不正な会計処理を行っていた東芝は、問題が発覚したあと発表できずにいた、ことし3月期の決算について、当初31日発表する予定でしたが、調査を追加したことを理由に延期することを明らかにしました。 東京証券取引所に上場している企業が2度も決算の発表を延期するのは極めて異例のことです。 この理由として東芝は、複数の国内と海外の子会社で会計が適正に処理されたかどうか調査を追加したことなどから、会社として決算を確定する作業に時間がかかっているということです。このため監査法人に関連の書類を提出したのが30日になり、監査法人側から決算の監査を終えるのに7日程度かかると連絡を受けたとしています。 東芝は、31日夜、室町会長兼社長が会見して、決算発表を延期した理由について詳しく説明することにしています。