12月9日公開「『変動金利』で住宅ローンを組んだ人の末路…インフレで『ローン破綻』の可能性も」で、今後の「不動産購入」へ警鐘を鳴らした。 【写真】タワマンの「一斉老化」が止められない…日本を蝕む「不都合な真実」 もちろん、基本的には、「お金の価値が減少する」インフレの中で「物」である不動産への投資は正攻法だ。 しかし、インフレになれば金利も当然上がる。だから、金利上昇の影響をまともに受ける変動金利で多額の借り入れを行って不動産を購入するのは危険だということである。 また、前記記事でも触れたが、「物」である不動産の将来的な価値にも疑問が生じている。戦後、日本だけではなく世界的に不動産価格が上昇したのは、人口ボーナスの影響が大きい。 しかも、日本が典型だが、新たに住宅が必要になった世帯が住宅ローンを使って「高価な買い物」ができるように、政府が至れり尽くせりの支援策を行った。もちろん、銀行をはじ