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ブックマーク / number.bunshun.jp (90)

  • 僕は楽天イーグルスの「初代応援団員」だった。(村瀬秀信)

    9月。球団初の優勝を目前に控え、満員に膨らんだKスタ宮城のスタンドを眺めながら、岡野寛大は熱い感情が込み上げてくることを感じていた。 今から8年前。当時フルキャストスタジアム宮城と名乗っていた同じ場所で、大学生だった岡野は全国荒鷲連合会の副団長として楽天ファンの前に立っていた。 「1年目のスタンドを思うと今の応援風景は信じられないですね。僕らはまったくの応援素人の集まりで、いろんな人に助けられながらここまでやってこれたんですよ」 大阪・藤井寺で生まれ、近鉄ファンとして育った岡野だったが、2004年夏に端を発した球界再編で、近鉄がオリックスと合併することで消滅。仙台に新球団・東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生した。岡野は近鉄の消滅をどうしても受け入れることができず、合併球団ではなく東北の新球団を応援することを決意する。 「気持ちが整理できないまま近鉄が消滅してしまって、すんなりと合併球団も応

    僕は楽天イーグルスの「初代応援団員」だった。(村瀬秀信)
  • 男・村田修一、夏場の大変身。もう“乙女”とは言わせない――。(村瀬秀信)

    9月7日には阪神、藤浪の高校時代から続く甲子園不敗記録を「17」で止める決勝2ランを放った“男”。勢いは当分止まりそうにない。 “男・村田”が打ちまくっている。 7月には打率.406、4塁打、20打点で5年ぶりに月間MVPを獲得すると、8月は更に打ちまくり、セ・リーグ新記録の月間46安打、打率.422、10塁打。得点圏打率に至っては.467、勝利打点も量産する圧倒的な勝負強さで、8月24日からは、失って久しい「4番」の座を奪回した。 「“男”、と自称している奴ほど実は男らしくないんだよなぁ――」 今から十余年前、新人ライターだった筆者が“男・村瀬三等兵”というなんとも言えないペンネームを拝命し名乗っていた頃、先輩のライターにそんな風に言われたことを覚えている。 確かにその言葉通り、男らしさの欠片もなく、義理や礼節を欠き、ビクビク怯えながらも、惰性と欲望のままに生きては定期的に「甲斐性無

    男・村田修一、夏場の大変身。もう“乙女”とは言わせない――。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/09/14
    >新人ライターだった筆者が“男・村瀬三等兵”というなんとも言えないペンネームを拝命し名乗っていた
  • 美術家・ながさわたかひろの“プロ野球”人生最後の聖戦。(村瀬秀信)

    「バレンティンを描く時は、最後に頬のホクロを入れるんですけどね。……これを描き入れる時が至福の時なんですよ。あぁ、今日もまた終わったなって。今年は空砲ばかりなんだけど」 8月21日、神宮球場。5連敗で迎えた巨人戦。 バレンティンがこの日2目となる第44号のホームランをレフトポールに直撃させると、美術家・ながさわたかひろはそう言って頬を緩めた。 昨年まで「絵の力でチームの力になる」と信じ、“プロ野球選手”を自称して、スワローズの全試合を銅版画やぬり絵にする活動を続けてきた男、ながさわたかひろの素性に関しては、前回までの記事をお読みいただきたいが、昨年12月に報じた最後の記事では、自身が「プロ野球選手としてのトライアウト」と位置付けた個展「プロ野球ぬりえ~魔球の伝説~」(11月17日~12月15日)の結果次第では、「ながさわは選手を引退する」というところまで報じた。 さて。その後、である。

    美術家・ながさわたかひろの“プロ野球”人生最後の聖戦。(村瀬秀信)
  • DeNA3万人、ももクロ6万人。週末の横浜で交錯した2つの星。(村瀬秀信)

    8月4日。 横浜の地に無数の星が煌めいた。 横浜市港北区小机、日産スタジアムでは、ももいろクローバーZの夏のライブ「ももクロ夏のバカ騒ぎWORLD SUMMER DIVE」で6万人。 そこから約10km離れた、横浜市中区の横浜スタジアムでは、ベイスターズがvs.中日ドラゴンズ3連戦を、夏の定例イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT2013」として開催。来場者にユニフォームを配布したことも手伝って、最終日となったこの日は、過去最高の入場者数3万39人を集めたという。 この2つの場所に集まったお客さんは合計9万人。各々がペンライトなりを持参するモノノフ(ももクロファンはこう呼ばれる)はいわずもがな、この日は横浜スタジアムでも入場者に青のサイリウム(ケミカルライト)が無料配布された。となれば、空から見た横浜は、時間差こそあれ約9万もの美しい光が灯っていたことになる。 さらに、両方のイベ

