ブックマーク / note.com/fladdict (27)

  • ランキング設計はどうあるべきか? その3|深津 貴之 (fladdict)

    ここまでランキングのあるべき方向性と、実行可能なアプローチについて考察してきた。そして、いよいよプロトタイピングと実験の時間だ。残念ながら自分はサーバーサイドのコードが書けないので、ここからは開発チームに託すことになる。 妄想や実証不能なものをオーダーするのは非効率だと思う。ある程度はクラスをモデリングしておくと、エンジニアとディスカッションしやすい(ように思える)。 とりあえずnoteでのランキングは、様々な試行錯誤や実験が予想される。そのため、以下のような要素が必須となる。 ・工数最小 ・あらゆるランキングを表現できる ・拡張しやすい 今回はDecoratorパターンとCommandパターンを混ぜたような実装で、柔軟性のあるランキング計算システムのコンセプトを描いてみた。下手なコードでも、設計がある方がエンジニアさんに説明しやすい。 設計イメージとしては、まずランキングの各処理を同じイ

    ランキング設計はどうあるべきか? その3|深津 貴之 (fladdict)
  • ランキング設計はどうあるべきか? その2|深津 貴之 (fladdict)|note

    前エントリで論じられた、正しいランキング設計の考察の続き。第2回は、ランキングの収奪性、格差の固定性を軽減する手段を、具体的に論じてみる。 前回の記事へのTwitter上のフィードバックは、Togetterにまとめてある。こちらもご興味があれば、一読の価値がある。いくつか被ってしまったものもあるけれど、諸々の後半記事。 「ランキング」以外の名称を用いるこれはほぼ確定。ランキングという名前は、「noteとして競争原理を推奨する」という強いメッセージを発する。noteの全てのユーザーが、競争原理で動いているわけではないので、これは望ましくない。 おそらく最終的には「注目」「人気」などの名称を使うことになるかと思われる(「オススメ」はパーソナライズ用にとっておく)。また、「ランキング」という名称やスタンスをやめることで、後述するようないくつかの公平性のための施策を行う余地が生まれる。 時間による

    ランキング設計はどうあるべきか? その2|深津 貴之 (fladdict)|note
  • noteの「こちらもおすすめ」を強化しました|深津 貴之 (fladdict)

    以前、「noteの2018年のデザイン戦略について」で書いたように、noteの健全なグロースの3要素は、「コンテンツパワー」「発見性」「継続性」です。 この中では「発見性」が特にプライオリティが高く(他の2つはカイゼンしつつある)、上半期の最大のテーマでもあります。 そんな「発見性」改革シリーズの、ジャブ的な第一弾が「こちらもおすすめ」機能の改善となります。各記事の直下のおすすめ記事のレイアウトが変更されました。 どう変わったの?今回のカイゼンは、機能的なアップデートではありません。レイアウトによる、各種KPIのカイゼン施策となります。 記事にサムネールがつきました 全体傾向として、サムネがある記事はクリックレートが高くなります。クリエイターの過去の著作が、より閲覧されると期待されます。 記事リストに「スキ」数が表示されるようになりました こちらも傾向として、リンク先の質を担保する情報があ

    noteの「こちらもおすすめ」を強化しました|深津 貴之 (fladdict)
  • 最近のnoteカイゼン(1月前半)|深津 貴之 (fladdict)

    いくつかの施策はご報告済みですが、1月前半のnoteカイゼンのご報告です。おかげさまで1月の成長は素晴らしく、note史上最大のDAUやMAUを記録しているようです。 お正月休みがあったため、まだ小さめな施策がメインですが、細かい潤滑油的なカイゼンを丁寧におこなっております。 ユーザー名とキーワードを同時に検索できるようになりました「深津 デザイン」といった、ユーザー名とキーワードを跨った検索ができるようになりました。特定の誰かの書いた、特定ジャンルの記事をより効率よく探せるようになりました。 複数画面を閲覧した後にシェアするとURLが変になるバグを修正しました複数の記事を行ったり来たりしていると、ブラウザのシェア機能のURLがおかしくなるバグを修正しました。「発見性」改革の一環として、せっかく高めた回遊性を無駄にしないための措置です。 「スキ」ボタンがスターからハートになりました前述のよ

