企画展「地図と印刷」が、東京の印刷博物館にて、2022年9月17日(土)から12月11日(日)まで開催される。 日本の近世における地図の発展伊能忠敬作「官板実測日本地図」より畿内東海東山北陸 慶応期(1865~1867年)刊地図は、古来より地理情報を伝える表現技法のひとつとして作られてきた。日本では近世以降、多くの人びとに同じ情報を伝えることができる印刷された地図が登場し、民間での印刷・出版の広がりにともなってさまざまな地図や地誌が作られた。やがて、蘭学の発展により西洋の地図知識を摂取することで世界の認識が広がり、近世後期には伊能忠敬が近代的な地図作りを手がけて、日本の地図製作に大きな影響を与えることになった。 企画展「地図と印刷」では、日本の近世を中心に、地図や地誌の製作における印刷と人びとの関わりを、3部構成で紹介する。 日本の印刷地図の始まり洞院公賢編『拾芥抄』1642年(寛永19)
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