追跡期間(平均6.9年)中に1,633人が死亡し、6,190人がCVDを発症した。 keyboard_arrow_down 研究内容

    「1日1万歩で健康」説はやっぱり本当? 歩数や座位時間と死亡率の関係を調査、7万人を対象に【研究紹介】
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    Seamless 2024/03/12
    7年間監視し死亡者約1600人。結果1万500歩が2千歩に比べ死亡率39%低下。4千歩でも16%低下と効果あり。歩くのに加え座位時間1日10時間以下だと心血管疾患がさらに10%低下
  • 画像1枚から操作可能なゲームを生成できるAIモデル「Genie」 Google DeepMindなど開発【研究紹介】

    画像1枚から操作可能なゲームを生成できるAIモデル「Genie」 Google DeepMindなど開発【研究紹介】 2024年2月27日 Google DeepMindやカナダのブリティッシュコロンビア大学に所属する研究者らが発表した論文「Genie: Generative Interactive Environments」は、画像1枚から、操作可能なビデオゲームを生成できるモデルを提案した研究報告である。 テキストから生成された画像や、実世界の写真、手書きスケッチなど、Genieが見たことのない未知の画像をプロンプトとして、インタラクティブに制御可能なゲーム環境を生成できる。 ▲Genieは画像1枚から操作可能なビデオゲーム環境を生成することができる。 keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 研究結果 keyboard_arrow_do

    画像1枚から操作可能なゲームを生成できるAIモデル「Genie」 Google DeepMindなど開発【研究紹介】
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    Seamless 2024/02/27
    文章や実写真,手書きスケッチによる未知の画像1枚からプレイできる2Dビデオゲームを生成。左右ジャンプ等が可能。20万時間のゲーム動画で学習。強化学習と組み合わせで無限ゲーム生成
  • GPT-4にWebサイトを“自律的に”ハッキングさせる方法 AI自身が脆弱性を検出、成功率70%以上【研究紹介】

    UIUC(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校)に所属する研究者らが発表した論文「LLM Agents can Autonomously Hack Websites」は、大規模言語モデル(LLM)を用いたAIエージェントに、自律的にWebサイトをハッキングさせる攻撃手法を提案した研究報告である。LLMエージェントがWebサイトに存在する脆弱性を事前に知らなくても、自動検知してのハッキングが可能となる。 ▲自律型LLMエージェントを使ったWebサイトのハッキングの模式図 keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 研究結果 Webサイトを自律的にハッキングするようLLMエージェントを活用するには、エージェントのセットアップと、目標に向けてのプロンプトによる指示という2つのステップが必要である。エージェントによるハッキングでは、関数呼び出し、文書

    GPT-4にWebサイトを“自律的に”ハッキングさせる方法 AI自身が脆弱性を検出、成功率70%以上【研究紹介】
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    Seamless 2024/02/21
    Webサイトの脆弱性を自動検知しハッキングする能力をGPT-4に与える手法。攻撃法が書かれた文書やターミナル等へのアクセスを与え初期プロンプトで指示。SQLインジェクション,XSS等
  • 周囲のWi-Fiを電気刺激で感じ取れるシステム「Wi-Fi Twinge」 信号強度に応じて手がピクピク【研究紹介】

    周囲のWi-Fiを電気刺激で感じ取れるシステム「Wi-Fi Twinge」 信号強度に応じて手がピクピク【研究紹介】 2024年2月16日 オーストラリアのモナシュ大学などに所属する研究者らが発表した論文「Exploring Superpower Design Through Wi-Fi Twinge」は、目に見えないWi-Fi信号を検知すると体に電気を流すシステムを提案した研究報告である。このシステムは「Wi-Fi Twinge」と呼ばれ、強いWi-Fi信号のもとでユーザーの手がピクピクと動くように電気筋肉刺激(EMS)を使用。人間が周囲のWi-Fi信号を感じ取られる、身体的な感覚を提供する。 ▲Wi-Fi Twingeは周囲のWi-Fi信号を拾い、EMSによって身体に刺激を与える keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 研究結果 Wi-

    周囲のWi-Fiを電気刺激で感じ取れるシステム「Wi-Fi Twinge」 信号強度に応じて手がピクピク【研究紹介】
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    Seamless 2024/02/16
    2.4GHzと5GHzのWi-Fi信号を自動検知すると身体に電気が流れるシステム。電気筋肉刺激(EMS)を用いて5段階の強度で提供。
  • 人間の脳組織を3Dプリンタで印刷。成長し神経ネットワークを形成、疾患研究への応用に期待 米研究者ら発表【研究紹介】

    3Dバイオプリンティング技術は、これらの神経組織をより正確に作成する方法を提供する。ただし、柔らかい生態材料による複雑な3D構造のサポートや、硬いゲルを使用しての機能を実現には課題が存在する。 この研究の目的は、組織層内および層間でシナプスを形成しながら成熟する層状の神経組織を構築することである。研究チームは、人間の神経細胞を希望の寸法で組み立てられる3Dバイオプリンティングプラットフォームを開発した。 多層の脳組織は通常、層を積み重ねたり垂直に組み立てたりする方法でつくられるが、この際には硬いゲルなどのサポート材料が必要である。しかし、これが神経細胞間の接続を妨げる可能性がある。研究者たちは、この問題に対応するため、各層の厚さを50μmに設定し、層を水平方向に隣り合わせて積み重ねることで、薄いながらも多層で機能的な神経組織を構築した。また、印刷されたこの組織は、栄養と酸素を十分に受け取る

