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ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (13)

  • 何かをしないと決めることは、何かをすると決めるのと同じ価値がある――『しないことリスト』 - 脱社畜ブログ

    編集者の方経由でいただきました、ありがとうございます。 しないことリスト 作者: pha 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/12/19 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (5件) を見る 書は『ニートの歩き方』でおなじみのphaさんの3冊目のである。おそらくphaさんのの中ではいちばん内容が軽めで、サクサク読み進めるのに向いている。 タイトルからわかるように、書のテーマは「しないこと」を決めるというものだ。はてなブックマークでライフハック系の記事を読んだり、あるいは屋のビジネス書コーナーに行くとわかるが、この世は「◯◯をしよう、◯◯をはじめよう」という前向きなメッセージで溢れかえっている。最近はこれが一周して「断捨離」だとか「ミニマリスト」だとかいう言葉も見かけるようになってきた気がするが、それでもやはり大勢は何かを新しく「する」方向に向い

    何かをしないと決めることは、何かをすると決めるのと同じ価値がある――『しないことリスト』 - 脱社畜ブログ
    TAKAYUKI_SATAKE
    TAKAYUKI_SATAKE 2016/02/16
    しない事リストの勧め
  • 「残業シェア」という最悪の考え方 - 脱社畜ブログ

    先日、新聞を読んでいたらこんな特集記事が載っていた。 電子版を契約していない人は全部読めないと思うのだけど、要は職場のみんなで助け合いの意識を持ち、残業が突出している人がいたらその人の仕事をみんなで分かち合おう、という考え方をこの記事では「残業シェア」と呼んでいる。 効果が出ている(と少なくともこの記事には書いてある)職場もあることから、「残業シェア」は一見よさそうな施策にも見える。しかし、僕はこの考え方で残業が減るのは特定の条件を満たした一部の限られた職場だけだと思う。多くの職場では、むしろ「残業シェア」的な考え方は逆に残業を増やしかねない。 「残業シェア」の最大の問題は、「助け合い」の名の下に同調圧力の発生を肯定しかねない点にある。「多くの仕事を抱えている人の仕事を分かち合う」という考え方は、「自分の仕事が終わっても他人の仕事が終わらなければ帰るな」というつきあい残業に容易につながる。

    「残業シェア」という最悪の考え方 - 脱社畜ブログ
  • 日本人は契約内容以上のサービスを相手に求めすぎ - 脱社畜ブログ

    会社で働いて給料をもらうのも、あるいは牛丼屋で280円の牛丼を注文してべるのも、その根底には「契約」が存在している。 「契約」というのは、大雑把に言ってしまえば約束のことだ。会社員は雇い主に対して一定の労務を提供し、雇い主はその対価として賃金を払うことを約束する。牛丼屋は客に注文されたサイズの牛丼を提供することを約束し、一方で客はその対価を支払うことを約束する。 お互いがお互いの義務について約束をすることで、契約は成立する(双務契約の場合)。そして、この約束した義務にない行為は、しなくても契約という点からは咎められることはない。労働者は最初に約束した時間の範囲で労務を提供すればいい。牛丼屋も、牛丼を提供して客がべられるような状態にすればいい。定時後や休日に無償で働いたり、笑顔で一緒にあたたかいお茶を出したりしなくても、「契約」上の義務は十分に果たしている。 しかし、現実にはこういう「契

    日本人は契約内容以上のサービスを相手に求めすぎ - 脱社畜ブログ
  • 完璧主義の治し方 - 脱社畜ブログ

    完璧主義者と言われる人たちがいる。 仕事であれば必ず100%の完成度を目指し、それ以外は認めない。簡単な仕事ならそれでもいいのだけど、少し難しい仕事で完璧主義を発揮しようとすると、ほぼ間違いなく途中で挫折してしまう。そうでなくても、100%に到達するまでものすごく時間がかかる。そのせいで、他の仕事に支障が出たりする。完璧主義は、あまり仕事には向いてない。そもそも、完璧な仕事なんてまず存在しないからだ。 一番最悪なのは、自分の上司が完璧主義者な場合だ。部下が80%の完成度で仕事をしてきても、それでよいと言うことができない。完璧以外はすべて認められないので、ミスは直ちに叱責の原因になる。多くの場合、こういう人はチームを無駄に疲弊させ、80%どころか50%のアウトプットも生み出せなかったりする。 実は、僕も昔は完璧主義っぽいところがあった。例えば、歴史の勉強をしようと思って教科書をアタマから読み

