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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (5)

  • グリーンランド氷床融解、過去1万年強でも「突出して速い」

    グリーンランド氷床の現在の融解速度は、自然のサイクルの一部としては速すぎると科学者らは言う。氷床がすべて融解すると、地球の海面は約7.4メートル上昇する見込みだ。(PHOTOGRAPH BY MARTIN ZWICK, REDA&CO/UNIVERSAL IMAGES GROUP/GETTY IMAGES) 今世紀中にグリーンランドの氷床(地表を覆う氷の塊で規模の大きいもの)の融解は、完新世が始まって以来、例のない速さで進むようになる。そんな警戒すべき予測が、最新の研究で明らかになった。完新世とは、人類の文明が発展したこの1万2000年間のことだ。 9月30日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された論文は、グリーンランドの氷床が急速に減る時期に入っていることを、最新の証拠に基づいて明らかにした。グリーンランドの氷床には、全て解ければ地球の海面を約7.4メートル上昇させるだけの水がある。人類が

    グリーンランド氷床融解、過去1万年強でも「突出して速い」
  • 欧州最古の戦場跡、謎の遺物31点を発見、ドイツ

    星の模様があしらわれた、ベルトに取り付ける容器。3200年前のトレンゼ川渓谷の戦場跡でまとまって発見された31点の青銅器遺物の1つ。(PHOTOGRAH BY J. KRÜGER, UNIVERSITY OF GREIFSWALD) 北ドイツ、トレンゼ川渓谷に沿った数キロもの範囲で、1997年以来、考古学者たちが発掘を続けている。見つかるのは、紀元前1200年ごろにこの川岸で戦って死んだ人々の遺骨や遺物だ。これまでに武器や1万2000点もの人骨が見つかり、人骨はほとんどが健康な若い男で、140人を超える人のものと確認された。戦いに参加した人数は数千に及び、おそらく1日で終わったと考えられている。青銅器時代では圧倒的なスケールの戦闘だった。 より古い時代にヨーロッパで大規模な戦いがあったという記述は、ギリシャやエジプトなどに残されている。しかし、そうした戦場の遺跡は見つかっていない。トレン

    欧州最古の戦場跡、謎の遺物31点を発見、ドイツ
  • 【動画】イルカがクジラを育てる、しかも3年、初

    ハンドウイルカの母親は子煩悩だ。授乳し、守り、一緒に遊びながら、長いときは6年もかけて育てる。 このほど、野生のイルカがクジラの子どもを育てるという、知られている限り初の例が、最新の研究で明らかになった。観察結果は6月25日付けで学術誌「Ethology」オンライン版に報告された。 2014年、仏領ポリネシア沿岸海域で、ハンドウイルカの母親が、見慣れない姿をした幼いオスを世話しているのを研究者たちが発見。母親自身の子と思われるイルカも一緒だった。(参考記事:「動物大図鑑 ハンドウイルカ」) ハンドウイルカなら口吻がほっそりしているが、生後1カ月とみられる謎の子どもは口吻が短く、鋭くもなかった。やがて、みなしごの正体はゴンドウクジラの仲間、カズハゴンドウだと科学者たちが特定。種も属も別の動物だった。 「こんなまれな現象を目撃できて、当に興奮しました」。研究結果をまとめた論文の筆頭著者、パメ

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    Shokaku
    Shokaku 2019/08/02
  • 「犬の性格は飼い主に似る」は本当だった

    1681匹の犬とその飼い主の性格を調べた結果、彼らは似たような行動を取る傾向にあることがわかった。(PHOTOGRAPH BY VINCENT J. MUSI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 飼い主もイヌも手足がひょろりと長い、ボサボサ頭の飼い主がボサボサの毛のイヌを連れている――。見た目が互いによく似たイヌと飼い主は、はたから見ていて微笑ましい。実際にイヌは飼い主と似るという最新の研究成果が、2019年2月15日付けのオンラインの学術誌「Journal of Research in Personality」に発表された。といってもこの研究が注目したのは、外見ではなく性格の類似性についてだ。 論文の主執筆者で米ミシガン州立大学の社会心理学者、ウィリアム・J・チョピク氏は、長年、人間関係の変化について研究してきた。ところが、今回は人間とイヌとの絆に興味を引かれ、関係と変

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    Shokaku
    Shokaku 2019/03/08
  • 第3回 「生命が始まる最初の瞬間」を再現したい

    「生命って、何ですか?」と。 それが分からないと、すべての議論が漠然としたままになってしまう。 「クマムシの話をしましょうか」と藤島さんは、前にちょっと出たクマムシの話に立ち戻った。 「クマムシって面白くて、乾燥したりして乾眠状態、いわゆる樽(tun、タン)状態になる時、生と死のはざまの位置に自分を置いているわけです。ぼくも時折スライドなんかで出して、今このタン状態になっているクマムシは生きていますか、死んでいますかって問いかけます。代謝もすべて止まっていて、死んでいると言っていいわけですけど、水をかけると生きた状態に戻ります。生命の質とはなにかと語ろうにも難しいのに、なぜか生きている状態と死んでいる状態というのは、何となく見分けられると。たぶん実はここにヒントがあって、生きているということと、生命であるということはたぶん別物です。生きているというのは状態で、その状態を維持するためのシス

    第3回 「生命が始まる最初の瞬間」を再現したい
    Shokaku
    Shokaku 2019/03/08
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