2011年12月06日12:20 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 根こそぎが始まった 安川電機ロボット製造工場の中国進出に思う 11月28日のオークマの資料を見て、2012年の貿易収支を考えたに続いて、将来の貿易収支赤字定着を懸念させるニュースが出てきた。 ロボット産業がついに中国に生産拠点を作る。 産業用の工作機械は、高度産業技術として政府が「軍事転用可能技術」と位置付けて、海外工場を事実上禁止している、と先週のオークマの説明会で聞いたばかりだったから、このニュースは驚いた。 中国の自動車工場では、高付加価値化、賃金上昇に対応するために、国策としてロボットの大量導入が加速中だ。 中国への進出に際しては、一定の技術移転が条件だ。日本に影響の少ない低性能&低価格品から始めるだろうが、10年程度で中国はキャッチアップしてくるだろうから、安川電機も高機能製品の中国内製造にへシフトするだ