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ブックマーク / takedanet.com (20)

  • 武田邦彦 (中部大学): 新環境ロマンスカー その4 物と命の誕生

    宇宙が誕生して、「時」と「空間」が誕生した。 それからというもの、時も増え続け、空間も増え続けている。時の方は増え続けているので、今日が昨日になることはない。 空間も増え続けているので、乱雑さ(エントロピー)も増えている。でも、こちらの方は人間が直感しにくいので、「持続性社会」とか「リサイクル」のようなものが出来ると錯覚している人が多い。 今の宇宙にいる限り、持続性社会もリサイクルもできない。それは今日が昨日になることができないことと同じだ。 ・・・・・・・・・ ところで、宇宙が誕生してほどなく、「元素」ができる。つまり、「時」、「空間」の次に「エネルギーと力」、さらに「物」が出来たのである。それが元素だ。 元素というと、水素、ヘリウム、リチウム・・・と覚えきれないほどあるのだが、実は、宇宙の質のことを知りたいときには、「元素は5つ」だけと覚えた方が良い。 つまり、 水素、炭素、酸素、ケ

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2010/03/16
    宇宙が誕生して「時」と「空間」が誕生した。乱雑さ(エントロピー)も増えている。今の宇宙にいる限り、持続性社会もリサイクルもできない
  • 武田邦彦 (中部大学): 日本のしくみ その1 補正予算の解説

    15兆円という膨大な補正予算が実施されようとしている.このお金を出す人は,もちろん麻生首相ではなく,国民であり,とりあえずは国債などで資金の調達が行われるが,もちろん,政府自身はお金を持っていないので,やがて国民から消費税という形で徴集される。 このことだけでも理解しておかなければ,なかなかスッキリしない.そのほかに,これまで「もったいない」と言っていた政府が,なぜ「買い換え促進」に急変したのかの理由も知っておかなければならない. さらには,一見,関係が無いように見える北朝鮮のミサイルも深く関係している。 これらについて個別に問題点を指摘するのではなく,全体としてそのしくみを理解し,真に私たちが判断できるように,私自身の勉強もかねて,数回にわたって書いてみたいと思う。 第一回は,まず直接的な補正予算いついてである. 政府は景気対策で,国民の1万2千円ずつ配った.もちろん,これは税金を払った

  • 武田邦彦 (中部大学): 人の命をお金で買えるか?

    文化の中で生活をしていると,「犯罪をお金で買う」ということを思い浮かばないのですが,アメリカでは普通のことです. 今から30年ほど前,ビッグ3と言われるアメリカの自動車会社の一つ,伝統あるフォードがピントという名前の小型乗用車を開発して販売しました. ところが,後部のガソリンタンク付近に設計の間違いがあり,追突されるとガソリンタンクが破裂して火災になり,乗っている人がやけどをしたり,ひどいときには死亡事故になることがわかりました. 事実,発売からまもなくして,追突されたピントが火を噴き,運転手が死亡,同乗者が大やけどを負うという事件が起きたのです. フォードの社内では事故の原因の検討が行われれ,設計のミスが分かりました. 当時,フォードの自動車安全担当重役は次の内容の書類を作って,結論としていました. 一, もし,事故が起こらないように車両を改善すると130億円の追加費用がかかる. 二

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2008/12/21
  • 武田邦彦 (中部大学): Wikipediaの執筆の方と読者の方へ

    Wikipediaの私のページに、「事実以外のことが書かれていると」ご心配してくれる読者の方が多い。そして事実以外のことを記載した場合は削除する手続きを教えていただきました。 でも、私はそれぞれの人がそれぞれの考えを持っていることを重視したいこと、「自由な発言」は何にもまして貴重なものなので、手続きをとる前に、Wikipediaを執筆している方に呼びかけたいと思います。 執筆されている方は私がホームページを更新すると一週間ぐらいで、その記事を取り上げて頂いているので、この文章もお読みになるはずだからです。 執筆者の方へ Wikipediaは次のような編集方針を持っているようです。 「ウィキペディアは演説をする場所ではありません。批評する場所ではありません。 あなたの主観的・個人的感想や評論を書く場ではありません。お気に入りの作品 を宣伝したり気に入らない作品を批評したりしてはなりません。批

  • 武田邦彦 (中部大学): レジ袋追放の材料学的意味

    「レジ袋は石油の成分の中で、余り気味のものを使っていた」という私の記述に対して、高分子材料(プラスチックや合成繊維など)の歴史に精通していない人からのご質問やご意見があるので、ネットを通じて答えておきたい。 また、技術者の中にもレジ袋の追放に潜むトリックに気がついていない人もいるようだ。でも、それは社会的に弱い人をさらに痛めつけ、石油の消費を増やし、特定の業者の利権を守るだけだ。 さらに科学的事実に反する知識を社会に蔓延させることも良くない。高分子材料の歴史は複雑だが、よく学び、全体像とその結果を考慮してもらいたい。 ・・・まず、高分子材料の知識から・・・ 人類が石油を大量に使い始めたのはそれほど古いことではない。おおよそ20世紀のはじめとしてよいが、その頃にはまだプラスチックは発明されていなかった。 1924年、Staudingerが高分子の概念を作り、1930年代にDuPontの若き研