    最近のnoteカイゼン(1月前半)|深津 貴之 (fladdict)
  • ランキングの設計はどうあるべきか?|深津 貴之 (fladdict)

    「発見性」の強化のために、noteランキングやホットエントリーに類するものをつけたいと思っている。しかしランキングやホットエントリーは、世間で思われている以上にデリケートなUIであるため、その設計は慎重に行われなければならない。下手な設計は、サービスのカルチャーそのものを破壊しかねないためである。 以下は、ランキング設計のための忘備録。 PVランキングは収奪的な設計であるPVランキングを設計する場合、まず最初に意識すべきことがある。それは質的に、PVランキングは収奪的な構造であることだ。 「収奪的」とは、勝者が全てを独占してしまうことを意味する。 基的にランキングに上位のコンテンツは、ユーザーの注目を獲得する。つまり、PVのあるコンテンツはランキング上位となる。そして上位コンテンツはその露出によって、さらにPVを集めてしまう。 結果、PVランキングは少数のコンテンツにPV、フォロワー

    ランキングの設計はどうあるべきか?|深津 貴之 (fladdict)
  • 読書日記 「観察の練習」|深津 貴之 (fladdict)

    著者の菅さんから、「観察の練習」をご恵投いただきました。書は、映像作家であり多摩美術大学の先生でもある菅俊一さんが、日々の生活で発見した「観察の気づき」をまとめたである。 日常におけるモノの配置、水や空気の流れ、光の反射…etc。著者は、日常生活のちょっとしたシーンの違和感を見過ごさず、さまざまな気づきや疑問を提起する。 モノの配置はそこを通る人々の行動ログであり、水や空気の流れは地形や構造を可視化し、光の反射は光源の存在を示す手がかりだ。著者の気づきのメモは、日常の中で我々が見落としている、膨大なデータの存在を示唆する。こう言った情報を、私たちは無意識のうちに捨て去って、日常を過ごしている。 書のほとんどは、日常の中の素朴な疑問や発見である。残念ながら、それらの発見が、直接あなたの人生仕事に役立つ可能性はほとんどない。 しかし、日常の何気ないモノに対する洞察の深さを、レーダーの守

    読書日記 「観察の練習」|深津 貴之 (fladdict)
  • 読書日記 「幸せとお金の経済学」|深津 貴之 (fladdict)

    書は「幸せとお金経済学」は、そのタイトルのとおり、幸せを経済学の観点から論じただ。 人は幸せを合理的に追求できない書の発するメッセージは、「人は幸せを、合理的に追求することができない」ということだ。 人間は脳の仕組みのせいで、古典経済学が唱えるような、超合理的な思考ができない。この認知の歪みにより、人間は「幸せ」を、他人との比較で評価してしまう。 他人より給料が多ければ、他人より大きな家に住んでいれば…そんな風に「他人より優れていれば幸せ」と考えてしうのだ。 だが、これは大きな間違いである。何故ならば、そのような「地位獲得競争」は、参加者全員に過度の経済的な負担をもたらしてしまうからだ。すると結果的に、来なら幸せを獲得するために使えた、金銭的なリソースを、競争に使い果たしてしまうのだ。 地位獲得競争の無益さ皆が「他人より大きな家」を持とうとすると、競争が発生する。より大きな家を買

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  • noteの2018年のデザイン戦略について|深津 貴之 (fladdict)|note

    みなさま、新年あけましておめでとうございます。noteのお手伝いを始めてから3ヶ月が経ちました。 2018年、今年どんなことをやろうと考えているか、ユーザーの皆さんと情報共有したいと思います。 去年の活動のご報告まずは、スタートアップらしく去年の活動のご報告から。2017年の10月以降、チームで様々なカイゼンを行って来ました。noteチームが持っていたポテンシャルが、徐々に発揮されるようになりました。 DAUが増加トレンドになりました あわせて12月は、DAUで最大記録となりました。(薄いグラフの方が30日DAUです。Google Trendの30日継続読みにくいですね)。 継続率が1.75倍になりました 1週〜4週の継続率が、8月時と比べておよそ1.75倍となりました。現状は安定して維持されています。 投稿数が1.5倍になりました noteのデイリー投稿数が、以前と比べて平均1.5倍程度

    noteの2018年のデザイン戦略について|深津 貴之 (fladdict)|note
  • スターからハートに変更するのはなぜか?|深津 貴之 (fladdict)

