メモリー編8回目はメインメモリーから外れて、「GDDR」について解説しよう。GDDRは「Graphics DDR」の略で、ようするにグラフィック専用のメモリーである。 理屈では速いデュアルポートのVRAM 採用事例は伸び悩む もともとグラフィック専用メモリーでは、「デュアルポートDRAM」を「VRAM」と称して利用することが多かった。デュアルポートDRAMには色々な種類があるのだが、VRAMとして使われたのは図1のようなものだ。 左は従来のDRAMで、右がSerial OutがついたVRAMである。通常のDRAMを使ってグラフィックスカードを構成する場合、画面の描画と画面出力(画面リフレッシュ)を、ひとつのDRAMインターフェース(I/F)でまとめて行なわねばならない。図2の左側がこれで、描画(赤線)と画面リフレッシュ出力(青線)が同一のDRAM I/Fを経由している。そのためグラフィック
メモリー編7回目では、主流になり損ねた米Rambusのメモリー技術「Direct RDRAM」について解説したい。 RDRAMのコンセプトは 信号の高速化で狭いバスでも高速転送 元々Rambusは社名のとおり、DRAM用のインターフェースを扱うことを目的に、1990年に設立された会社である。もっとも最近はDRAMという枠を超えて、高速信号伝送技術全般を扱う会社になっている。それゆえ、広範囲のアナログ技術をがっちり特許で保護している会社であるため、特許係争に絡む頻度が非常に高い。その結果として、さまざまな標準化団体(JEDECやPCI-SIGなど)と仲がいいとは言えない会社でもある。 それはともかく、Rambusはすでに5世代目のメモリー技術をリリースしており、うち4世代は製品化されている。最初に登場したのが「RDRAM」(Rambus DRAM、Base RDRAMとも呼ばれる)で、ついで
ハードディスクのデータが吹っ飛ぶというのは誰にとっても非常事態。慌てて業者を探したりもするのですが、データ復旧業界というのは不透明な部分が多く「物理障害の復旧技術はなく他社に外注する、仲介のような実態の業者」や「別の復旧業者が復旧させると信用が落ちるため、復旧できないよう破壊してから返却する業者」など悪質な業者の存在もあると聞きます。 そんなグレーなデータ復旧業界において「すべてを見せることで顧客に安心してもらいたい」という信条から唯一社内見学を実施しているオープンな会社日本データテクノロジーで、データ復旧の現場を見学させてもらい、業界一位の秘密やデータ復旧についてまことしやかにささやかれているうわさの真偽についてインタビューしてきました。 詳細は以下から。日本データテクノロジー データ復旧サービスならデータ復旧.com 日本データテクノロジーが入っているのは銀座・並木通りにある東京朝日ビ
いきなり解禁!Intel P55 Express搭載のMSI「P55-GD65」緊急フォトレビュー:イマドキのイタモノ Intel P55 Expressマザーは3モデル構成。“CD45”は“CD53”に MSIは、7月9日にIntel P55 Express搭載マザーボードのラインアップと一部モデルのサンプルボードを公開した。ここでは、公開されたサンプルボードの画像を中心に、実装される機能について紹介しよう。 今回概要が発表されたIntel P55 Express搭載マザーボードのラインアップは3モデルで構成される。最上位機種でゲーミングPCを想定した「P55-GD80」と、ミドルレンジクラスの「P55-GD65」、そして、エントリークラスのユーザーを想定した「P55-CD53」で、このうち「P55-CD53」はCOMPUTEX TAIPEI 2009で「P55-CD45」という型番で展
テストに使ったLOOX U/30と、USBドングルタイプのWiMAX通信アダプター。このようなミニノートを使ってモバイルで利用するのが、現在のWiMAXの一般的な使用シーン 2月26日、UQコミュニケーションズ(UQ)が、日本初のモバイルWiMAX事業者としてサービスを開始して以降、いくつかのISPが、UQよりMVNO(仮想移動体通信事業者)の形で回線を借り受け、サービスを提供することを表明している。ニフティも、そんなISPのひとつだ。 「MVNOは回線を借りてるだけなんだから、結局UQと同じなんでしょう?」と、思う人が多いのではないだろうか。現時点でのサービスは、確かにUQのものとほぼ同じである。だが、それがWiMAXのすべて、と考えるのはまだ早い。ISPにとってのWiMAXとはなにかについて、ニフティISP事業本部 ISP企画部 部長の黒政敦史氏に聞いた。 現時点では「UQと同じ」だが
ネットブックを含めAtomプロセッサを使ったほとんどのマシンはシングルコアの230や270を搭載している。前者はTDP 4W、後者はTDP 2.5WとTDPこそ違うものの、パワー的には同じ。情報は豊富でこの連載も含めネット上には記事やレビューの山となっている。 ただAtomファンとして気になるのはデュアルコアのAtomプロセッサ、330の存在だ。試すにはCPU単体で販売していないこともあり、330を搭載したマザーボードか、ベアボーンキットを購入することになる。 気になりだすと即行動タイプの筆者は、早速330のマシンを組み立てる事にした。これから何回かにわたり、自作Atomプロセッサ330マシンで遊びながらのレビューをお届けしたい。 Text by Kazuhisa Nishikawa ●購入したパーツなど まず330マシンを組み立てるに当たって迷ったのが、「マザーボードを購入して適当なケー
GIGABYTEからの提案は「銅箔層を2倍にする」 新製品の具体的な説明を行った日本ギガバイト営業部の中村広志氏は、同社のIntel X58 Express搭載マザーボードの特徴として、Core i7とIntel X58 Expressの性能をフルに発揮するための「GIGABYTEからの提案」と自ら説明する、同社独自の品質基準「Ultra Durable 3」を紹介した。 GIGABYTEは、以前からマザーボードの品質の高さを実現するために「Ultra Durable」を提唱してきたが、最初に登場した「Ultra Durable」ではすべてのコンデンサを固体タイプに統一し、その次に登場した「Ultra Durable 2」では、低発熱のMOSFET、高効率のフェライトコア、長寿命の固体コンデンサを採用することで省電力と長期安定動作を実現している。Ultra Durable 3では、Ultr
G80コアをベースとした旧GeForce 8800 GTSとの差異で見ると、新GeForce 8800 GTSは各クロックが上昇したほか、SPやテクスチャユニット数が増加。逆に、G92コアではROPユニットなどを含むクラスタが4個に減っているため、ROPユニット数の削減やメモリインターフェイスの縮小といったスペック低下も発生している。 ちなみに、旧GeForce 8800 GTSは320bitメモリインターフェイスの1,600MHz相当での動作となるのでメモリ帯域幅は64GB/sec。新GeForce 8800 GTSは256bitの1,940MHz相当動作なので62.08GB/secとなり、メモリ帯域幅は多少狭くなったものの、メモリクロックの増加である程度は相殺された格好になっている。 機能面では、GeForce 8800 GTと同等のものを有している。PCI Express 2.0への
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