    DeNA3万人、ももクロ6万人。週末の横浜で交錯した2つの星。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/08/15
    >……そんな話を、両方に行ったそれぞれ友人から聞きました。/そんな夏の一大イベントの一日。筆者はチケットが取れず家でフテ寝をするしかなかったのです。
  • お待ちかね! 「もつ鍋 わたり」のプロ野球前半戦「激辛総括」2013。(村瀬秀信)

    中野渡氏も訪れた、いわきでのオールスター第3戦。注目の大谷翔平(中央)は8回に同点打を放つなど活躍し、スポンサーから新車をゲット。しかし免許はまだ取得していないという。 2013年夏。 気温が上がったり下がったりで、猛暑なのか冷夏なのかはっきりしない今日この頃。そんなどっちつかずの夏には煮えたぎる鍋を喰らってのナイター観戦が恋しくもなります。 そんな気分になったら、東京・国分寺。北口のうら寂しい路地の一角にある、もつ鍋の名店「もつ鍋 わたり」がおススメ。個人的には新しいもつの水炊きが超おススメ。 ここの店主・中野渡進氏は福浦さんのロッテと谷繁さんの中日を応援している元横浜中継ぎ投手。この度、もつ鍋わたりFacebookのダイレクトメールに「当は礼儀正しくて、言葉遣いも違うのに、某記事ではあんな口調で書かれているのは何でですか?」なる牽制がぽつぽつ紛れ始めたので、今回の野次馬ライトスタンド

    お待ちかね! 「もつ鍋 わたり」のプロ野球前半戦「激辛総括」2013。(村瀬秀信)
  • “MLB最強のクレイジー”、「T」が横浜を覚醒させる夏。(村瀬秀信)

    ブルワーズで青木宣親にポジションを奪われ、昨年オフにFAで移籍したナイジャー・モーガン。青木は「トラブルメーカーのイメージがあると思うんですけど、そんなこと全然なくて、とてもあったかい人間で、すごく好きなタイプの選手」と雑誌に答えている。 今日も猛暑が続く日列島。 炎天下の町をTシャツを汗だくにしてさまよえば、海開きしたビーチでTバック水着のお姉さんが闊歩する姿を妄想する今日この頃。涼を求めて冷房の効いたコンビニに逃げ込めば「Tポイントカードはお持ちですか?」と毎度毎度問い詰められる「T」にまみれた熱い夏。 そんな中、今最も「T」が熱いのが、横浜である。 横浜DeNAベイスターズ、ナイジャー・モーガン。またの名をTony Plush。頭文字「T」。 MLB時代から「プロ野球はエンターテイメントだ」とし、お客さんを楽しませることを是としてプロ野球選手としての別人格「トニー・プラッシュ」を名

    “MLB最強のクレイジー”、「T」が横浜を覚醒させる夏。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/07/18
    >ダメ外人、ネタ外人、二軍焼けした左打席の森本稀哲
  • サザンオールスターズと山本昌──。茅ヶ崎が生んだ奇跡のおじさん達。(村瀬秀信)

    茅ヶ崎市民栄誉賞の歴代受賞者には、山昌以外には、俳優の加山雄三、宇宙飛行士の野口聡一と土井隆雄、テニスの杉山愛らがいる。 6月25日、活動休止中だったサザンオールスターズが結成35周年を迎える今年の夏に、5年ぶりの復活を遂げるというニュースが発表された。なんでも、8月には日産スタジアムを皮切りに10年ぶりのスタジアムライブツアーを行なうらしく、8月31日と9月1日には、桑田佳祐の故郷でもある神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎公園野球場でのライブも予定されているという。これは、同球場でいつも草野球をやっている茅ヶ崎出身の筆者としても心躍らずにはいられないわけで。 茅ヶ崎でのサザンのライブといえば、2000年8月、同地で行われた伝説の「茅ヶ崎ライブ」が思い出される。それ以前の茅ヶ崎なんてのは、ダイクマと海しかない片田舎の町。それが、あのライブで町中がお祭り騒ぎになった。 当時、地域新聞「タウンニュース