    小さいですが、重要な変更のお知らせ。 noteの「スキ」アイコンが、スターからハートに変更されました。 これはnote全体のマナーを、モバイルの標準に合わせていく方針の一環です。 一般的なモバイルアプリでのマナー スター = 評価 ハート = ライク, お気に入り, リコメンド なぜ標準マナーに合わせる必要があるのか? サービスが標準マナーに従うことで、ユーザーは直感的に操作できるようになります。学習することが少なくなるので、認知的な負担が軽減されるわけです。結果、ユーザーはスムーズにサービスを使えるようになり、継続率の上昇が期待されます。 今回の変更は、そのための小さな一歩です。今後、noteの中で変にオリジナリティが必要のない部分は、積極的にスタンダードに寄せていきます(その分、真に重要な部分にオリジナリティをつぎ込みます)。 短期的には軽微な混乱が発生するかもしれません。すぐになれる

    スターからハートに変更するのはなぜか?|深津 貴之 (fladdict)
  • 書評 「サピエンス全史」|深津 貴之 (fladdict)

    長らく積んであったサピエンス全史を、お正月休みを使って、ようやく読了。前評判通りの良作だった。一年最初のとして、かなりいいものを引き当てた感がある。書はホモ・サピエンスの出現から情報革命まで、あらゆる軌跡を1冊にまとめた超大作だ。タイトルに違わず、ホモ・サピエンスの歴史全てを俯瞰したである。 書は、ホモ・サピエンスとネアンデルタールの明暗を分けた、人類最初の革命、「認知革命」から語られる。 およそ7万年〜3万年の期間に、ホモ・サピエンスは高度な抽象思考の能力を獲得する。この瞬間、人類はDNAの奴隷から、後天的な学習により自らを大幅にリプログラミング可能な、特異な生物となった。抽象的な思考の獲得は、人類に「物語」(共同幻想)を与え、それはより巨大なコミュニティの運営を可能とすることとなる。 環境を改変しながら世界に拡散する人類は、1万年ほど前に農業という概念を発明する。しかし、古代人

    書評 「サピエンス全史」|深津 貴之 (fladdict)
  • 「クリエイターの喜ぶこと」アンケートの結果を公開しました|深津 貴之 (fladdict)

    先日、募集した「クリエイターの喜ぶこと」に関するアンケートの結果を、公開いたします。 なぜこれを公開するかというと、noteのミッションだからです。noteが応援したいクリエイターは、既存のnoteユーザーだけではありません。これからnoteを使うユーザーも、さらに言えばnoteではないサービスのユーザーすら含まれています。 なので、このようなデータはnoteだけで独占するよりも、色々なサービスが参考にした方が、世の中が良くなると思うのです。 データ自体はノリで行ったアンケートですので、定量的に見るには微妙ですが、インサイトの起点としては十分なデータかと思います。ここからの気づきを足がかりに、デプス調査を行う…といった使い方をしてください(余談ですが、ミスで同じ質問を2つしてしまったのですが、結果的に回答のブレの目安となりました)。 全体傾向として、青と赤の面積が大きいものが、クリエイター

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  • 書評 「悲劇的なデザイン」|深津 貴之 (fladdict)

    BNNさんから、「悲劇的なデザイン」をご恵投いただきました。 デザインで人が死ぬ書はデザインの「倫理」と、「間違った使われ方の影響」について語っただ。今年のアタリの一つ。 ひどいデザインの影響力は、一般に想像されるよりはるかに大きい。 医療ミスが発生して患者が死ぬ。フェリーが衝突し、飛行機が墜落する。選挙の結果で、特定の候補者が有利になる。さらには悪意あるデザインによって、ユーザーは騙され間違った選択を行わされる。 著者は、このような問題の原因を「ユーザー不在のデザイン」に置く。クリエイター(あるいはスポンサー)のプライオリティが、ユーザーよりも高くなったとき、ひどいデザインは生まれる。目先の指標の追求が強くなりすぎ、そのサービスが行うべき真の価値は、たやすく捨て置かれてしまうのだ。 しかし、目先の指標(利益)を安直に追い求めた場合、企業は大きな代償を支払うことになる。顧客の流出、事

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  • 「年末に読むオススメ」読書バトンをはじめてみた|深津 貴之 (fladdict)

