軽量・高速なオープンソースのWebサーバ「NGINX」(エンジンエックス)を提供している米国のNGINX社が2月7日、東京にオフィスを開設すると発表した。同日、日本語版のWebサイトもオープン。日本語でのサポート体制を強化する。世界でシェアを伸ばしているNGINXだが、東京オフィスの中島健氏(カントリーマネジャー)は「(日本市場は)欧米と比べると後塵を拝している」とし、ユーザー獲得に余念がない。 NGINXは、Apacheと人気を二分するWebサーバソフトウェア。静的コンテンツの配信に特化し、大量のリクエストを処理できることや、消費メモリが少ない点、リバースプロキシやロードバランサーなどの機能を備えている点――などが評価され、後発ながらシェアを拡大している。 全世界でのシェアはApacheが44.3%、NGINXが41.0%(W3Techs Web Technology Surveyより)