更新日:2004/8/31 経済史講義の説明に利用: 原稿(2001年12月14日現在、ミュンヘン現代史研究所にて執筆のもの)。 これは、著書『ホロコーストの力学』の序章として執筆したが、分量が多すぎることもあって、本の序としては圧縮したものを書くことになった。序は、同書(2003年8月刊行)を参照されたい。 そこで、本原稿に添削を施し、矢吹晋先生退官記念号の『横浜市立大学論叢』社会科学系列(第55巻第3号)に投稿した。 これは、予定(2004年3月)より少し遅れたが2004年5月には刊行された(ただし、形式上の発行日は3月31日となっている)。 ---------- 『ホロコーストの力学』 永岑三千輝 序 章(原稿) ホロコーストは世界史的悲劇である。それを行ったのはヒトラー率いるドイツ第三帝国である。それは独ソ戦と世界戦争のなかにおいて発生した。これら基本的諸要因の相互関係の理解は、世