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  • 『脱社畜の働き方』という本を書きました - 脱社畜ブログ

    突然ですが、『脱社畜の働き方』という技術評論社さんから出版することになりました。Amazonで予約が開始されたようなので、お知らせさせていただきます。発売日は9/10です(2013/08/30追記:9/7に発売日が前倒しされたそうです)。 脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法 作者: 日野瑛太郎出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2013/09/07メディア: 単行この商品を含むブログ (5件) を見る 書は、書名があらわすように「働き方」についてのです。多くの文章は書きおろしです。「ブログ内容をまとめただけの」ではないので、「ネットで読めるじゃん」と思った方にも、ぜひ手にとっていただきたいと思っています。 このブログでよく触れている「仕事観」の話以外に、僕自身の起業失敗談、プライベートプロジェクト(会社に勤めながら自分のビジネスをすること)の進め方、将来の

    『脱社畜の働き方』という本を書きました - 脱社畜ブログ
  • 会社組織における業務効率化の限界について - 脱社畜ブログ

    会社によっては、おそろしく非効率な業務がそのまま放置されている場合がある。例えば、エクセルでマクロを組めば一発で済むような作業を、ものすごく長い時間をかけてひたすら手作業でやっていたりして、そういうのを見るとゾッとする。僕は単純作業が死ぬほど嫌いで、大学生の時に一時期そういうアルバイトを経験して気が狂いそうになったことがあるので、そういう単純作業をひたすら繰り返すような仕事は我慢がならない。 自動化・効率化できるところをそのまま手作業で突き進むというのは、時間という観点だけでなく、間違いが発生しうるという意味でもよいことではない。どんなに注意してやったところで、人間がやれば必ずどこかで間違いが混入する。自動化は、品質を上げるという意味でも、重要なことだ。 もっとも、会社組織で働く一人の従業員という立場からこの問題を再考すると、自動化や効率化は、必ずしも望ましいものとは言い切れない。経営者か

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  • 充実した休日を過ごせないそもそもの理由 - 脱社畜ブログ

    休日の過ごし方について、なかなか意識の高いライフハック記事を読んだ。 充実した休日を過ごすために絶対やってはいけない事とその対策 http://chantk-twi.pupu.jp/archives/673 寝だめは体によくないとか、眠りすぎると逆に睡眠の質が下がるとか、こういう話は度々聞く。元記事には、「とにかく、ダラダラ過ごす休日は良くない!」とあるが、そうは分かっていても、実際にはダラダラしてしまっている、という人が多いのではないかと思う。 そもそも、なぜ休日にダラダラと過ごさざるをえないのだろうか。おそらく一番多い理由は、平日の仕事で疲れているからだろう。仮に、平日の仕事が毎日きちんと定時で終わって、家に帰ってご飯をべてリラックスしてから寝る、という人間的な生活サイクルが送れたとすれば、休日を今ほどダラダラと過ごさざるをえなくなることも少なくなるのではないだろうか。 元記事には、

    充実した休日を過ごせないそもそもの理由 - 脱社畜ブログ
  • 働きたくない僕が考えた最良の学生生活プラン - 脱社畜ブログ

    一週間ぐらい前の記事だが、さっき以下の記事を読んだ。 社会人の俺が考えた最良の学生生活プランを教える http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3680986.html 学生生活の過ごし方、というのはなかなか難しい。世の中には無数の「学生時代の過ごし方」についてのアドバイスがあるが(まで出てるくらいだ)、正直、普遍的な「正解」は無いと思っている。というのも、価値観に依存するところが大きいからだ。僕は「働きたくない」という価値観の持ち主なので、学生時代に会社に入ってから役に立つことを一生懸命学ぶというのは意味が無いと思っているが、これとは真逆のことを考えている人もいるわけで、どっちが正しいとは断言しづらい。そういう意味で、このトピックについて何かを書くと、どうしてもチラ裏的なところが生じてしまうのは避けられない。 それでも、今日は学生時代の過ごし方

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  • もしもこの世から「残業」が完全になくなったら - 脱社畜ブログ

