東京都の石原慎太郎知事が5月29日の日本外国特派員協会での講演で、20年夏季五輪招致に対する都民の支持率が低迷していることに関連し「東京五輪が実現しても都民は来なくてもいい」と発言したことについて、1日の記者会見で「言葉が足りなかったと思う」と釈明した。 石原知事は発言について「非常に(招致の)機が熟してきたのに支持率が低いのはとても残念なことと思った」と説明した上で「サッカー・ワールドカップの時は(日本代表の)試合が始まったら、国民が一心同体になって応援した。必ず事が進むにつれて、五輪に対する期待と待望論が高まっていくと思う」と期待を込めた。【柳澤一男】