    冬休みに読む面白いを色々知りたい。そして10年前に流行った、ブログ・バトンが面白かったのでリバイバルしてみたい。そんな思いで唐突に #読書バトン を初めてみるなど。 以下の質問をnote内でグルグル回したら楽しいんじゃないかな?と思うので、興味のある人はぜひのってみてください(指名されてなくてもok) 読書バトン遊び方 ・人生を変えた3冊 ・行動・思考パターンに大きく影響した3冊 ・専門分野で、みんなが楽しめるオススメの3冊 ・専門分野で入門者に勧めたい3冊 ・雑学で面白い3冊 ・綺麗に完結した漫画を3冊 ・もっと流行って欲しい漫画を3冊 ・オススメの小説を3冊 聞いてみたい人3人ぐらい指定する 「 #読書バトン 」のハッシュタグをつける しんどかったら冊数やテーマを変えてもok 人生を変えた3冊 誰のためのデザイン 大学の先生に課題で出されてUIに興味を持ったきっかけ 理解の秘密 大学

    「年末に読むオススメ」読書バトンをはじめてみた|深津 貴之 (fladdict)
  • セクハラの構造問題が議論されるべきなのに、被害者同士の殴り合いで発散していく地獄|深津 貴之 (fladdict)|note

    の#MeTooムーブメントが、妙な方向にドリフトし始めて、ちょっと残念な展開に。 はあちゅうさんの勇気あるセクハラ被害の告白で、日の大企業の裏にあるセクハラ問題の闇についにメスが!…と思いきや、議論は思わぬ方向へ。はあちゅうさんの過去の言動が原因で、童貞炎上が発生し、大企業そっちのけで、はあちゅうさんに逆流する地獄絵図。 来ならば、大企業のセクハラ体質や、それを隠蔽する構造にメスが入るはずで、業界全体で是正の圧力がかかるべきでした。それが異次元の方向に発散して、収集がつかなくなっている。結果的に、社会問題から個々人の泥仕合いへとスケールダウンする流れ。 大企業の危機管理担当者からすれば、まさに神風。10年に一度の業界正常化のチャンスが、うやむやのまま消滅しそうです。 むしろ童貞騒動が、国内の#MeeToo運動を破壊しかねない展開に、ちょっと危惧しています 童貞をネタに弄られて、

    セクハラの構造問題が議論されるべきなのに、被害者同士の殴り合いで発散していく地獄|深津 貴之 (fladdict)|note
  • noteのエディターをカイゼンしました|深津 貴之 (fladdict)

    実は10月ぐらいから、色々とエディターに手を入れていました。新機能!という訳ではないのですが、コツコツと改修しております。 エディターが落ちなくなりました!珠玉の原稿が途中で消滅するのは、ユーザーエクスペリエンス上の最悪の悲劇です。僕も何度か原稿を消しましたが…ついに!この問題が解決しました。最優先マターとしてお願いしてたカイゼンです。最近noteでエディターが落ちること、ほとんど無いんじゃないでしょうか。 この辺は、モグラ叩きのようなものなので、引き続きポコポコと問題を潰していく所存です。 テキスト選択時のコピペのバグが解決しました!テキストを選択した状態でコピーアンドペーストをすると、テキストを選択した状態でコピーアンドペーストをすると、テキストを選択した状態でコピーアンドペーストをすると …みたいな感じに、選択部分が重複ペーストされてしまう問題を解決しました。地味にウザイ問題でしたが

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  • ビジュアル・プログラミングの勉強方法|深津 貴之 (fladdict)

    ビジュアルアートの教、「Generative Design」が、ついに再販されました!長らく欠品でプレミアムがついていた一品です。 以下はGenerative Designの序文への寄稿を、一部加筆修正したもの。表現者、技術者それぞれが、アートとプログラミングを学ぶための方法です。ビジュアルコーディングに興味のある人はどうぞ。(あと僕の落書きはこちらから見れます) Generative Design 序文Generative Designの日語版が、いよいよ出版されました。書は、プログラミングによる視覚表現の「最高の教」です。この素晴らしいの序文として、何を書くべきか非常に悩みました。結果として、歴史やカルチャーの話をするよりは、このの読者に最も役に立つであろうことを、書くことにしました。表現者と技術者がビジュアル・コーディングをどう学習すべきか、についてです。 表現者が技術