    僕は「ドラえもん」がかなり好きで、実家にはコミックスが全巻ある。アニメのドラえもんと違って、マンガのドラえもんには深い話が結構ある。もし、アニメのドラえもんしか見たことがなくて、マンガの方を読んだことがない人がいたとしたら、ぜひ読むことをオススメしたい。 さて、そんなドラえもんの秘密道具に、「もしもボックス」というものがある。電話ボックス型の道具で、その中に入って受話器をとって「もしも◯◯な世界だったら」といったように言葉をかけると、実際に世界がそのようになるという道具である。原作では、この道具を使ってお金の存在しない世界や、あやとりのうまさで社会的・経済的地位が決定される世界などが作られた。 僕は、このもしもボックスで、「残業のない世界」を構築してみたい、とよく考えている。残業のない世界では、サービス残業はもちろんのこと、普通の残業も存在しない。みんな、定時が来たら必ず帰宅する。例外はな

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  • 「学生のうちに遊んでおけ」という言葉の裏にある悲しさ - 脱社畜ブログ

    僕がまだ大学2年生ぐらいの頃、サークルの飲み会に、既に就職したサークルのOBがやってきて、こんなアドバイスをしてきたことがある。 「社会人になったら、もう大学生みたいには遊べない。今のうちに思いっきり遊んでおいたほうがいいよ」 当時は「そんなものか」とあまり深く考えることがなかったが、今はこのようなアドバイス自体にかなりの抵抗がある。 この手のアドバイスをする人はかなり多い。就職が決まった大学4年生が、大がかりな卒業旅行を計画するのも、「もう、こんなに思いっきり遊べるのは、これで最後だから」という考えが裏にあるように感じられる。これは、ものすごく後ろ向きで、悲しい考えだと僕は思う。 果たして、「就職したらもう二度と大学生のように遊べない」というのは事実なんだろうか。確かに、終身雇用の会社に就職して、定年までずっと勤めるのであれば、もう二度と大学生のように長期間旅行に行ったりすることはできな

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  • あなたのイヤな上司も、会社を出ればただの人である - 脱社畜ブログ

    会社に入れば、よほど上のポジションでない限り、上司というものが存在する。上司はあなたに仕事上の命令を下し、あなたの仕事の進捗を管理して、あなたの仕事ぶりを評価してくる。こんな風に命令されたり、管理されたり、評価をされたりしていると、上司はとても偉い存在のような気がしてくる。 しかし、よく考えてみると、あなたの上司も、生まれながらにしてあなたの上司だったわけではない。たまたま、その会社で、あなたよりも役職が上だったに過ぎない。会社というコンテキストにおいて上司だというだけで、一歩会社の外に出ればただの人であり、あなたより偉い人間だというわけでは決して無い。このことは、当たり前のことなのだけど、会社という組織でずっと働いていると、見過ごされがちなことだ。 スタンフォード大学で行われた有名な心理学の実験で、「監獄実験」というものがある。この実験では、20名ほどの人間を、看守役と受刑者役のグループ

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  • 「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」←社会って何? - 脱社畜ブログ

    新入社員や若手社員に対する説教の決まり文句に、「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」というのがある。僕はこの文句も、こういうことを言う人も好きではない。 以前、「社会人」という言葉の違和感について書いたが、この文句にはそれと同じものが感じられる。この場合の「社会」という言葉は、実際の社会を意味しない。せいぜい「自分の会社」であり、大抵の場合は「自分の部署」である。「そんなんじゃうちの会社では通用しないぞ」とか、「そんなんじゃうちの部署では通用しないぞ」と言うべきことを、「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」と盛って言っていることがほとんどだろう。たまたま、その組織の慣習や、やり方が合っていなかったというだけのことに対して、社会生活不適合者のような烙印を押すのは感心しない。 そもそも、「社会で通用しない」というのは曖昧で、こういう説教には意味がない。具体的に、どういう能力が足りなくて、そのままだとこ

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  • 真のロジカルシンキングを獲得するために:『論理トレーニング101題』 - 脱社畜ブログ

    ビジネスの場ではロジカルシンキングが大事だと言われる。別に、ビジネスに限らず、論理的に物事を説明したり、考えたりすることはとても重要だ。論理を欠いた文章には説得力が無いし、自由奔放に考えているだけでは、解決策にはなかなか辿りつけないということもある。 コンサル志望の就職活動生や意識の高い若手社員などは、特にロジカルシンキングの習得に熱心だ。こういう人達に人気があるのは、たとえば次のようなコンサルタントが書いた、ロジカルシンキングのだ。 ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution) 作者: 照屋華子,岡田恵子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2001/04メディア: 単行購入: 37人 クリック: 962回この商品を含むブログ (243件) を見る この手のでは、ロジカルシンキングを明確な「スキル」として捉え、「ロジックツリー」や「MECE

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