  • 武田邦彦 (中部大学): 混迷の時代をどう生きるか? (12) 太陽電池

    家庭から出るゴミは一括して焼却するのが一番良い。これほど、わかりやすいことでも、自治体と焼却炉メーカーとの癒着や、プラスチックの焼却に対する誤解などの当に初歩的なことで実施されなかった。 温暖化では、海の浮いている氷が融けても海水面が変わらないという初歩的な物理学の知識に反することでも10年来、報道され続けるという奇妙なことも起こる。科学技術立国と言いながら、ほとんど魔女狩り時代と同じような世論形成である。 このような社会では、少し難しい課題になると、余りに多くの見解がでてわけが分からなくなる。その一つが太陽電池だ。 石油が枯渇した時代は別にして、現在の状態で「太陽電池が石油に変わる電力源になるのか?」という問に対して、包括的に答えれば、 ・・・電力会社がやらないものは有望ではない。 とまず答えることができる。 そして、次に「大量生産すれば、価格も安くなり普及するのではないか?」という問

  • 武田邦彦 (中部大学): ジックリ考える 紙のリサイクル(3)

  • 武田邦彦 (中部大学): やる気のない人たち   ゴア前アメリカ副大統領

    アメリカのゴア氏は、クリントン大統領の時の副大統領で、環境運動家としても活動量が豊富であり、2007年のノーベル平和賞を受賞している。 日にいるとゴア氏の細かいことは見えないが、政治家としての実績も高く、特に政府の汚職や不能率に対する監視、自由貿易協定、さらにはインターネットの普及などがある。政治家としては立派な業績だ。 家族思いでもあり、息子が交通事故にあった時に、その看病の為に職を辞したり、映画「不都合な真実」でも姉の死の影響がいかに大きかったかも語られている。人間としても立派に見える。 しかし、ゴア氏の言動を彼の主要な政治テーマである「地球温暖化」に絞って見ると素直には理解しがたいことがいくつか見える。 まず、表面的なことでは、次の3つにまとめられる。 1)  ゴア氏は終始一貫、地球温暖化が大きな災害をもたらす重大な問題であると発言している。 2)  事実、京都会議にはアメリカ

  • 武田邦彦 (中部大学): 環境中級講座 その8 環境問題は存在するのか?

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/11/10
    【まるで戦前の大政翼賛会の婦人会のような活動】
  • 武田邦彦 (中部大学): 自然と伝統に学ぶ  みんなと一緒に パート2

    みんなで力を合わせて仕事をしようという時に、社長がジキジキに社員一人一人に伝えたり、荷物を運ぶ時にお客さんに直接、運べば一番、速い。これを「ジキジキ型」とする。情報は最短になるけれど、労力が大変になる。 それでは社長が副社長に、副社長が専務にというように「クチコミ型」で伝達するとどうだろうか?その場合の図を下に示した。 この場合は確かに労力は楽になるが、時間がかかって仕方がない。そして人間が聞いたことを伝える時には悪意が無くても、その人の希望が少しずつ入ってしまう。 社長が「来月から給料を1割下げる」と言っても、最後の人は「今月から給料が2割上がるらしい」と聞くことだってある。 そこで、労力も少なくて済み、速く伝わる方法がないかということで「支店型」が考案される。社があって、社長が支店長に伝え、支店長から社員にという具合である。 この手の方法と似ているのが、「八つ手」や「大麻」である。込

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/10/15
    普通の葉っぱさん 【私たちの目に付くものとして「普通の葉っぱ」があるし】 / ↑www
  • 武田邦彦 (中部大学): 緊急企画!!

    服部美佐子さんが次のような企画をしていただきました。環境に力を尽くしておられる方がご参加いただけます。是非、ご参加ください。 緊急シンポジウム 「環境問題のうそ」はウソ?ホント? 武田邦彦・中部大学教授を招いて 学者・事業者・ジャーナリスト・市民が徹底討論 武田教授の著書「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(洋泉社)をご存知ですか。 ▼資源7倍・ごみ7倍になるリサイクル ▼猛毒に仕立てられたダイオキシン ▼地球温暖化を防げない京都議定書――など こうした内容が世間で物議を呼び、すでに25万部を突破しています。 では、その内容は正しいのでしょうか、それとも間違っているのでしょうか。 緊急シンポジウムを開きますので、ぜひご参集ください! 日時:10月7日(日) 午後1時半~5時半 会場:一橋大学・国立キャンパス 東2号館2201教室 交通:JR中央線国立駅南口6分 大学通り直進左側 東キャン

  • 武田邦彦 (中部大学): お金の話  銀行にあずけたお金は?

