[ニューヨーク 8日 ロイター] 米労働省が8日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比1万8000人増となり、市場予想の9万人増を大幅に下回った。増加数は9カ月ぶりの低水準となり、米経済が下半期に盛り返すとの期待に冷や水を浴びせる結果となった。 7月8日、6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加数は予想を下回る1万8000人となった。識者からはソフトパッチ脱却は7月に持ち越されたなどの見方が出ている。写真は2010年2月、カリフォルニア州で(2011年 ロイター/Robert Galbraith) 市場関係者の見方は以下の通り。 ●FRBの政策保留へ、QE3の可能性は高めず <ストーン&マッカーシーの経済アナリスト、テリー・シーハン氏> 非常に失望を誘う内容で、雇用の伸び鈍化を示している。これで米連邦準備理事会(FRB)の政策は保留される。ただ、昨年夏のようにデフレリ