    サザンオールスターズと山本昌──。茅ヶ崎が生んだ奇跡のおじさん達。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/07/03
    >これは、同球場でいつも草野球をやっている茅ヶ崎出身の筆者としても心躍らずにはいられないわけで。/それ以前の茅ヶ崎なんてのは、ダイクマと海しかない片田舎の町。/「田代ラーメン」跡地
  • 交流戦最下位で早くも心が折れた!?DeNAに忍び寄る「またか」の空気。(村瀬秀信)

    6月9日のDeNA×オリックス戦2回裏、三嶋のスクイズで荒波が塁を突いたがアウトの判定に、猛抗議した中畑監督。 9年目を迎えた交流戦が16日をもって終了。福岡ソフトバンクが2年ぶり4回目の優勝を果たしたのと同時に、セ・リーグ各チームには、今年も「やっぱりパ・リーグは強かった」という印象を残して終わった(雨天順延分の試合もまだあるけど)。 今年もまたパ・リーグが79勝60敗4分で、セ・リーグを圧倒した。交流、交流と異文化コミュニケーション的な耳触りのよさに騙されてはいたが、セ・リーグ各球団にとってのパ・リーグ各チームは、もはや毎年5月にやってくる暴力交換留学生みたいな厄介者である。 開幕から節約して節約して、借金を極力せずに慎ましく生活してきたというのに、この暴力留学生が来た途端、白星を出せ出せとむしり取られ、帰った頃には、我が家は借金まみれで火の車。二度と来るなオリックス! と塩を撒きた

    交流戦最下位で早くも心が折れた!?DeNAに忍び寄る「またか」の空気。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/06/19
    約2ヶ月間更新がなかったのでどうしたかと思いました。
  • ロッテのスター、サブロー移籍の何故?ファンの怒りと嘆きの声を聞け!(村瀬秀信)

    7月1日に東京ドームで行われた中日戦で、移籍後初打席初塁打を放ったサブロー改め大村三郎。「打席に入ったときにファンの方からの大歓声があってありがたかった」と試合後にコメントしている 第一報を聞いてひっくり返った。 横浜が再獲得したランドルフが1試合も投げずに解雇されたニュースではない。 6月29日、ロッテのサブローと巨人工藤+金銭のトレードの件である。 報道によると、「“低迷する打線のテコ入れを目指す巨人”と“俊足の外野手を求めていたロッテ”の思惑が一致」とのことだったが、こんな理由は、明らかにうわべだけのとってつけた理由であることは誰が見たって明らか。ロッテの大ヒット商品である「ビックリマン」でいえば、“ヘッドシール”と“お守りシール+ウエハース5枚”との交換ぐらいのものであり、プロ野球チップスカードにしたって、こんな取引きは小学生だって成立しないことはわかる。 トレード相手の工藤どう

    ロッテのスター、サブロー移籍の何故?ファンの怒りと嘆きの声を聞け!(村瀬秀信)
  • “本家”二天一流の達人に聞く――。大谷翔平、二刀流成功の極意とは?(村瀬秀信)

    4月22日現在、大谷は一軍8試合に打者として出場。18打数5安打、打率.278という数字を残している。 大谷翔平の二刀流挑戦に試練が訪れた。 13日、神戸で行われたオリックス戦での二回裏。ライトファウルゾーンに上がったフライを追い掛けた際に、右足首を捻ってしまい途中交代。試合中に病院へ搬送され精密検査を受けた結果「軽い内半捻挫」との診断を受け、翌日には登録抹消。「早ければ5月にも」と噂されていた投手としての一軍デビューの予定も白紙に戻り、キャンプからここまでなんだかんだと順調に来ていた二刀流挑戦が、ここにきてはじめてといえる躓きを見た。 ケガの具合は軽傷ではある。しかし、投手にとって軸足となる右足首を守備中に負傷してしまったことは、「やっぱり二刀流はリスクが大きい」「投球のことを考えたら思い切った守備や走塁ができなくなる」など、プロ野球における二刀流不可能論に拍車を掛けたように思える。 大

    “本家”二天一流の達人に聞く――。大谷翔平、二刀流成功の極意とは?(村瀬秀信)
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    Sonnier_tan 2013/04/24
    >村田修一は簡単に“6-4-3”になっても|しゃーない
  • 新装開店・横浜スタジアムでベイスターズは変わるのか!?(村瀬秀信)