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  • シェアブースターの実験を開始しました|深津 貴之 (fladdict)

    実験的にシェアブースターの検証を開始します。モバイル版の画面に、シェアボタンが表示されます。 今回の施策は、あるていど賛否両論が予想されます。しばらくは実験期間だと思ってください。 シェアブースターってなに?コンテンツのシェア率を増加させる施策を、便宜的にシェアブースターと呼んでいます。今回のアップデートで、モバイル版の画面下部に図のようなボタン群が表示されます。 これは調査実験的な試みなので、今後の検証次第で、再び外される可能性もあります。 なぜ必要なの?一言で説明すると、「シェア率をの増加」が、noteのユーザー体験に大きく寄与するためです。たくさんシェアがされることで、新規ユーザーの増加と、読者の感想の増加が予測されます。 読者数の増加と、感想の増加は、クリエイターの満足度や継続率にポジティブに働きます。また、新しい作家がnoteを始める率が高まります。 作家数とコンテンツ量が増加す

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  • AI企業としてのAdobeの戦略 (本編)|深津 貴之 (fladdict)

    隠れAIプレイヤーだったAdobeが、今回のMAXでいよいよ表舞台に立った。 前記事では、Adobeの構造と収益体制について解説した。今回は編として、AdobeがAI戦略で、何を狙っているのかを考察する。 *注 筆者はAdobe社から、Adobe MAX 2017への招待を受けて参加しています。…が、それはそれとして中立で書きます。Adobeさん、都合の悪いこと書いてたらごめんなさい! Adobeが学習しているモノは何か?AdobeのAIプレイヤーとしては、特殊性なポジショニングを持つ。その特殊性を理解するには、まずAdobeが何を学習しているのか?を理解しなければならない。多くの人々は、「AdobeのAIは画像認識」だと考えている。だが、それは大きな間違いだ。画像認識は、AdobeのAI群のわずか一部分にすぎない。 では、AdobeのAI質は何か? Adobe Senseiの質は

    AI企業としてのAdobeの戦略 (本編)|深津 貴之 (fladdict)
  • note.muで書体を選べるようになりました|深津 貴之 (fladdict)

    noteチームはコツコツと改善に取り組んでいます。9-10月でユーザーの継続率が20%アップしました!フォロワー数や読者数の増加を、肌感覚で感じたクリエイターさんもいるのではと思います。 そんなわけで、note10月後半のアップデートのお知らせです。 noteでゴシック体「も」、使えるようになりました。実験的にnoteのクリエイターさんが、自分のノートで使う書体を選べるようになりました。クリエイターさんが、作風にあわせた空気感を出せるよう、noteチームが応援いたします。実験的に僕のアカウントだけゴシック体でしたが、これからは全員に解放されます。 書体選択をサポートした背景について。実は統計的には「ゴシック体」の方が可読性が高く、読者に好まれる傾向があります。noteとクリエイターさん両者の利益を考えると、「多くの人に作品を見てもらう」ことが最優先事項です。このため、ゴシック体の導入を検討

    note.muで書体を選べるようになりました|深津 貴之 (fladdict)
  • AI企業としてのAdobeの戦略 (前提編)|深津 貴之 (fladdict)

    今年のAdobe MAXの話題は、人工知能「Adobe Sensei」一色だった。 ステルスぎみのAI企業だったAdobeが、いよいよ浮上してきた今回のMAX 2017。 数年前から「AdobeはAI銘柄」と言い続けてきた僕としては、とても感慨深い。 以下、自身の雑感まとめ。大きな戦略レイヤーの話がメインなので、個々のテックはICSさんの記事などをご参考。 *注 筆者はAdobe社から、Adobe MAX 2017への招待を受けて参加しています。ですが、それはそれとして中立で書きます。Adobeさん都合の悪いこと書いてたらごめんなさい。前半エントリではAdobeのAI戦略を理解する前提として、「AdobeがAIや未来に投資しだした背景」、「Adobeのビジネス構造」の2つを論じる。 AI戦略の始まりは月額課金へのシフト まず最初に、AdobeがAIプレイヤーとして、急速に浮上してきた背景を

    AI企業としてのAdobeの戦略 (前提編)|深津 貴之 (fladdict)