世界遺産として登録されているポタラ宮は、13階建ての土・木・石から作られた構造の複合建築物。往時のチベット政府とダライラマの所在地だったが、現在は観光スポット化し、ピーク時には、1日4000人以上が訪れる(Getty Images) 【大紀元日本3月21日】中国チベット自治区の首府ラサで3月14日以来発生したチベット人抗議事件は周辺の四川省や青海省、甘粛省などのチベット族自治州にも広がった。中共当局によって厳しく報道管制した中国メディアは一方的に事件を「暴動、騒乱、動乱」と称して、政府側は「チベット独立を唱える内外の分裂主義者による陰謀」としてチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世を批判した。一部の海外メディアは真相を究明せずに、中共当局の報道をそのまま引用し、中共当局の虐殺を「騒乱」「暴動」への鎮圧と報道した。 しかし、事件の本質は中国民衆が中国共産党(中共)の暴政に対する抵