    3月13日に開催された平日デーゲームでのオープン戦が拠地初試合。全面液晶のスコアボードにはイラストなど様々な映像が流れる。一、三塁側のファールゾーンには新たにエキサイティングシートが設けられた。 すべてが、変わる。 JR関内駅の階段の壁にずらりと並ぶ横浜DeNAベイスターズのポスターにはそんな言葉と共に、どうかしちゃったんじゃないかと心配になるほど気合いの入りまくった選手の写真が載っている。 確かに変わっている。いや、変人という意味ではない。 今年のベイスターズを取り巻く様々なものが例年以上にいろいろと変わったような気がしているが、それは4年連続28回目の妄想じみた勘違いという可能性が十二分にあるわけなのだから、開幕から数試合を観ただけで“今年は変わった”なんてことを簡単に言っちゃいけないってことは、ここ数年の己が筆を振り返ってみての明らかな反省点であることは間違いないと慎重を期するのだ

    新装開店・横浜スタジアムでベイスターズは変わるのか!?(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/04/17
    >どうかしちゃったんじゃないかと心配になるほど気合いの入りまくった選手の写真が載っている。
  • オープン戦を追っかけたマニアに訊く、セ・パ12球団「ウチのイチ押し」。(村瀬秀信)

    昨シーズンの打率は.247ながら、出塁率で.353を誇っている丸。「今年は打ちにいくこと、振りにいくことを第一に考えたい。その延長で見極めて四球なら」と春季キャンプでコメントしている。 WBCの熱気も冷めやらぬ昨今、気が付けば甲子園ではセンバツがはじまり、東京では桜舞い散る花吹雪。挙句の果てには、今週末にはもう2013年のペナントレースが開幕である。 春ともなれば進学、就職、転勤、転職、花粉症、「単に外に出たくない」等々、何かと忙殺されがちな季節。そこに加えて今年はWBCがあったため、オープン戦をまったくチェックできていない人も多いとか。野球界はちょっと見ない間に「誰だこれ?」という選手が出てくるのが常。いつまでも“世界No.1指名打者”=井端弘和という概念のまま開幕を迎えては、ペナントを観るのに支障が出ることは間違いないので、頭を日野球に戻すためにも、世間的にはあまり注目されなかったオ

    オープン戦を追っかけたマニアに訊く、セ・パ12球団「ウチのイチ押し」。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/04/01
    >いつまでも“世界No.1指名打者”=井端弘和という概念のまま開幕を迎えては、ペナントを観るのに支障が出ることは間違いない
  • MLBマニアの外国人助っ人総チェック!~英雄・豪傑・悪人面のパ・リーグ編~(村瀬秀信)

    新しいシーズンの到来。それは新しい外国人選手の到来。 1853年、ペリーが浦賀に来航してから160年。助っ人外国人選手第1号こと、米国籍のジミー堀尾が大日東京野球倶楽部に参加してから79年。その間に太平洋を越え、この国には多くの印象的な異人変人外国人がやってきました、消えました。 そしてこの2013年は、日のプロ野球助っ人外国人史上でも、稀にみるビッグネームが集まってきた年なんだとか。 そんなわけで、今回の野次馬はこの近年稀に見る新外国人選手の過熱ぶりを鑑みまして、昨年好評だったあの“MLBマニア”に再登場頂き、彼らの見どころをマニアならではの切り口で語っていただくことにしました。 お相手はこちら。 カリフォルニア州在住、アナハイム・エンゼルス(現ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)の熱狂的なファンにして、メジャーリーグから1A、独立リーグまでと観戦のフィールドが凄まじく広いの

    MLBマニアの外国人助っ人総チェック!~英雄・豪傑・悪人面のパ・リーグ編~(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/03/01
    >昨年は神宮球場に通い倒してミレッジピープルと化したTessyさん。/「山本浩二の前にコージなし、コージの後にコージなし」の題目を唱える広島東洋カープファンの住職・Toyoさん。
  • 球界最強のモノマネ王が引退――。DeNA高森勇旗の“ビミョー”な去り際。(村瀬秀信)

    斎藤佑樹、田中将大と同学年。モノマネのレパートリーはイチロー、小笠原道大など幅広い。写真は、昨年11月にKスタ宮城で行われたトライアウトに挑んでいた時の高森。 「ホームラン、最高の感触でした! 自信はあったんですよ。今年の後半戦にトレーニング法を代えたのがバッチリハマって、そっから調子上がってきていたんで。10月2日にクビになってから、キャンプまでの4カ月の間をこのまま必死に練習すれば、すっげぇ選手になれんじゃないかなって、そう思っているぐらいですから」 昨年の11月9日。Kスタ宮城で行われたトライアウトで参加者中唯一のホームランを放った高森はそんな言葉でおどけてみせた。 高森勇旗。 彼ほど実績と人気のギャップがある選手は珍しい。2006年、中京高校から高校生ドラフト4巡目で横浜ベイスターズに入団するもプロ6年間での一軍出場は'09年のわずか2試合、通算成績も4打数1安打……にもかかわらず

