月刊チャージャー11月号 【調査】まずは疑って係!/生化学研究者に聞いてみました 『遺伝子組換え食品』は世界を救う? 食の安全がいろいろヤバい。賞味期限に毒物混入、不気味なニュースが連日流れてるけど、そういえば『遺伝子組換え食品』の話題を最近あまり聞かなくなった。気になって少し調べてみると「遺伝子組換えよりも無農薬有機栽培のほうがリスクは高い」と異説を唱える学者を発見。はたして、遺伝子組換え食品の真実とは? 遺伝子組換え食品とは、遺伝子組換え作物によって作られた食品のこと。現在の日本では大豆、とうもろこし、じゃがいもなど7作物91品種(2008年2月現在)の遺伝子組換え作物が厚生労働省の安全性審査を経て認められ、輸入されている。国内では反対の声も強く、遺伝子組換え作物を使用した食品には表示の義務がある。とはいえ、混入率5%以下なら表示義務の対象外だし、しょう油や食用油などに加工した場合