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/09/02
    国債は買ってはいけないダイジェスト
  • 武田邦彦 (中部大学): 環境中級講座 その5 白人は有色人種の言うことを聞くか?

    私は一般に「地球温暖化の懐疑派」に属しているらしいのですが、私は温暖化に懐疑的ではありません。私が懐疑派に分類されるのは私の執筆の書体がそう見えるのかも知れません。 地球温暖化は、オゾン層の破壊と共に重要な地球規模の環境破壊で、我々は十分に注意をしなければなりません。この2つは人間の活動が大きな自然環境に直接、影響を与えると考えられる典型的なものだからです。 この他の重要な環境問題とすると、他の生物から見て、「人間の爆発的な人口の増加や都市の建設」などが大規模破壊として見えるでしょうが、それは今のところ人間に直接的な影響を与えないと考えられています。でも、舗装によって大量に死滅するミミズのような微小な生物が人間の生理に大きな影響を与える可能性も含んでいます。 地球温暖化で私が指摘しているのは「民衆はバカだから、怖がらせるにはウソを言ってもよい」という風潮を批判しているだけです。この問題が重

  • Blogzine

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  • 武田邦彦 (中部大学): すべては熱になる

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/07/29
    原子力発電とコンピュータと知恵熱の関係
  • 武田邦彦 (中部大学): 新潟の原子力発電所の漏洩事故

    2007年に起こった新潟の地震は数年間に二度の大きな災害となり、新潟の人は当に大変だ。そしてさらに柏崎の原子力発電所での放射線漏洩があり、地元の人に与えた影響は大きい。 でも、ニュースでは伝えられていないが、日の原子力発電所は「強い地震が来れば、付近の人は被爆する」という前提で作られている。そのことを、2006年の5月2日に行われた、 の速記録を引用してはっきりしておきたいと思う。 私は内閣府原子力安全委員会の専門委員で、この専門部会に出席していた。議題は原子力発電所の耐震指針である。 日の原子力行政は実に公明正大に行われていて、この会議もまた速記録もすべて公開である。だれでも聴講ができ、会議に行くことが出来ない人も速記録をネットで見ることができる。素晴らしい制度であり、お役所の努力でまったく正常に運営されている。 さて、会議では耐震指針が説明された後、私は次のように質問している。

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/07/23
    【ニュースでは伝えられていないが、日本の原子力発電所は「強い地震がこれば、付近の人は被爆する」という前提で作られている。】
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    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/07/08
    環境問題のウソを暴いている人 http://takedanet.com/2007/07/bewaad_institut_ed82.html
  • 武田邦彦 (中部大学): 環境中級講座 その4 環境で始まった新しいビジネスモデル

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/06/28
    アルミ缶リサイクルの不思議
  • 武田邦彦 (中部大学): 「正統」は「異端」である?!

    「環境問題はなぜウソがまかり通るのか?」というを出したら、猛烈な反響があり、マスメディアに出演したり、インタビューで記者の方とお話をしたり、またメールで読者からの感想を読む機会が多くなった。 そして、最近、とても奇妙なことに気がついたのである。 それは「武田は異端だ」と思われているらしいことだ。私のような学者にとって「異端」とは賛辞だから、それはとても満足しているが、どうも奇妙な感じがする。そんな賛辞をいただいて良いものか? つまり、私がそのに書いたことは、 1) 地球温暖化しても北極と南極の氷では海水面は上昇しない。 2) ダイオキシンは人間に対して毒性が低い。 3) ペットボトルとプラスチック・リサイクルは資源の節約はゴミの減量になっていない、 という3点である。 それぞれ特に驚くことでもない。北極と南極の氷のことは基礎的な物理学ですぐ判ることであるし、ダイオキシンについてはその方

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/06/28
    参考:たかじんのそこまで言って委員会 環境問題はなぜウソがまかり通るのか http://www.nicovideo.jp/watch/1177835586
  • 武田邦彦 (中部大学): ゆっくりペットボトル(8) リサイクルしたペットボトルはペットボトルになっているか?

    ペットボトルをリサイクルしてペットボトルになっているか?ということについて少し細かくなりますが、一応、説明をしておきたいと思います。 まず「リサイクル」は環境によりよい方向だけを指すのですから制限条件があります。それを下に示しました。 1)     資源の節約かゴミの減量など来のリサイクルの目的が少なくとも一部は成立していること。 2)     リサイクルに使う資源のうち、人間の力で行ったもの以外の資源は「リサイクルに使った資源」とすること。 3)     テスト的に行ったものや、特殊な条件でごく少量作ったものは除くこと。 リサイクルするために膨大な資源を使えば、ある意味では何でもリサイクルできます。たとえば使い終わったペットボトルを、自治体が完全に洗浄して分別し、日の最新工場へ送り、そこで全部を元の石油の成分に戻してもう一度、ペットボトルにすることはできます。 環境を無視すれば技

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/06/27
    「リサイクルすれば3.5倍資源を浪費する」
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