    球界最強のモノマネ王が引退――。DeNA高森勇旗の“ビミョー”な去り際。(村瀬秀信)
  • 新春恒例! 「もつ鍋わたり」店主の2013年プロ野球“直球”大予想。(村瀬秀信)

    プロ25年目の谷繁は、FA権を行使せず、昨年末に1億9千万円で契約更改。「阿部(慎之助/5億7000万円更改)より4億円ほど少ない金額で(判子を)押しました」と笑いながら中日での活躍を誓った。 新年、あけましておめでとうございます。 新しい年を迎え、気持ちも新たに3カ月後に迫ったペナントレース開幕に思いを馳せる今日この頃。野球なき正月のテレビ番組と型にはまったおせち料理に飽きてきたら東京・国分寺。北口のうら寂しい路地の一角にある、もつ鍋の名店「もつ鍋 わたり」がおススメ。 ここの店主・中野渡進氏は元横浜ベイスターズ中継ぎ投手にして、木塚コーチの高校の後輩・弥太郎投手に伯父貴と慕われる存在。この度、編集部に届いた年賀状の中に「野次馬ライトスタンドは口の悪いもつ鍋屋の記事だけでいいです」との要望が混じっていたので、今回は中野渡進氏による2013年プロ野球展望をお届けする。 キャプテンサンタを愛

    新春恒例! 「もつ鍋わたり」店主の2013年プロ野球“直球”大予想。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/01/22
    >「野次馬ライトスタンドは口の悪いもつ鍋屋の記事だけでいいです」
  • “横浜捕手暗黒時代”最後の希望、高城俊人が谷繁に教えを請う日々。(村瀬秀信)

    谷繁と並んで黙々とキャッチボールをこなす高城。谷繁の自主トレは、自宅のある神奈川県で行われており、その門戸を多くの選手達に開いているという。 今さら改めてぐちぐちと言うこともないのだが、ベイスターズの暗黒時代は、そのまま正捕手不在の時代であったと言い換えられる。 そして、その原因について考察するならば、捕手領域における谷繁成分の枯渇、谷繁イズムとの断絶というものが、現在まで繋がる正捕手問題に暗い影を落としている。 ディフェンスの中心となる正捕手。それを流出させてしまうという、開けてはならないパンドラ……ならぬ谷繁の箱。思い起こせば2001年オフ、FAでのメジャー移籍を志した谷繁を、あっさりと中日に流出させるという箱の大解放をしたことで、その後のベイスターズは捕手面におけるありとあらゆる災厄を受けることになった。 それは谷繁だけに留まらず、連続最下位の初年度となる'08年6月には、第2捕手の

    “横浜捕手暗黒時代”最後の希望、高城俊人が谷繁に教えを請う日々。(村瀬秀信)
  • 野村、十亀、伊藤、藤岡……。'11年ドラフト1位選手の○と×。(田口元義)

    明大時代、菅野(東海大)、藤岡(東洋大)と共に「大学ビッグ3」と呼ばれた野村。菅野がプロ入りを1年見送り、藤岡がプレッシャーに苦しめられる中、見事新人王に輝いた。 毎年、たった12人しか選ばれない特別な存在。 それが、ドラフト1位である。 アマチュア時代に圧倒的な実績を残し、あるいは類稀なるポテンシャルを高く評価された彼らは、プロ入りと同時に大きな宿命を背負わされることとなる。 言うまでもなく、「ドラフト1位」という看板だ。 入団当初は注目を浴び、どのルーキーよりもチャンスを与えられる。 しかし、ひとたびそれをふいにしてしまえば、称賛の声はたちまち非難の声に豹変する。 彼らは、どの選手よりもプレッシャーと戦っていかなければならないのだ。 2012年にルーキーシーズンを送った選手たちは、日ハムの斎藤佑樹や巨人の澤村拓一ら「黄金世代」が数多く入団し、豊作と呼ばれた前年と比べ派手さはない。だが