    人間の脳組織を3Dプリンタで印刷。成長し神経ネットワークを形成、疾患研究への応用に期待 米研究者ら発表【研究紹介】
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    Seamless 2024/02/06
    市販バイオ3Dプリンタで特殊バイオインクを使い水平に積む方式。印刷された神経前駆細胞は培養数週間で脳のように機能する神経回路を形成。自発的なシナプス電流開始
  • 盗聴を妨害しつつ指定したスマホだけ録音可能にするシステム 中国の研究者らが開発【研究紹介】

    山下 裕毅 先端テクノロジーの研究を論文ベースで記事にするWebメディア「Seamless/シームレス」を運営。最新の研究情報をX(@shiropen2)にて更新中。 中国の浙江大学に所属する研究者らが発表した論文「Phoneme-Based Proactive Anti-Eavesdropping with Controlled Recording Privilege」は、盗聴を防ぎつつも、許可した録音機だけを録音可能にする盗聴妨害システムを提案した研究報告である。部屋にあるスマートフォンなどの録音機の中から、ひとつだけ(複数も可)を指定して録音可能にし、他のデバイスは録音不能にすることで、盗聴を防止しつつ、録音が行える技術である。 ▲指定した特定の録音機(緑色のマイクマーク)だけ録音を可能にし、他の録音機(赤色のマイクマーク)を録音不能にして盗聴を防止する。 keyboard_arro

    盗聴を妨害しつつ指定したスマホだけ録音可能にするシステム 中国の研究者らが開発【研究紹介】
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    Seamless 2024/01/31
    音素ベースの妨害ノイズを生成し送信機アレイで超音波を介して部屋全体に送信。部屋内の全録音機が盗聴不能に。録音機に予め専用ノイズ除去を組み込んでおくとその録音機だけ録音可能になる。
  • AIが自分自身に報酬を与えて進化する「自己報酬型言語モデル」 米Metaなどが開発、実験でGPT-4を上回る【研究紹介】

    TOPコラム海外最新IT事情AIが自分自身に報酬を与えて進化する「自己報酬型言語モデル」 米Metaなどが開発、実験でGPT-4を上回る【研究紹介】 AIが自分自身に報酬を与えて進化する「自己報酬型言語モデル」 米Metaなどが開発、実験でGPT-4を上回る【研究紹介】 2024年1月23日 米Metaと米ニューヨーク大学に所属する研究者らが発表した論文「Self-Rewarding Language Models」は、大規模言語モデル(LLM)が自分自身に報酬を与えることで繰り返し学習する「自己報酬型言語モデル」を提案した研究報告である。このモデルは、自身が生成した問題に対する応答に報酬を割り当て、その結果をトレーニングデータとして使用。自己を反復して訓練することで、精度を向上させられる。 keyboard_arrow_down 研究背景 keyboard_arrow_down 研究内容

    AIが自分自身に報酬を与えて進化する「自己報酬型言語モデル」 米Metaなどが開発、実験でGPT-4を上回る【研究紹介】
    Seamless
    Seamless 2024/01/23
    自分で問題作り自分で回答し自分で評価しその結果を学習データに使用。これを反復し訓練し続けると反復毎に精度が向上。3回目でGemini Pro,GPT-4を凌駕。今回は3回まで
  • 脳に電流流してトレーニングすると学習効率アップ 米ジョンズ・ホプキンズ大の研究者らが検証【研究紹介】

    脳に電流流してトレーニングすると学習効率アップ 米ジョンズ・ホプキンズ大の研究者らが検証【研究紹介】 2024年1月10日 米国のジョンズ・ホプキンズ大学などに所属する研究者らが発表した論文「Anodal cerebellar t-DCS impacts skill learning and transfer on a robotic surgery training task」は、後頭部に軽い電流を受けた人たちがそれを受けなかった人たちよりも学習効率が良くなるかを検証した研究報告である。 ▲脳に電流を受けながらロボット手術訓練タスクを行っている参加者 keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 研究結果 keyboard_arrow_down 研究評価 実験では、36名の参加者(平均年齢27歳)が、非侵襲的な脳刺激の手法である経頭蓋直流電気刺

    脳に電流流してトレーニングすると学習効率アップ 米ジョンズ・ホプキンズ大の研究者らが検証【研究紹介】
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    Seamless 2024/01/10
    後頭部に軽い電流を流しながら外科用ロボットを操作して穴に針を通す訓練をした結果、脳に電気刺激を受けた人の方が受けていない人より学習効率やパフォーマンスがよかった。
  • 卵を割り服を畳める2本腕ロボット「Mobile ALOHA」 人の動きを模倣、米スタンフォード大が開発【研究紹介】

