1944年以前の沖縄は、「国内でもめずらしいぐらい戦争とは無縁の島々でした。戦備らしいものは何一つなく、郷土部隊をもたない唯一の県」(「読谷村史・5」)だった。しかし、ミッドウェー海戦の大敗後、日本軍の戦力は低下し、南洋群島は相次いで連合国軍の手に落ち、日本本土攻略へ向けて侵攻をはじめた。沖縄に攻めてくることが確実になったので日本軍部は、沖縄に南西諸島守備軍(第32軍)を創設したが、実戦部隊が来たのはサイパン島が落ちる直前の6月だった。しかし、「第32軍の任務は、沖縄を本土として守り抜くことではなく、出血消耗によってアメリカ軍を沖縄に釘付けにし、防波堤となることでした。これによって本土決戦を準備し、沖縄は時間稼ぎの持久戦の場」(「沖縄戦のはなし」)とし、天皇制を守り抜こうとしたのだ。 守備軍は、沖縄で米軍と戦うため、飛行場建設や、陣地構築の作業を強行した。だが、地上戦が始まる前から沖縄の海
Copyright (c) 2004 Okinawa Times All rights reserved. サイト内の記事・写真・その他の著作権は沖縄タイムス社が所有・管理しています。 許可なく複写・転載することは固くお断りいたします。
2018年5月10日 当ホームページはリニューアル移転し、トップページ以下、一部のコンテンツが新しい構成になりました。 沖縄戦の歴史を、見る・調べる・学ぶ 沖縄戦関係資料閲覧室では、沖縄戦に関して国が保有している公文書等の資料・一般図書を公開しています。当サイトで資料・図書目録の検索・公文書(一部)の全文閲覧ができます。 閲覧室ご利用案内 無料 ※ 受付にて「閲覧室利用申込書」をご記入ください。 開館時間 10:00 ~ 18:00(入館は17:30まで) 休館日 土曜日及び日曜日 国民の祝日 年末年始(12月28日~翌1月4日) 住所 東京都千代田区永田町1-11-39 永田町合同庁舎2階 交通ご案内 東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線 永田町駅 3番出口 貸出 資料及び図書の貸出は行っておりません。 設備 資料検索及び閲覧用のPC ビデオ及びDVD閲覧用テレビ
「沖縄集団自決訴訟」をめぐるシンポジウム「『狙われる沖縄』と日本の前途」(新しい歴史教科書をつくる会主催)が29日、東京都杉並区の杉並公会堂で開かれた。原告が全面敗訴した28日の大阪地裁の判決について、ジャーナリストの桜井よしこさんら出席者は「地元マスコミの論調に追随したもので、はじめに結論ありきの不当判決」と批判した。控訴審に向けて沖縄戦の真の姿を明らかにする必要性を訴えた。 聴衆は約600人。同会会長の藤岡信勝拓大教授は「集団自決で隊長命令がなかったことは今年になって新証言が出ており、控訴審で逆転できる」と指摘。「教科書から『従軍慰安婦』を削除させたように、これから10年かけて沖縄の本当の姿を明らかにする戦いを始めたい」と述べた。 ジャーナリストの恵隆之介さんは「日本軍は全力で県民を守ろうとした」と、通説の誤りを指摘。原告のひとりで元座間味島戦隊長の元少佐、梅沢裕さん(91)はテープで
2007年11月27日10:00掲載 沖縄戦の「集団自決」への教科書検定について 文部科学省 教科用図書検定調査審議会に提出した意見書を公表するにあたって 林 博史 この意見書は、2007年11月22日付で郵送しました。3連休が入りますので、文科省に届くのは26日になると思います。それにあわせて、このホームページでも公表します。 文科省からは、正誤訂正の手続きが終了するまでは、意見提出を依頼されたことも含めて公表を控えてほしいと依頼されていますが、そうした秘密裏に検定作業をおこなうことこそが、今回のような歪曲された検定がなされた大きな原因であると考えますので、そうした依頼は拒否し、広く市民に公開することにしました。記者会見をおこなう予定はありませんので、この場で公表したいと思います。 今回、文科省が意見を依頼した人選そのものが不明朗であり、ほとんどの(あるいはすべての)沖縄にいる沖縄戦の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く