    野村、十亀、伊藤、藤岡……。'11年ドラフト1位選手の○と×。(田口元義)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2013/01/02
    >○:高橋、×伊藤、藤岡|WWWwwwwwwwwwww??? ? ? ? ? ? ? ????? ????????wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
  • 伊東勤、ロッテ監督就任の衝撃。60年前の恐怖の因縁、復活か!?(村瀬秀信)

    ロッテ監督就任にあたって「日一を勝ち取れるチームを作る。派手さは不要、守り勝つ野球をやりたい」と語った伊東氏。重光昭夫オーナー代行は「我々、千葉ロッテマリーンズも目指すべきは常勝チームを作り上げることです」と言葉を添えた。 ことを遡れば、ちょうど60年の昔。 1952年7月16日。それは雨天の平和台球場において行われた、西鉄ライオンズvs.毎日オリオンズでのこと。日没によるノーゲームを狙った毎日・湯浅禎夫総監督による4回裏からの明らかな遅延行為が平和台のファンの逆鱗に触れ、ノーゲーム宣告後にライオンズファンが暴徒と化して毎日の選手を襲撃した、いわゆる「平和台事件」からはじまった因縁だと言われている。 そして'70年代。黒い霧事件で揺れたライオンズは、人気回復にその遺恨を活用する。 当時のロッテオリオンズ・金田監督に「スタンドを刺激してほしい」とライオンズのフロントが依頼。世紀のエンターテ

    伊東勤、ロッテ監督就任の衝撃。60年前の恐怖の因縁、復活か!?(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2012/12/30
    >やっぱりそこは平沼定晴vs.清原のニーパット対決が生まれたり。最近じゃマリンで神戸拓光がホームラン打ってM字開脚パフォーマンスしたら、涌井秀章に当てられて乱闘/ハワイで傷心の森祇晶元監督
  • ヤクルト芸術家・ながさわたかひろ。一場退団で遂に40歳で現役引退か!?(村瀬秀信)

    『美術手帖』で連載ページを持つなど、芸術家として評価が高いながさわ。2013年2月に開催される「第1回京都版画トリエンナーレ」への出品も決まっている。 これまた、どこを落としどころにするのだろう。 前回の古木克明に続いて、この秋もう一人気になる野球人がいた。 芸術家・ながさわたかひろ。詳細は過去2回の記事に委ねたいが、簡単に説明すれば、自らの境遇を重ねあわせた一場靖弘を追い掛け、2010年、'11年の2シーズン、東京ヤクルトの全試合分の名場面を描き、そのカードを選手に渡してモチベーションにして貰うことで、チームと共にペナントレースを戦ってきたという自称“プロ野球選手”――。 昨年オフに一時現役引退を示唆するも、選手生命を懸けた個展「応援/プロ野球カード」により、作品に書き加えられた有名・無名人問わないながさわへの“応援”メッセージが、もう一度立ち上がる力を与え、「まだまだやれることがある」

    ヤクルト芸術家・ながさわたかひろ。一場退団で遂に40歳で現役引退か!?(村瀬秀信)
  • 古木克明最新報告(トライアウト篇)。30代無職、野球バカの挑戦、再び。(村瀬秀信)

    11月9日のトライアウトには大相撲の峰崎部屋の勧誘ビラも配られた。格闘家に転身したこともある古木は「その道を選ぶならチャレンジしたらいいと思う。人生経験で変わってくる」とコメントした。 どこを落としどころにするのだろう。 ここ最近、そんなことばかり考えていた。 昨年10月に古木克明がプロ野球界復帰を宣言してから丸1年が過ぎようとしていた。 復帰戦となった昨年11月のトライアウトでは、二次で結果を残しはするも12球団からの連絡はなし。年を越え、2月のキャンプイン、3月のペナント開幕、支配下登録期限の7月31日。絶望的に長い夏。クライマックスの秋。音沙汰のないまま巡る季節。それでも背中を押し続ける声。そして、復帰後2度目のトライアウトがやってくる――。 現役時代、長距離砲として天性の才能を有しながら、自らの意志を貫き通す強さを持ちきれず、自分の打撃を見失い、ついでにドライアイでボールも見失い、

    古木克明最新報告(トライアウト篇)。30代無職、野球バカの挑戦、再び。(村瀬秀信)
    Sonnier_tan
    Sonnier_tan 2012/11/21
    >その瞬間はネット上では「あーっと!」、「あーっと!」、「あーっと!」、「あーっと!」、「A-to!」の文字が世界中を駆け巡る。その様はもはやアート。