    これらの課題に対処するため、低コストな全身テレオペレーションシステム「Mobile ALOHA」を提案している。このロボットは、車輪付きの体部分により前進後退などの基的な移動操作をし、前方に備わった2のアームが物を掴む動作を行う。操作を教える際には、オペレーターがロボットの背後から2のアームを直接操作してタスクを実演する。 ▲Mobile ALOHAのハードウェアの詳細 また、模倣学習の分野では、体部分の動きと腕の動作を連結して直接模倣学習を行うことで、強力な性能を実現できる。2の腕を持つ移動操作のデータセットはほとんど存在しないため、静的な2の腕のデータセットを活用し、模倣学習のパフォーマンスを向上させるアプローチを採用している。 このシステムにより、ロボットは複雑な長時間のタスクを実行できる。例えば、ワイングラスを持ち上げてその下のワインのシミを拭き取る、フライパンを持ち

    卵を割り服を畳める2本腕ロボット「Mobile ALOHA」 人の動きを模倣、米スタンフォード大が開発【研究紹介】
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    Seamless 2024/01/05
    2本の手を駆使して高度な料理や片付け,細かい作業をこなすロボット。人が二人羽織のように後ろからやり方を教える。AirPodsを収納しスマホ充電し洗濯しベットメイクし髭をそる。
  • 飲むと“満腹感”得られる電子カプセル 胃の中で振動し食事量40%削減、米MITなど開発【研究紹介】

    飲むと“満腹感”得られる電子カプセル 胃の中で振動し事量40%削減、米MITなど開発【研究紹介】 2023年12月26日 米マサチューセッツ工科大学(MIT)や米ハーバード大学に所属する研究者らが発表した論文「A vibrating ingestible bioelectronic stimulator modulates gastric stretch receptors for illusory satiety」は、胃の中で振動し、脳に満腹感を錯覚させ、欲を抑制する電子カプセルを提案する研究報告である。 ▲欲を抑制させる振動する電子カプセルの外観 keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 研究結果 keyboard_arrow_down 展望 このカプセルは「Vibrating Ingestible BioElectronic St

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    Seamless 2023/12/26
    覆われたゼラチン膜が胃液で溶け電子カプセル「VIBES」が振動開始。振動は30分続き胃が膨張し刺激,胃の細胞が脳に信号送り満腹感の錯覚を起こす。100食以上を豚で実験,摂取量40%減に成功。
  • テイラー・スウィフトを中国語で歌わせる!? 音声変換もできる新音楽生成ツールキット「Amphion」【研究紹介】

    音楽生成AIの分野では、歌詞や曲調を文章で指示すると音楽を生成する「Suno」や、ループ音源に応じて別パートを複数生成し統合する「StemGen」などの多くの研究が報告され注目されている。しかし、これらのリポジトリは分散しており、品質もばらつき、初心者には使いにくい状況がある。 今回、新たに登場した「Amphion」は、音楽だけでなく、音声やオーディオ全般の生成にも対応している統一されたフレームワークを提供する。このツールキットは、生成モデルの内部メカニズムを理解しやすくするための視覚化機能を備えており、音楽や音声の生成分野に新たに参入する研究者やエンジニアに向けた入門ツールの提供を目的としている。 ▲Amphionは、テキストや歌詞などから音楽や音声を生成する Amphionには、テキストから音声に変換する「TTS」(Text to Speech)、歌声変換「SVC」(Singing V

    テイラー・スウィフトを中国語で歌わせる!? 音声変換もできる新音楽生成ツールキット「Amphion」【研究紹介】
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    Seamless 2023/12/21
    自分の歌声を誰かの歌声に変換や文章入力からオーディオや音声生成など可能な総合的なオープンソース音楽生成AI。添付動画は中国語で歌う音声をテイラー・スウィフト風に変換
  • 人間の脳細胞を電極の上に置いてつくった人工知能。日本語の音声認識を実現【研究紹介】

    人間の脳細胞を電極の上に置いてつくった人工知能。日語の音声認識を実現【研究紹介】 2023年12月13日 米Indiana University Bloomingtonなどに所属する研究者らが発表した論文「Brain organoid reservoir computing for artificial intelligence」は、人間の脳細胞を用いて基的な音声認識を行うAIシステムを提案した研究報告である。 このシステムは、生きている脳細胞の塊、すなわち脳オルガノイドを利用している。脳オルガノイドは、幹細胞を特定の条件下で育成することによって人工的に作られる、数ミリメートルの神経細胞の塊(ミニ脳組織)である。この脳オルガノイドは、最大で1億の神経細胞を含んでおり、計算に使用される。この脳オルガノイドは、成熟したニューロン、アストロサイト、神経前駆細胞など、さまざまな脳細胞のアイデン

    人間の脳細胞を電極の上に置いてつくった人工知能。日本語の音声認識を実現【研究紹介】
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    Seamless 2023/12/13
    ヒト幹細胞を育成した脳オルガノイド(ミニ脳)を電極上に配置した計算し送受信できる寿命1~2ヶ月の生きたAI。日本語の音声認識の識別テストで良い結果を達成。