80年前の1942年、太平洋戦争の戦局を変えた歴史的な戦いが行われた。日本とアメリカの空母同士が激突したミッドウェー海戦だ。 中部太平洋、ミッドウェー島攻略を目指した日本の空母4隻が、アメリカの空母から飛び立った爆撃機の攻撃を受け、次々に被弾、炎上。最終的に4隻の空母全てを失い、3000人の戦死者を出すという大敗を喫した。当時、敗戦の事実は秘匿され、残されている記録は少ない。写真や映像も、ほとんど残っていない。 今回、NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争」の取材で、沈没した空母・赤城に乗っていた海軍士官が当時記した貴重な手記を入手した。海軍士官は何を見たのか。新たなテクノロジーによって、この歴史的戦いの可視化に挑んだ。 (NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争」取材班/ディレクター 秋山遼)
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