11日の深夜、新潟県村上市にある菓子メーカーの工場が焼け5人が死亡した火事で、一部の従業員が菓子のカスから火が出たなどと説明していることが消防への取材で分かりました。この工場ではせんべいなどの細かい破片から発火する小規模な火事が過去にも起きていて、警察と消防は火事の原因を詳しく調べることにしています。 11日の深夜、新潟県村上市にある「三幸製菓」の荒川工場で、南側の棟から火が出て全焼し、いずれも清掃作業を担当するアルバイト従業員で、村上市に住む渡邊芳子さん(71)と、胎内市に住む伊藤美代子さん(68)、齋藤慶子さん(70)、近ハチヱさん(73)の4人が死亡しました。 また焼け跡からは1人が遺体で見つかり、警察は連絡が取れていない20代の男性従業員2人のうちの1人とみて確認を進めています。 当時、火が出た棟では30人ほどが働いていたということですが、消防によりますと一部の従業員は製造工程で出