「囚人のジレンマ」というゲームでは、「しっぺ返し戦略」や「パブロフ戦略」など「協調的」な戦略が有利であることはよく知られています。ところが、2004年に行われた大会で優勝したのは、まったく異なる戦略でした。今日は、世界をもうちょいマシにする方法を考えます。 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 俵万智『サラダ記念日』より 理屈ぬきで共感できる歌ですね。個人的に、俵万智の歌の中でも最も好きな歌の一つです。 さて、今日は、まず次のような主張から始めたいと思います。すなわち、この歌で行われているような、相手のアクションをただ「オウム返し」するだけのコミュニケーションは、対人関係において非常に有効である。いや、そればかりか、「最強」の戦略である、と。 何を言ってるんだお前は、「最強」とかいう問題なのか? という感じですけど、まずは、この主張を「囚人のジレンマ」というモデルを
日常の面倒ごとをラクに片付ける小ワザ「lifehack」が人気を呼ぶなか、小泉首相が15日に発表したlifehackワザの 「靖国メソッド」 が大ブレイクの兆しを見せている。専門家のあいだでは「汎用性が高く、非常に有用。高橋メソッドを超えるのでは?」と手放しで絶賛する声もある。 都内で夏休みを楽しんでいる小学生・たかしくん(11さい)も、さっそく靖国メソッドを活用したひとり。「夏休みの宿題はやったの?」と内政干渉してきたお母さんに、 「いつやっても同じ。 いつやってもどうせ学力低下したって言われるんでしょ」 と国体護持に成功したという。たかしくんは「これも小泉首相のおかげ。もう親には“ペルソナ3”のことで文句は言わせない」と自信満々だ。 もちろんIT企業でも活用はすすんでいる。横須賀リサーチパーク勤務のIT土方・Aさん(29)は、納品を強要する上流SIに 「いつ納品しても同じ。 いつ納品し
大前研一:A級戦犯問題を「論理思考」で考察する 第二次世界大戦の際に日本をリードしていた政治家や軍人の多くは、戦後になって戦犯として罪に問われた。A級戦犯、すなわち「平和に対する罪」を問われた人々は、数名の例外を除いて大部分が絞首刑に、または終身刑に処された。獄死した人も多い。 靖国神社は当初、彼らA級戦犯は祭ってはいなかった。だが、1978年に松平永芳氏が宮司に就任するや、それまで「宮司預かり」として保留となっていたA級戦犯の合祀(ごうし)を決定した。 先ごろ、靖国神社にA級戦犯を合祀したことについて昭和天皇が不快感を示す発言を記録したメモが見つかって大きなニュースになったことは記憶に新しいところだ。メモの主は富田朝彦・元宮内庁長官。小泉首相は、自らの靖国神社参拝への影響はないとして、在任中の参拝については言及を避けた。首相として終戦記念日に参拝する「自由」を縛られたくない、という
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